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混乱回避へ苦肉の策=「首相候補」に参院・若林氏−自民(時事通信社)
自民党は8日の両院議員総会で、16日召集の特別国会での首相指名選挙で若林正俊両院議員総会長に投票する方針を決定、衆院選直後から続いた混乱はひとまず沈静化された。結束を維持するための苦渋の選択は、野党転落が現実となった同党のショックの大きさを浮き彫りにした。
「白票という自殺行為は断じてあってはならない」(谷公一衆院議員)。
「白票は権利放棄ではない」(甘利明行政改革担当相)。
首相指名選挙への対応をめぐり、細田博之幹事長ら執行部は当初、総裁選が特別国会後に実施され、新総裁選出が間に合わないため、「白紙投票」で臨む方向で調整していた。麻生太郎首相も8日になって総裁辞任を16日に早める考えを表明、混乱収拾へ環境整備を図った。
しかし、党内では「国会議員の職務放棄」などと、白紙投票への反対論が拡大。両院総会でも出席者から、若林氏や総裁選挙管理委員会の野田毅委員長で統一するよう求める声が上がり、執行部方針に賛成する議員との間で議論が延々と続いた。
もっとも、業を煮やした細田氏が「白紙投票がいいという人は手を挙げてほしい」と求めたのに対し、挙手したのは20人程度。執行部方針はあっさり覆され、細田氏が若林氏への投票を提案すると、拍手で了承された。
中堅・若手からは「オープンないい決め方だった」(山本一太参院議員)と評価する声も出たが、野党の首相候補選びとあってか緊張感は最後まで欠けたまま。当の若林氏も「若林正俊自身に大きな意味があるとは思っていない」と自嘲(じちょう)気味に記者団に語り、党幹部の一人は「本当は衆院選惨敗の総括こそしないといけないのに」と嘆いた。
自民党内の関心は今後、麻生氏の後継選びに移る。しかし、候補に挙げられる谷垣禎一元国土交通相や石破茂農水相、町村信孝前官房長官らはいずれも総裁選出馬について、様子見の姿勢を続けている。両院総会では、中堅・若手が提出した出馬に必要な推薦人20人の要件緩和を求める動議も否決され、総裁選の行方は混沌(こんとん)としているのが現状だ。(2009/09/08-22:40)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009090800953
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