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八ッ場ダム本体の入札一時停止「新大臣に従う」
国土交通省は、民主党が政権公約(マニフェスト)で「建設中止」を掲げている八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の本体建設工事の入札を、一時停止する方針を決めた。
政権交代後、新たな大臣の指示に従う方針。国交省は新大臣にダムの必要性を説明して事業を継続したい意向だが、最終的には指示に従わざるを得ないとしており、入札の一時停止が建設中止へとつながる可能性がある。八ッ場ダムの本体建設工事の入札は今年1月に公告された。入札期間は今月11〜18日で、24日以降に落札業者を決める。
国交省は2015年度の完成を目指し、8月31日に提出した来年度予算の概算要求に、事業費194億円を盛り込んだ。しかし、八ッ場ダムについては、民主党がマニフェストで「中止」を掲げているため、民主党を中心とした連立政権誕生後、新大臣が着任する前に入札を実施した場合、民主党から強い批判を受けると判断した。また、落札業者と契約後、建設中止が決まって解約した場合、多額の違約金が発生する可能性があることも考慮した。
ただ、金子国交相は1日の閣議後記者会見で「50年、100年単位で、利水と治水の両面から考えていただきたい」と述べて事業の継続を求め、谷口博昭次官も31日の記者会見で「事業の経緯や考え方をしっかり説明させていただきたい」と、建設続行に理解を求める方針を明らかにしている。
群馬県の担当者ら困惑
国交省が入札を一時停止する方針を決めたことに、群馬県特定ダム対策課の坂井賢一課長は1日、「国から入札延期という説明は来ておらず、情報を待っている。県として、八ッ場ダムは、利水面からも治水面からも必要なダムだという立場は変わっておらず、完成しなければ利水・治水上困る」と困惑した様子で語った。
地元の群馬県長野原町では、4日から町議会が始まる。11日には町議会ダム対策特別委員会を開き、国土交通省八ッ場ダム工事事務所の幹部を呼んで事情を聞く。水没予定地の住民にも、同省に説明を求める声が高まりそうだ。
同町川原湯地区の樋田洋二・ダム対策委員長(62)は「何十年もかけてきた話なので、今さら慌てても仕方がない。正式な説明を受けてから対応を決める」としている。
(2009年9月1日12時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090901-OYT1T00481.htm
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