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8月29日8時0分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000053-sph-soci
自民党の鳩山邦夫前総務相（６０）＝福岡６区＝は２８日、福岡・うきは市で開かれた激励会で「自民党を蘇生（そせい）、再生する救世主に指名して下さい。“大きな力”をお与え下さい」と総選挙後の９月に行われる自民党総裁選への意欲をにじませた。激励会では「総理大臣に一番近い鳩山邦夫」と紹介されるなど、総裁待望論も渦巻いている同氏。３０日に迫った投開票日を終え、どちらが与野党になるにせよ実現すれば、兄の民主党・鳩山由紀夫代表（６２）と「兄弟党首」となるが、果たして―。
邦夫氏風に言えば「白いハト対黒いハト」の兄弟対決が、国会で、しかも党首討論という形で実現するのか。邦夫氏はうきは市のＪＡにじ本店駐車場に集まった３０００人の支持者の前で、決意を表明した。
「私は正義を貫いて参りました。自民党は変わらねばなりません。自民党を蘇生、再生させる救世主に指名して下さい。自民党を変える、日本を変える“大きな力”を私にお与え下さい」
待ってました、とばかりに、観衆から拍手、喝采がわき上がった。これまでも、邦夫氏は総裁選への、意識をにじませてきた。６月２１日にＴＢＳの番組に出演し、党総裁選が衆院選前に実施された場合、出馬の可能性を示唆しており、地元では、その動向を注視していた。この日の激励会では、地元県議から「総理大臣に一番近い鳩山邦夫」と紹介された。総理かどうかはともかく、総裁への期待の声は大きい。
０６年の総裁選では出馬の意向を固めながら、推薦人が集まらず、麻生太郎氏の推薦人代表となった。そして０８年の総裁選では麻生氏をかつぎ、総裁にすることに成功。だが、日本郵政問題をめぐって「正義を貫いた」結果、麻生首相と仲たがいする結果に。推薦する存在がいなくなった。
陣営では「本人は総裁選の“そ”の字も出してません。今、我々が戦っているのは、この選挙区ですから。どこで足をすくわれるかわからない」と、民主党・古賀一成氏とのデッドヒートに全力投球の構えで、自民党改革の意気込みを総裁選と関連づけることを否定する。
だが、総裁への道が実現すれば、兄の民主党・鳩山代表と“兄弟党首”ということになる。邦夫氏は「言いたくないが、仮に、万が一、自民党が野党になるかもしれない」と総選挙の苦戦を覚悟しているが、近い将来、兄弟での党首討論を見据え「黒いハト」（由紀夫氏）への攻撃を続ける。
◆福岡６区（久留米市、大川市、小郡市、うきは市など）
▽立候補者
鳩山 邦夫（６０）自民前
古賀 一成（６２）民主前
佐藤 浩（４６）幸福新
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