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「議席ゼロ」「会見なし」幸福実現党の静かな夜
2009年08月31日 06:56 JST
【PJニュース 2009年8月31日】30日に投開票が行われた第45回衆院選。宗教法人「幸福の科学」を母体とする幸福実現党は、小選挙区と比例代表計337人を擁立し、候補者数では「最大の会派」。しかし、選挙戦を通じて新聞・テレビでは「諸派」扱いされ、投票が締め切られた午後7時を過ぎても、東京・銀座の党本部にあるプレスルームは閑散としていた。
幸福実現党のプレスルームがメディアに開放されたのは30日の午後4時。会場には、PJニュース、共同通信、ニコニコ動画がビデオカメラを設置したほかは、ちらほら記者やスチールカメラマンの出入りがあるだけ。午後8時に開票が始まっても党役員が姿を見せることはなく、記者たちは5Fのプレスルームのテレビで、民主党の大躍進を眺めているだけだ。
党本部2Fの休憩所や1F受付前にもテレビが設置されており、そこでは受付のスタッフや党の広報担当者たちが、ぼんやりと開票速報を見つめている。広報担当者の一人は、「小選挙区では厳しい戦いになる。比例代表でぎりぎり入れるかどうか」と、厳しい戦いを予測していた。そのせいか、幸福実現党候補者の当選確定がいっこうに報じられない開票速報を前にしても、党本部のスタッフたちの間には「予想外」といった困惑の表情はない。
「予想以上に民主の風がすごい。(幸福実現党は)やはり比例代表での勝負になると思うので、その結果が出るまで会見は開けないかも」(広報担当者のひとり)
テレビでは、自民・公明両党の大物の落選や民主党の単独過半数獲得といった速報が続々と報じられている。政権交代が現実のものとなった熱気がテレビ画面からあふれ出ているが、ここ幸福実現党本部は、まるで取り残されたように静寂そのものだ。
午後11時半すぎ。いまだ幸福実現党からは一人も「当確」が出ない。広報担当者が報道陣に対して、「今日は会見は行わない」「全ての結果が出てから、明朝10時に会見を開く」と告げた。共同通信とPJニュースは、「今回の選挙で最も多くの候補者を立てている政党の見解は、投票した人々も知りたがっているのではないか」「当確が出ないから引きこもったと思われかねないのでは」「会見ではなくぶら下がり取材でもいいからコメントを」などと食い下がったが、結局、決定は覆らなかった。
選挙の結果、幸福実現党の議席はゼロだった。【了】
http://www.pjnews.net/news/533/20090831_7
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