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http://list.jca.apc.org/public/cml/2009-August/001162.html
[CML 001180] 8/30 「小選挙区制反対・議員定数削減反対 討論会」に参加して
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2009年 8月 31日 (月) 01:37:26 JST
紅林進と申します。
本日、8月30日は衆議院総選挙の投票日でしたが、まさにその選挙制度
の問題点を考え、討論する集会が文京区民センターでありました。
「小選挙区制反対・議員定数削減反対 討論会」です。
主催は「小選挙区制廃止をめざす連絡会」で、本日の参加者は51名。
まだまだ少数派で、この問題にもっと多くの人々に関心を持ってもらう必要
がありますが、同連絡会では、昨年4月にも、小選挙区制廃止をめざす集会
を行いましたが、その時は45人の参加で、今回、参加者も若干増えました。
遅々たる歩みですが、この1年間の小選挙区制反対の活動と新しい出会い
の結果でもあります。
衆議院は小選挙区比例代表並立制で、小選挙区から300人、比例代表から
180人という、小選挙区中心の選挙制度ですが、小選挙区制は、多くの死票を
出し、少数意見、少数派政党を切り捨てる、民意を正しく反映しない制度です。
今回の選挙で、民主党は比例区選出の議員定数を現行の180議席から
100議席に大幅削減すると公約しています。
最初に同連絡会の村岡到幹事(政治の変革をめざす市民連帯事務局長、
『ブランB』誌編集長)の開会の挨拶の後、羽原清雅氏(帝京平成大学教授)
が「日本の政治をダメにした小選挙区制」と題して講演。羽原氏は朝日新聞
政治部長として、小選挙区制導入当時から、小選挙区制に反対して来れれた
方で、『もうひとつの世界へ』誌 第18号(2008年12月号)に「民主主義を
問い直す衆院選」という論文も書かれています。
羽原氏の講演では、「ハトマンダーの挫折」(1956年)や「カクマンダーの
強引」(1973年)など小選挙区制導入に至る戦後政治の流れや土井たか子
衆議院議長(当時)の斡旋の小選挙区制導入に果たした役割、今回の選挙
における各党の選挙制度に関するマニュフェストの比較、そして小選挙区制
の建て前と問題点などを詳しく説明されました。ただし民主党政権になっても、
民主党が公約に掲げた比例区議員定数の削減をそう簡単には実施できない
だろうとも述べられました。なおこの点に関しては、質疑応答でフロアーから
異論も出されました。
司会は同連絡会の林克明幹事(草の実アカデミー)で、羽原氏の講演の後、
8人の賛同人が、小選挙区制や議員定数削減の問題点やそれに反対する
運動の進め方などについて発言。江原栄昭氏(新社会党東京都本部副委員長)
からは、小選挙区制・議員定数削減反に反対する、もっと広範な実行委員会を
形成しようとの提案も出されました。なお賛同人の中には、今回の選挙を闘い、
本日も選挙事務所に詰めていて本日の討論集会に参加できなかった人も
いました。
その後、フロアーからの活発な質疑応答と意見表明が行われました。
最後に司会の林克明氏が、この小選挙区制や議員定数削減の問題は、
誕生するであろう、民主党主導政権との対決点の一つ、発火点になる
だろうと締めくくりました。
なお同連絡会では、『小選挙区制NO! 二大政党神話の罠』(ロゴス刊)
というブックレットを発行していますが、講師の資料とともに、本日の討論会
参加者全員に配布されました。
小選挙区制廃止をめざす連絡会の連絡先は下記です。
連絡先:Eメール:logos at lake.ocn.ne.jp
電話:03-5840-8525
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