★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK69 > 839.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/08/chiav.html
2009年8月26日 (水)
植草事件は二度とも、国策が絡んだ謀略事件である
【重要! 植草一秀さんを応援したい方は、お手数ですが、植草さんのブログにある、政治ブログ・ランキングのクリックを是非お願いします!!一日に一度、クリックをお願いします! 管理人より】
下記の投稿は2006年9月13日の京急電鉄における植草事件の3日後に管理人が書いた記事へ、本日コメンがあったものである。今は、京急事件から三年目になろうとしていて、その間、いろいろな進展や経緯があったことを完全に無視した投稿になっている。本来は反応せずに削除対象とするものだが、関連して少し反応しておく。
__________________________________
申し訳ありませんが、植草さんが無罪か有罪か、
本人以外の者には確かめようがありません。
これが科学的な態度でしょう。
次に法律的な態度といえば裁判所の判断です。
次に常識的な態度といえば世論の声です。
どれをとっても植草さんが無罪だと断定する材料はありません。
もちろん有罪かどうかもわかりません。
それを「信念」? で無罪だと断固主張するのはある意味、一種の「信仰」ですよね。
「信仰」が社会批評の分野に入ってくれば非常に危険なのはオウムを見るまでもなく明らかです。
どうか、一度精神状態を自ら省みてください。
投稿: Chiave | 2009年8月26日 (水) 10時18分
___________________________________
今頃になって、このような愚劣な意見を堂々と述べるのはよほど植草事件の経緯を知らないか、公判事実を調べていない証拠である。植草氏がやったかやらないかは本人しか知らないのであるから、その観点こそが科学的態度であると断言している。一連の京急事件に関する公判は、傍聴記と速記録取得という形で、私を含めて数人の支援者によって、その主なところはネットで公開してきた。これをいろいろな方々が検証してきている。この方が科学的態度である。初期には国策逮捕か、ただの冤罪かで支援者にも意見の食い違いはあったが、現在は国策逮捕が支援の趨勢になっている。
管理人も傍聴したが、第二回公判に出た検察側証言者の証言は、甚だしく矛盾に満ち、その証言の矛盾や不合理性は目に余るものがあった。この公判速記録はプロの速記者を雇って作成されたものだから、証言者、検察官、弁護士、判事の言葉を、一字一句違えずに正確に写し取っている。この速記録は、多くの人に事件を知ってもらい、法廷で何が証言されたか、検察や裁判官がどういう裁判の進行をしていたのかを知らせることと、客観的な公判資料を提供して、多くの人に事件を検証してもらうことにあった。
検察、判事、弁護団が使用した映像や図解は、再現できなかったが、法廷内で言葉に発せられたものはすべて記録し、それを一部プライバシーの部分は伏せて、ネットで公開したことは、自分でも画期的だったと思っている。この公判速記録は、最近までサイトで公開していたが、一部に植草一秀さんご本人や管理人の思惑に合致しないことに使おうとする動きが出てきたので、今は非公開にしている。法廷内資料は関係者が必要として発表したもの以外は、通常外には出てこない。その意味で法廷外に、この速記録以外に正確な公判記録は存在しない。
管理人が取得した速記録を使用せすに、京急事件を正確に再現することは法廷関係者以外には出来ないのである。すでに速記録の複製を持っている人がいると思うが、それを自分の検証に使用することは、いっこうに構わないが、今後、公的な表現物に速記録を使用することは厳禁する。ただし管理人が承諾したことに対してはその限りではない。
さて、話を戻すが、管理人が京急事件の翌日から、この事件(品川手鏡事件と京急事件)の背景に小泉政権の謀略があることを唱えたのは、まず、マスメディアの初期報道に対して、多大なる違和感を感じたからだ。警察が選別してメディアに流した第一次情報を、メディアは何ら客観的な検証もなく、怒涛のように報道した。偏向報道の極致である。最も不自然だったのは、メディア側に植草さん側の弁明報道が皆無だったことである。
京急事件の直後は、事件に関する充分な情報が得られず、報道された物の矛盾を衝くしかなかったが、すぐに気づいたことは、品川手鏡事件が、京急事件の連続性として強く扱われていたことだ。初期報道には必ずと言っていいほど、品川手鏡事件が有力な客観性として報道内容に含まれており、肝心の京急事件に関する内容については、警察が発表した、被害者と称する女性の言葉しか取り上げていない。
この事件に関して、マスコミは警察の第一次リークを鵜呑みにした報道しかしておらず、独自に関係者に取材した形跡がないのだ。被害者が強姦された場合などは、法廷やマスコミ報道による二次被害の問題があるが、迷惑防止条例違反の場合は、顔をさらさず、匿名性に徹して取材を行うことは決して無理ではない。あるいは被害者の友人や関係者から事情を聞くということも、それまでのマスコミならば、当然のように行っていたはずだ。ところが京急事件に関してはマスコミは一切取材に動いていない。最初から最後まで警察ソース一辺倒である。まるで、この事件があらかじめ予定されていたことがわかっていたような応対ぶりだった。
メディアは、その独自取材を一切行わず、警察の発表をこれでもかと、針小棒大に流し続けた。このメディアの報道姿勢に奇妙な違和感を持った管理人や他の支援者は、事件直後に京急蒲田駅に事情を聴こうとして何度も電話をかけたが、いっさいその件では相手にされなくなった。明らかに緘口令が敷かれていたのだ。著名人の事件であるから、緘口令を敷く状況はまったくない。多くの取材が駅に殺到することは確かに迷惑かもしれないが、例えば、テレビ局数社の代表取材くらいは受けられたはずだ。そういう取材経緯があるのが通例である。
実はこの時点で、植草さんの有力な支援者であり、メルマガで有名な小野寺光一さんが、京急蒲田駅の駅員さん数名に、しっかりと状況を取材しているのだ。この状況を知らせてもらった支援者仲間の一人は、その情報を支援者仲間に知らせず、一人で握りしめたが、彼は何に怯えたのか、管理人に長電話をしてきて、「この支援活動からいっさい離れたい。私の支援の痕跡はいっさい消去して欲しい」と泣きべそをかいて、支援から離脱することを何度も訴えた。
相手が相手だから、恐怖に怯えて逃げ出す者を止めるわけにも行かなかった。管理人は「それなら仕方ないよな。残念だが、なるべく上手く逃げてくれ、気をつけてな」と言った。そのあと、彼は携帯も固定電話も解約して、2ヵ月間行方をくらました。半年後に思わぬ方向から管理人に、京急事件直後の蒲田駅ホームの情報が伝わった。それは小野寺さんが取材した内容とほぼ同じものだった。
恐怖に負けて逃げた者がリアルタイムでその情報を支援者に教えてくれていたら、即座にそれをネットや「紙の爆弾」で発表し、管理人の国策捜査説も早期に強い信憑性を持っただろう。残念である。怯懦(きょうだ=怯えること)は、時には罪深いものだということを実感した。植草事件は政治謀略なのである。応援もそれなりに腹を括る必要がある。
さて、品川手鏡事件であるが、メディアは有罪結審したこの事件を錦の御旗のように扱って、京急事件を既遂事件だとまくし立てた。2004年4月の品川での事件は、植草さんを追尾した警察官の行動自体が常軌を逸しているし、植草さんが構内防犯カメラの映像記録を調べればわかると言ったのに、警察側は故意にその映像記録を潰しているのだ。植草さんが嵌められたのは4月8日である。
植草さんがそれを確認して欲しいと言ったのが4月11日。この時の映像記録が警察側に証拠保全されていなければおかしい。しかし、警察は20日頃に、「保全期間を超えて記録は残っていない」と言ったのだ。それは植草さんがやっていない映像が見事に残っていたから、警察側が故意に証拠隠滅したとした考えられないではないか。
同様に、京急事件公判でも、問題の犯行時間とされる時間帯で、植草さんがそういう痴漢行為を何もやっていなかったことを目撃していた人物が、法廷証言したにもかかわらず、裁判官はその証言を採用しなかったのである。品川駅での(2004年)防犯カメラの映像記録を警察が隠滅したことといい、真正の目撃者を裁判官が頭ごなしに否定したこと(2006年)といい、二度の植草事件は、国家の権力機構とマスコミが関与した謀略事件と考える以外にない。
冒頭のコメンテーターは、やったかどうかは植草さん本人にしかわからず、それを擁護している連中は非科学的だなどと、時代錯誤なことを言っているが、管理人はきちんと法廷に傍聴に行き、公判証言録をつぶさに検証したうえで、ものを言っている。何も調べもせずにエネルギーを使いもせずに、擁護者たちを信仰だ、非科学的だと決め付けるのはいかがなものであろうか。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK69掲示板
フォローアップ: