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小沢が仕掛ける最終壊滅作戦
2009年8月23日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
鳩山代表が「表」の顔なら小沢代表代行は「裏」の顔――。連日、全国で街頭に立つ鳩山、菅、岡田に対し、小沢は黙々と新人候補の事務所訪問を続けているが、その訪問先選びは絶妙だ。民主勝利への最終仕上げが着々と進んでいる。
●比例名簿で保守票上積み
小沢が、19日訪れたのは福岡県行橋市。大分県との県境で福岡11区にあたる。実は、ここに民主党公認候補はいない。自民党と戦うのは民主が推薦する社民党の新人女性・山口はるなだ。選挙期間中に党首クラスが他党候補の事務所を訪問するのは異例。
「福岡11区は自民党の公認争いに勝った武田良太が強く、事前の情勢調査でも当選は堅いとみられてきた。しかし、小沢さんが、わざわざ他党候補のそんな選挙区に足を運ぶなんて驚いた。社民党との選挙協力のアピールの意味合いもあるでしょうが、小沢さんが行くのは『激戦区』。いよいよ福岡11区も分からなくなってきたということです」(地元記者)
公示日の18日、小沢は北海道に入った。訪問先は、北海道5区の民主公認・小林千代美の選挙事務所。小林の相手は、あの町村信孝だ。自民全敗の可能性が伝えられる北海道の最後のトリデである。そんな場所で、小沢はテレビカメラを前に「ここで勝利することは日本全体の選挙の行方にも大きな影響を及ぼす」と声を張り上げた。町村が震え上がったのは想像に難くない。
「『小沢が入った』というだけで、相手は見えないプレッシャーを受ける。一方で民主の候補は『イケる』となり、陣営全体がシマる。その空気は有権者にも伝わる。街頭に立つより効果は大きいのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
小沢は比例名簿でも、小選挙区の票の上積みを狙った巧みな仕掛けを行っている。東京で小池百合子潰しのために元自民党衆院議員の小林興起を単独比例にしたように、石川では元自民党参院議員の沓掛哲男を、岐阜では05年選挙で佐藤ゆかりを支援した元自民党県議(今月14日離党)を比例名簿に登載した。
「いずれも名簿下位ですが、小選挙区で民主候補が当選すればするほど、自分の当選確率が高くなるから本気で動きます。もともと自民党議員の彼らはきちんと後援会組織も持っている。組織が弱い民主党にとっては貴重な保守票です」(民主党関係者)
自民党は壊滅へまっしぐらだ。
(日刊ゲンダイ2009年8月20日掲載)
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/gendai-02042543/1.htm
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