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「権力弾圧で議員失職・公民権停止中」ゆえ、今衆院選にはネットも含めて参戦できず悔しい思いをした、
大阪府門真(かどま)の前市議会議員の戸田から、選挙結果についての分析評論です。
今衆院選挙での民主圧勝・自民党大敗と並んでの重大ポイント、いや質的にはそれらよりも重大と言って過言
でないポイントは、カルト政党公明党が8選挙区全敗・議席10減で結党以来初めての大敗北に陥った、という
事である。
これは実に重大な事であるが、この問題を深く分析した論評を誰もしないので、戸田がみっちり分析して呈示
する。十分に精読してもらいたい。
1:自公政権は単なる連立ではなく「自公合体政権」であり、池田大作創価学会の「総体革命」(=日本乗っ取
り計画)戦略の中での、マスコミ・芸能業界操縦、司法も含めた 行政官僚世界への浸透(人材送り込み)と
一体となった政治支配体制である。
2:その政治世界での強さの根幹は、創価学会公明党の「選挙での絶対的強さ」=集票力 の実績にある。
これがあるからこそ、他の政党・政治家は公明党にあるいはなびき、あるいは恐れて 正面切った批判をせ
ずに萎縮している。
(「選挙の強さ」以外にも種々の「汚い工作をやる体質」評価も大きな影響力を持っているが。)
3:その公明党の「選挙での絶対的強さ」=集票力の源泉は、創価学会員の命令絶対服従の「信仰パワー」と鉄
の組織性を基にした強烈な選挙集票活動動員である。
4:そして「現世利益=信心すれば必ず実現する」との信仰の創価学会にあって、選挙指 導部は(学会員が頑
張れば)「必ず勝てる選挙」を組み立て、「勝てる選挙しかしな い」ようにするから(昔はともかくも)、
学会員にとっては「闘えば必ず勝てる」=「必勝不敗」の喜びと誇りを選挙の度に与えられる構造となってい
る。 これで選挙闘争に喜んで邁進していく心理構造になっていく。
なんせ、かつては世間にさげすまれていた階層の人々が、この10年間は「国家の中枢を握る政府政権与党
の構成員」に「大出世」したのだから、その「信心の正しさ」は現世利益として実証されまくっているのだ。
その誇らしさと自信は察するに余りある。
5:しかしこれは同時に、常に勝利を与えていないと信仰が崩れる、組織行動力が崩れるという要素と表裏一体
である。
「勝てる闘いしかやらない」、「勝てる闘いしか経験していない」事は、「たとえ負けても闘い続ける」、「利
害損得抜きに闘いに挑む」という「犠牲を厭わない大儀の心」をこの組織員達から喪失させている。
「上部の指揮に従って、勝利の蜜を味わえる闘いしかしてこなかった」者には、「自分の頭で考えて、大儀の
ために犠牲を払ってでも、負けても闘う」事は出来なくなってしまっている。
そのような苦しい闘いを指導部が発令したら大衆の逃亡、組織の瓦解に発展してしまう。
(「勝っている時は強いが負け始めると瓦解する」というのはニセの大儀だけあって真の正義性がない侵略
軍〜「八紘一宇」の日本軍や「自由と民主主義」のアメリカ軍などとも共通する。)
6:だからこそ、今回の党首も幹事長も、8小選挙区全てで、「常勝関西」も、他の地方も全て敗北した事の衝
撃は、創価学会公明党にとっては取り返しのつかない、凄まじく巨大な、致命的決定的な、立ち直り不能な、
組織壊滅的敗北なのである。
考えてみるがいい。「選挙当選は信心の証」として信心パワーを発揮した政党で、全国全てで申し合わせた
ように敗北したのだ。1つや2つの「取りこぼし」として言い訳できるものではない。
これはもはや「宗教的宣告」をされたに等しい、決定的敗北である。
「お前らの信心が間違ってるから、仏罰が当たったんじゃ!」と言われて当然の大敗北なのだ。
もちろん、敗因は自公悪政への報い・投票率アップ・民主党旋風の社会的情況の中で公明党への日頃の嫌悪
感が吹き上がったためであり、かかる情況になれば、いかに信仰的に熱狂して選挙闘争をしようと、ももとも
と公明党には小選挙区では勝ち目はないのである。
つまり「負けるべくして負けた」のだ。
しかし、そういう社会学的事実を認識する事は、創価学会公明党のようなカルト集団員には苦手な事だし、
それを認めるのは自分達のここ20〜30年の「選挙連続勝利の体験」、とりわけ「政権奪取維持10年の選挙勝
利体験」の否定になってしまうから、そんな「痛い事実」には目を向けたくないのだ。
7:公明党のあまりの敗北に驚いて、一部の人たちは「これは公明党の路線転換=比例区正当への専心・民主党
との協調・幹部の入れ替えのために、池田大作がわざと仕組んだ敗北だ」と穿った事を言っている。
こういう話を語っているのは、敗北感を糊塗したいと思う公明党関係者かもしれないし、公明党とは関係の
ない善意の「事情通」かもしれない。
こういう話を聞いて、創価学会公明党の権謀術数体質からすれば「さもありなん」と思う人もいるかもしれ
ないが、真相は絶対にそうではない。
■これは正真正銘、創価学会公明党が被った意図せざる大敗北なのだ!
戸田はなぜそう断言するのか?
既に説明したように、「公明党は選挙に絶対に勝てる」というのが創価学会公明党のアイデンテティであり、
それがまた公明党以外の勢力への最大の睨みになってきたので あって、「選挙に負ける公明党」、しかもあれ
ど「完敗する公明党」を一度でも演じてしまったら、そのアイデンテティも他への睨みも完全に崩壊して組織
の力を維持できなくなってしまうのは明白である。
連勝連勝の高揚感が崩れたとき、会員の心には虚脱と自信喪失が、他からは侮りが起こってもう2度と元の
熱狂や他からの畏怖心は戻らない。だから「池田大作の意図として負けた」、という策謀は絶対にあり得ない。
これは創価学会公明党が被った正真正銘の大敗北なのだ!
8:「不敗神話」が完全崩壊して政権から追放された公明党は、もはや小選挙区で当選の 見込みはなくなった。
どの政党にとっても、もはや公明党と選挙協力するメリットも必要も全くない。
そしてまたこの10年間の自公悪政実績は、公明党が「福祉や平和の党」でなく権力亡者のカルト政党であ
り、公明党と汲んだらしゃぶられるだけ、という実態が誰の目にも明らかになった。
つまり化けの皮が剥がされた、実態が明らかになったのである。
従って、「無駄な労力を使わずに勝利する」功利主義に徹する創価学会公明党としたら、今後は衆院選挙で
は小選挙区には立たずに比例区のみで勝負する政党に転換していくだろうと思う。
自治体議会では今まで通り議員を擁していくし、参院選挙も今まで通りだろう。
そして「全国全てに存在する公明党票の力」を使って、衆院選挙小選挙区では民主や自民の大政党候補者に
「票回しのエサ」をぶら下げて影響力を行使する手法を使っていくだろうと思う。
またたとえ小選挙区全面撤退の大転換はしなくとも、(他の小政党のように)いくつかの小選挙区で「比例
区復活当選」を狙う目玉候補者を立てて闘う事を表の主軸、候補者を立てるか立てないかの揺さぶりで大政党
と裏取引をする事を裏の主軸とする手法へ の戦術転換はするだろう。
いずれにしても、池田大作存命のうちは創価学会公明党の政治的影響力は無視し得な い大きさを保ち続ける。
ただ、「選挙絶対不敗の公明党」の「威光」は完全に過去のものとなった。
これは日本の民主主義の進展にとって大変良い事である。
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戸田HP http://www.hige-toda.com/
選挙結果分析のツリー
・「自由論争掲示板」http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=tre;id=01
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衆院選特集(大阪6区中心)http://www.hige-toda.com/_mado04/2008/shuuinsen/index.htm
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