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昭和二十年の今日八月二十三日
スターリンが日本兵のシベリア輸送を命令した日に
千鳥が渕でシベリア抑留の慰霊祭が催されています。
今年は民主党参議院議員の円より子、谷博之、今野東の三人が来ましたが、
(残念ながらいつも来る鳩山由紀夫は来なかった。秘書ぐらい来てもいいのに)
自民党は一人も来ませんでした。
この数年自民党は、参議院議員会館での集いにも一人も来ない。
この運動が政治運動化してから約三十年。
少なくとも十年余り前まで(つまり最初の二十年余り)は
自民党が中心であった。
その時に抑留者に取り入っていた、自民党の議員何人かに
ワイフは五月の全抑協三十年大会の後にメールで問い合わせたが、
自民党議員は一人も返事を寄越さなかった。
本来ならこの自民党議員の名前を個別に出して糾弾するところが、
太田龍先生の急逝で後を託されたほうに忙しくて、
選挙の期間に入ってしまった。
自民党議員のこの様変わり。
抑留者が年々減って票にならないからか。
そういえばシベリア抑留問題に冷淡になったのと引き換えぐらいに
北朝鮮拉致と目立つほうに切り替わった自民党議員のなんと
多いことか。
この拉致問題は西村真悟氏(現・改革クラブ)が真剣に国会質問していた時に、
政権与党の自民党の重鎮議員たちは、夢物語の被害妄想のように
鼻でせせら笑って聞いていた。これは当時のビデオに歴然だ。
もっとも共産党に至っては、今抑留者に取り入っているが、
「シベリア抑留者が立派な共産党員になるまで帰国させるな。」
と当時の共産党の徳田はソ連に申し入れて、
抑留されている人たちの家族をどん底に突き落とした。
その総括をせずに善人面して、のこのこ関わって、
しかも日本の侵略戦争とセットに、
抑留者を洗脳しつつあるのは、自民党よりももっと悪い。
シベリア抑留は共産国家ソ連による大規模な日本人拉致問題。
北朝鮮も共産国家。しかも帰国事業で北朝鮮を「地上の楽園」と宣伝して、
地獄へ送り込んむ音頭をとったのは、共産党で、
ぬけぬけと赤旗に北朝鮮礼賛の記事を載せている。
これは戦中派時代からの拉致問題の同志、黒坂真氏の研究に詳しい。
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/nityoseizishico/seito_nittyoseizishi_tyonrimaundoco.htm
過去の総括は何も大東亜戦争だけではない。
国も人も過去の総括なしに、過去に目をつぶっては道を誤るのである。
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