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昨夜はみなさん、大いに美酒に酔いしれたことでしょう。
歴史に記録さるべき2009年8月30日という日は
鳩山代表の清々しくも決意に満ちた表情を目にすることから始まりました。
そして歴史的な一日の幕開けを飾るに相応しいあの感動的な一文。
4年前に見た悪夢の記憶は
この文を目にした時に完全に振り払われたといって良いでしょう。
誰しもがこの瞬間「勝利」を確信したはずです。
できることならばいつまでもこの余韻に浸っていたい。
しかしながら現実世界は常に動いています。
今後、首班指名〜組閣〜そして新政権としての政策を次々に打ち出してゆく
順調に運んでくれればそれで良し、
というわけにはいかないのです。
「政権交代」をこいねがったみなさん。
たしかに形はできました。
さて。
「マニフェスト」としてあらかじめ提示されていた「契約書」
これに対してみなさんは留保無しに同意して一票を投じたのですか?
今後吾等が望みに合致する契約は確実に履行して貰わなければならない。
しかし、
これは「?」と思う条項も幾つか含まれていたはずです。
ヒトラーの言ではないが
「私を選んだのは諸君である」などと、
勝手に要らぬ政策まで実行されては困ります。
選挙で票を投じることが主権者の唯一許された行為であるなどと勘違いされて貰っては困ります。
吾等に選ばれた存在である以上は
我らが望むところを誠実に探り、
可能なものから実現して頂く。
これこそが「政権交代」というスローガンの元、
皆がそれぞれの場で戦い続けてきた大いなる動機ではないですか。
今回の結果を冷静に分析し、今後の憂いを取り除くこと
早急に果たしてほしいしかも可能なことを提言すること。
とりあえずは「首班指名」を待つ間に吾等が果たしておくべき仕事であると考えます。
選挙結果を分析するにあたって、重要と思われる点をメモしておきます。
1)公明の動きを決するもの。
選挙区全員討ち死にはもちろん重要な(喜ばしい)留意点ですが、
比例区も800万票に達しませんでした。
10万票以上の目減りが見られたのは次の各ブロックです。
東北、南関東、東京、東海、近畿、中国。
一方で増加はゼロ、前回並みの目減り最小限であったのが
北海道、四国、九州の各ブロック。
母体での"教祖"の帰趨も含めて、
「比例区に徹する」方向転換に留まらず
政治からの全面撤退もありうるかも知れません。
希望的観測ではありますが。
2)民主党(推薦も含む)完勝県は以下の通りです。( )内は県内定数。
岩手(4)福島(5)長野(5)新潟(6)愛知(15)!
滋賀(4)長崎(4)大分(3)沖縄(4)
特に九州では「民主党」よりも社民党あるいは「沖縄革新」の牙城であったのですが
近年保守化傾向にありました。
一定の歯止めがかかったと評価できるかどうか。
来年の「政権交代」定着かうたかたかを問う政治決戦=7月参議院選に続いて
11月、沖縄県知事選挙が行われます。
この選挙で流れがホンモノかどうか結論づけられるでしょう。
3)逆に今回の暴風の中で自民(+平沼)が半数以上を確保した県は以下の通りです。
( )内は当選数/定数です。
富山(2/3)福井(3/3)
島根(2/2)鳥取(2/2)岡山(3/5)山口(3/4)
高知(3/3)愛媛(3/4)
熊本(3/5)宮崎(2/3)鹿児島(3/5)
FTA積極とみられた影響でしょうか?
とすれば自公側のネガキャンが功を奏したともいえます。
4)東京で落とした4つが8区・11区・17区・25区の4つでした。
選挙戦終盤でどなんとぅが檄を飛ばしたように
17区以外の3つは連立予定3党との信頼関係を図るバロメーターでもありました。
17区以外は復活もならず、
特に保坂展人・有田芳生という貴重な戦力を失ったことが今後に影を落とさねばよいと痛切に思います。
5)マスコミは早速「小沢チルドレン」などと、
小泉〜武部のでたらめな人選になぞらえてその真価を隠そうとしていますが
質がまったく異なります。
彼ら彼女らは、新人ながらも
小沢流のヴ・ナロードを愚直に実践して勝ち上がってきたのであり、
彼らこそ「主権者の意思」を体現できる勢力といえるのです。
「分析」からは脱線しますが、
今回初当選組(一部議員経験若干ありの若手も含めて)が
既存の政界の垢にまみれた悪慣習に染まった"先輩議員"に汚染されぬうちに
最も主権者民衆と結びついて
革命的偉業を遂行するに相応しい人材であることを
速やかにそして強烈にアピールしておく必要があると考えます。
その方法に関しては熟慮中。
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