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(回答先: うまく貼り付けできませんでした。これなら大丈夫でしょう! 投稿者 明日のジョー 日時 2009 年 8 月 30 日 16:16:15)
鬼気迫る、火の出るような演説。
http://takashin110show.blog119.fc2.com/blog-entry-649.html
小沢一郎
選挙のプロなんていう言い方は相応しくない。
普通の国民が、政治参加できる「選挙」というものの可能性を信じて止まない男の生き様なのだ。
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(中略)
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40分前。
会場と言われた小松ドームの駐車場に着く。
第一印象。
……なんにもネェじゃないか?
人はもういる、座っている。
砂かぶり席はもう満杯といった感じだが、駐車場のサイズからすると迫力はない。
「マイクのテスト中、あ、あー」
例の音響の仕込みの様子。
風もある。
秋になったというか、夕方にはもう寒いくらい風。
もうマスコミのカメラの位置も決まり、照明やPAの用意も出来つつあるが
そこはお世辞にも沢山の聴衆がこれから国を変えるかも知れない人達の話を聴く空間ではない。
間の抜けた、田んぼの真ん中にある広めの駐車場の片隅に、ビールケースに平台をのせただけの急造の演台があるだけ。
こんな状況で、ホントにやるのか?というのが正直なところ。
ところが、定刻が迫るにつれ、どこから湧いてきたのかと思うくらい人でごった返しはじめる。
もう、あっという間だ。
「駐車場が満杯」のアナウンスがはいる。
そう、ここは基本的には自家用車で来る以外、現実的な移動手段がないヘンピなところにある会場。
だから、みな車で来るのだが、もう止める場所がないくらい、車で溢れかえっているということらしい。
そんなこんなで、定刻にはもう大変な事になってくる。(追記:6000人!それは凄い)
急遽、演台を高くし後ろからでも見え易くし、照明の位置も変える。
聴衆には駐車場の地べたに腰を下ろしてもらう。
座ったり立ったりがたいへんなお年寄りも沢山いる。
でも文句ひとつ言わずに協力し合いながら座る。
気がつけば田んぼの真ん中の駐車場がにわかにアリーナに化けたようなそんな賑わいが出来てしまっている。
なんの祭りだこれは?という風景だ。
実にこれは演劇的で、その中にいながらにして面白さを感じてしまう。
よく人気の芝居を立ち見で見に行って、
立錐の余地もないくらいのギュウギュウ詰めなのに「もう一人分お詰めくださーい、はい、セーノ!」って詰め込まれて観てたときのことを思い出す。
ふと、世阿弥の頃の「能」とはこんな感じだったんじゃないだろうか、と思う。
夕闇が迫り、聴衆がざわめくのをソデで聞きながら、今日の調子を決める。
抜き差しならない関係。
総決起集会とはいえ田中美絵子候補を値踏みする最後の試金石だ。
おかしなことを言えば聴衆が黙ってはいない。
この日の小松はそんな期待と不安が入り交じったそんな感じだった。
希望が待っているかも、いや逆に失望も待っているかも知れないという感じ。
またそれとは別に「有名人が来る」というだけの野次馬のノリも、ある。
ヒリヒリしたような、悲喜こもごもというか、期待だかなんだかが、ある。
小沢さんだ!
誰かがつぶやく、途端に、急速に磁場ができる。
そこは単なる駐車場だったのに、磁束密度があがる。
効果音もなく、派手なスポットライトもない、ましてやCO2の白煙の演出なんてあるはずもない。
が、それだけで、現れただけで会場の温度が上がる。
すがるような聴衆の手。
砂鉄が磁石に吸い寄せられるように、手。
満面の笑みでゆっくりと一人一人に応えながら会場中を練る。
利権じゃダメなんだ、キチンと国民の方を向いて政策をやらなきゃダメなんだ。
主張だ。
聴いている者、一人一人に向かう、主張。
開けっぴろげの懐。精一杯の息を孕んで余すことなく政権交代という信念を説く、というか絞り出す。
「みなさん、投票に行きましょう!」
一歩間違うと、ぶっ倒れるんじゃないかとハラハラするくらい、叫ぶ。
アッタリ前のことをアッタリ前に言ってるだけなのに、胸に迫るものがある。
テクではない、ソウル。
いやテクがあることは当たり前、それ以上のソウルと言い換えよう。
そのくらい小沢一郎の言葉には凄味がある。
これが政治家の演説か……
よくぞここ小松を300選挙区の最後に選んでくれたものだ。
男が一人やってきて、語るだけ。
それだけでこんなことになるなんて……得難い経験をした。
その後を受けた田中美絵子氏の進境著しさ。たくましさに目を見張る。
実は私は今年の初詣の時、白山姫神社で、たまたま同じグループでお祓いを受けていた。
(追記:説明すると長くなるので割愛しますが、偶然でした)
そのとき握手をした時の印象は、まだ“秘書”然としていて、腰の低い新人という感じだったのが、
この半年で化けた。
覚悟ができ、ハラが決まり、猛勉強をし、開き直ったのだ。
万雷の拍手と声援がその証。
彼女は聴衆を掴んでいた。
聴衆も彼女を信任した。
利権で釣る政治にはもう限界が来た。
やはり、変えるしかない。
多少、面倒かも知れないが、田中美絵子氏の100分の1くらいの覚悟でいいので、ハラを決めて、今までよりちょっとだけ政治に関わる生活をしないと、世の中を誤るかもしれない。
さぁ投票しに行こう。
こんなチャンスはもう巡ってこないかも知れない。
すこしでもマシだと思うところに投票しに行こう。
国民審査は竹のつくヤツと近のつくヤツは「×」で。
「○」とか書いたら無効だし、「白紙」は信任だからね。
「×」書くことでしか表現できない誠にいびつな制度なのです。
制度批判も込めて、全員「×」でいいんだけどね。
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(転載終わり)
わたしも投票に行ってきた。
大阪府堺市の選挙区。人出は多い。
「その時」が来るのを待っている。
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