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政権転覆という未踏の大冒険
日本人よ、目指せ、慎太郎でなく裕次郎を!
1.アメリカンドリーム=Risk Taker
日本の国会議員世襲率の高さは米国人には理解不可能だろう。
リンカーンやワシントンの末裔が国会議員とはとんと聞かぬ。民主党オバマは奴隷の末裔だ。唯一の著名世襲議員は史上最低人気の共和党ブッシュ親子、対する最高人気民主党ケネディ直系Jrジョンは(免許取得直後)自家用飛行機の操縦に失敗して事故死(冒険死)した。
ビルゲイツ(ハーバード中退後マイクロソフト創業)は典型的なアメリカンドリーム体現者として、米国人の尊敬・賞賛・憧れの的だ。
日本では、ホリエモン(堀江貴文)が海外メディアで好意的によく取り上げられるのも、日本の規制文化にチャレンジした若者としてその冒険精神を評価するためだろう。
KDDI創始者、京大出身エリート技師千本倖生も「リスクも取らず独占企業でエリートコースとか世襲の安泰生活なぞ最低の糞人生」とWASPのルームメイトにはき捨てられ一念奮起したと起業の動機を述べている。※千本倖生氏(イー・モバイル)の講演より
※NTT入社2年後のアメリカ留学でルームメイト(米国の典型的なWASP)に日本の価値観で「電電公社の職員」と誇ると「独占企業は悪。そこでエリートコースなんて最低の糞人生、リスクを取り起業し競争してこそ尊敬される」と批判され「頭の良いヤツほど、リスクをとる」と留学後半年で悟りベンチャー企業人生の原点となったと語っている。
2.「太平洋ひとりぼっち」の堀江青年;犯罪者か英雄か
1962/5/12手作りヨット“マーメイド”で大阪を密出国、太平洋横断に成功し8/12サンフランシスコに到着した堀江謙一の快挙の評価は日米で両極端だった。
日本では密出国犯罪者と糾弾するマスコミが大挙して押しかけ非難の嵐に家族が涙の謝罪を迫られる最中、
米国では押し寄せるマスコミの驚嘆と賛辞の渦のなか、もみくちゃにされた堀江青年はVIP待遇で政府のエライ人に面会しスゴイ宿舎でバスにつかりフカフカベッドを提供されて安眠する。
この米国の賞賛を見た日本政府・マスコミは態度豹変し、堀江を、犯罪者→逮捕→投獄ストーリーから一転して不処分とした。
しかし密出国の責任は日本政府にある。政府は(ヨットで太平洋横断などという前代未聞の冒険出国を断じて許さず)パスポート発給を拒否した為やむなく堀江は密出国したのだ。
このように日本のお上は民の冒険を堅く禁ずる。
戦後本田総一郎が四輪車部門進出と米国への輸出を企てたとき、無謀と断じて不許可とした通産省官僚と激しく遣り合っている。
(それが今では、官僚が不可能と断じた車輸出に依存しすぎで経済総崩れ←今昔の感あり)
民の冒険をここまで管理・排除する欧米民主主義国はない。
英米では冒険申請はほぼすべて許可し、死者もでるが自己責任と騒がず放置する。競争社会だ、自己責任だと喧伝するが日本のお上は自己責任を取る大冒険はチャレンジすら許さない。
このように冒険を禁じるお上と、冒険を恐れる日本人気質(日本人は米国人より冒険好きDNAが少ないとの事実が判明)が世襲を容認し、波風立てず変革せず長いものに巻かれて黙って過ごす風土を助長してきたのだろう。
3.堀江に憧れた裕次郎
太平洋ひとりぼっちで日記風に語られた手記を原作に、堀江謙一の快挙を翌63年石原プロを設立した石原裕次郎は「太平洋ひとりぼっち」で映画化した。
市川崑が演出したこの春冒険映画は、堀江に憧れたヨットマン裕次郎が主役=堀江を演じ配給先は石原プロと日活。
反お役所、半権威の象徴堀江に憧れたように、
石原裕次郎は権威やエスタブリッシュメントに生涯挑み続けた冒険者だった。
タブーだった北原三枝との結婚を、米国脱出で強引に認めさせ、絶対ムリと大反対された独立を企てて石原プロを設立し、借金まみれの危険を冒して69年「栄光の5000キロ」(東アフリカ・サファリ・ラリー優勝記録)、その後「黒部の太陽」など冒険に挑戦する男を描き興行的にも成功させた。
「権威を盾に威張る奴はキライ」が口癖だったという反骨精神こそ裕次郎の真骨頂だ。
4.堀江を非難した慎太郎
これに対し同じヨットマンの慎太郎は「太平洋横断なんて大ウソで大阪湾に隠れていただけだろう」と堀江を貶めた。
この両極端の反応は慎太郎と裕次郎の本質的な違いの鮮明な対比で、両者のその後を暗示する。
5.差別発言と身びいきの慎太郎
国会議員から都知事となった慎太郎は
「差別発言を止めよ」と01/3、国連人種差別撤廃条約委員会から勧告を受けても、
「三国人」や「生殖機能を失ったババア」「文明がもたらしたもっとも悪(あ)しき有害なものはババア…」発言、
フランス語に対する侮辱、障害者への差別発言、拉致被害者曽我ひとみさん等、数々の問題発言を止めず、
‘82年には選挙運動中に対立する自民党候補故・新井将敬のポスターに「’66年北朝鮮より帰化」とのシール3000枚を張った第一秘書が現行犯逮捕された。(新井は落選)
アジアでの買春ツアー(著書『国家なる幻影』で自白)、都教委による教職員への「日の丸・君が代」強制処分、新銀行東京の失敗や民意を無視したオリンピック誘致の強引な手法、
他方で、都庁出勤は平均週に3日、動静不明の時間が異常に多く、
“官官接待”に高額支出(冬柴鐡三・約20万円、徳田虎雄・約21万円、麻生太郎・約17万円…)、公用車を仲間の政治家の選挙応援に使う公私混同、
四男の「画家」延啓くんを「余人をもって代え難い」と絶賛し税金で海外旅行三昧させその友人を都の企画に特別に採用し、外遊時はいつも特別豪華なホテルの部屋を夫人と使用…
末端職員なら首だけど、お代官様は許される…というか都民は許している。昔々ファッショはダメ!と美濃部都知事に完勝させた都民パワーはどこへいってしまったのだろう。
選挙では「裕次郎の兄(甥)!」と石原軍団を出陣させて息子2人を難なく衆議院議員に当選させ、伸晃様は今や時期総裁の最有力候補であられる。
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裕次郎を連呼して体制磐石なエスタブリッシュメントとなった兄や甥を、
裕次郎は草葉の陰でどう見ているのか。
生きていたら兄殿様の乱行を許しただろうか。
自由・独立な裕次郎の冒険魂は、それでも俳優良純が引継だと見て満足か。
6.現代の最大の冒険は…
北極、エレベスト、アマゾン、5000kmレース…?いやいや極地にいかずとも、現代の最大の冒険は今ここにある。反政府、政権転覆活動だ。
ここ数年この冒険で何人が命を落としたことだろう。一挙に増加した不審死や冤罪被害者は命賭けでお上を糾弾した冒険者の列伝、誇り高き墓碑銘だ。
特殊法人の闇に迫り刺殺された石井絋基、郵政問題を暴露し痴漢冤罪で投獄された植草氏、違憲判決の3日後に首吊り自殺した大阪の判事、遺書をしたため違憲判決を書いた亀岡判事、…その他多くの現在日本の冒険野郎に弔辞と敬意を表す。
7.キューバ革命は82人の若者で達成
キューバ革命は8人乗りのプレジャーボート「グランマ号」に、ゲバラら82名の若者が乗り込みメキシコを出航したことが始まりというマンガチックな話だが、82人の若者が立ち上がったことが革命の始まりだ。
有権者よ、
一族安泰を祈願し崩壊間近の上りエスカレーターの指定席獲得に奔走するのではなく、落ちこぼれとして外側からこのエスカレーターを加速させて壊す冒険野郎に、
慎太郎ではなく裕次郎になろう!
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東京8区は
内申書裁判でエスカレーターから落ちた保坂展人とエスカレーター特権指定席でのぼり街道まっしぐらの同じ年のサラブレッド石原伸晃の激突だ。
裕次郎か慎太郎か、壊れかけたエスカレーターに乗るのか壊す動きを加速させるのか…、
有権者が冒険野郎の熱き一票を投ぜんこと、強く期待する。
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