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【神州の泉−高橋博彦】
2009年9月 7日 (月)
城内実さんについて
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城内実さんが、テレ朝お昼の全国放送のワイドショー番組『ワイド!スクランブル』に一人招かれて、静岡七区の選挙戦のことや自民党の敗因、民主党についていろいろと意見を求められていた。城内さんの圧倒的勝因はぶれないこと、信念の人がその通りであったことは疑うべくもないが、その不動の信念でも、静岡県民が彼を支持した最大の理由は、『郵政民営化』が国防的事案であるといい続けて、一貫して反対の立場を崩さなかったことにある。
小泉・竹中構造改革という[売国国策]の中心が郵政民営化だった。ゆうちょ・かんぽの持つ郵政資金、及び郵政グループが有する不動産、その他の資産規模を見ると、これは国家経済を容易に左右する額の巨大な国民資産である。聖域なき構造改革の最終目的は、この膨大な国家資産をアメリカが収奪する目的で強行されたものである。いわば、小泉改革の真の目的は、アメリカの意図を汲んで、日本の優良資産をアメリカに移転することにあった。
2005年当時、城内さんは自民党議員でありながら、党是となっていた郵政民営化に頑強に反対し、その売国性と法案の矛盾を糾弾し続けた。その一貫した愛国的姿勢は現在であっても微塵の揺るぎもない。小泉政権の国益毀損性、国民生活への打撃を最も初期から良く見抜いていた有識者がエコノミストの植草一秀さんである。その意味で城内さんと植草さんは、大きな枠で言えば、国益を防御する立場に一貫して立っている。
植草さんは、民主党に政権を移すことを熱心に説き、小沢一郎氏に強い期待をかけた。この点で、管理人も植草さんの意見に賛同し、民主党と小沢氏を応援した。そのことについてまったく後悔はない。自民党が回転させた悪しきイナーシャはあまりにも大きい。これを止めるには、小沢さんの政治的豪腕に頼る局面だと思っている。彼の毀誉褒貶の政界漂泊を見れば、批判的な行動もそうとうあるが、腰の軽い現代政治家の中にあっては、唯一の重厚な政治姿勢があり、信用できる。
ただし、民主党には、永住外国人の参政権付与や人権擁護法案成立への気配がある。これらは管理人は絶対に認めるわけには行かない。管理人は国防的観点から言えば、城内実さんや平沼赳夫さんに近い。だから管理人が静岡七区の住民であったら躊躇しないで無所属の城内さんに投票していた。
日本の政治は小泉政権によって、アメリカに対する最後の面従腹背の気勢が消滅し、完全に米国、米系国際金融資本の隷従政権と化した。これに抵抗し声を上げた有識者は軒並み表舞台から追放され冷や飯を食うという状況にいたった。ひどい場合は、植草さんのように国策捜査を仕掛けられ、その言論活動を封じられるという現象も起こった。鈴木宗男さんや佐藤優さんの場合は、基本にロシアからのエネルギー資源の安定確保という志向があったからアメリカに睨まれたのだと思っている。
これは田中角栄氏が、石油メジャーに掌握された中東経由の原油確保以外のルートに原油確保を模索したことがメジャーの逆鱗に触れ、ロッキード疑獄に嵌められたことを髣髴とさせる。このようにアメリカは、エネルギーでも食料でも日本の独立気運に関わることにはナーバスに反応し陰険な圧力をかける。日本を何でも自分の言うことを聞く属国にしておきたいのがアメリカだ。この桎梏から離脱しなければ日本は決してまともな国にはなれない。
さて、城内さんにおべっかを使っていたテレ朝の姿勢についてだが、政権交代までは絶対に城内さんが言う郵政民営化危険論はタブーであったはずだ。それがコロッと手の平を変えて、城内さんを全国放送に出した。民主党を批判できる人物なら、昨日まで最大のタブーであった人物も平気で登用するのが大手マスコミの節操のなさだ。日本の大問題の一つはマスコミに愛国心の欠片(かけら)もないことだ。
ただ、管理人は城内さんがテレ朝全国放送に出た事実に対し、ひとまず胸をなでおろした気分だ。それは、もし今回の総選挙で政権交代が為しえず、自公政権が存続した場合、言論の自由は完全に潰されていたはずだからだ。特にネットの政治言論は完全な形で封鎖されていただろう。その意味でも民主党政権に移行することは、歴史の必然と言えるものだった。
何度も言うが、郵政民営化の見直しは国防的な優先事項である。民主党は郵政「事業」の見直しとマニフェストに謳っているが、本当は「事業」の見直しと言うよりも、売国法案の見直しという認識でやってもらいたい。民主党は大きな腹を持って、郵政民営化の見直しについては、城内さんの意見を良く伺った方がいい。国のためだ。城内さんは率先して協力する姿勢があると思う。郵政民営化の見直しこそ、喫緊の国家的課題なのだ。
管理人は、なるべく近い将来、城内実さんに日本国宰相になってもらいたいと思っている。
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