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(回答先: 効果のなかった水際作戦、厚労省の対策は後手後手に(天漢日乗、8.25)【無能大臣桝添の責任も大きい】 投稿者 南青山 日時 2009 年 8 月 26 日 00:43:21)
旧ソ連にルイセンコという生物学者がいました。彼は「環境の操作により植物の遺伝性を後天的に変化させうる」という学説を主張しました。これはスターリンの願望と一致したため、共産党公認の学説となりました。
ソ連の農業はこれに沿って改革されることになりました。種子を撒く前に低温の環境に置くことで種子は低温に耐える遺伝特性が得られるなどというもので、全国から穀物が増産したなど成功の論文や事例が次々と報告されました。実際には、ルイセンコに言われたとおり雪の上に種を撒くと種は発芽前に腐ってしまったりしたのですが、事実をそのとおり発表した研究者などはシベリヤの収容所に送られてしまいました。
スターリン体制が崩れると、ルイセンコ学説は全くのデタラメで、ソ連に著しい農業被害がもたらせれたことが明らかになりました。
厚生労働省にはX氏という上級の技官がいました。彼は豚インフルエンザ対策の一つとして、水際で食い止めるオプションもあるとマスゾエ大臣に進言しました。これはマズソエ大臣の願望と一致したため、豚インフルエンザの主要な対策として位置づけられることになりました。
日本への侵入を食い止めるために成田などで宇宙服もどきのスタイルの検疫官が飛行機に乗り込んで検疫をおこなう『水際作戦』の様子がTVで連日報道されました。厚生労働省の専門家の多くは『水際作戦』が不可能なことは知っていたのですが、正しいことを述べるとX氏、ひいてはマスゾエ大臣に逆らうことになるので、木村もりよ医師など一部の人を除いて異を唱える人はいませんでした。
間もなく政権交代となりマスゾエ氏も大臣の職を解かれることになりましが、その前に国内で豚インフルエンザ患者が大量発生して『水際作戦』は完全に破綻してしましました。
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