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http://netallica.yahoo.co.jp/news/90106
自民党が結党以来の危機に見舞われているのは、選挙結果でまた麻生自民が生き延びるのはたまらぬと有権者が思っているからだ。
「55年体制発足から半世紀以上続いてきた政官財癒着の自民党政治をこれ以上続けていいのか。有権者の意思は、まさにその一点に尽きると思います。漢字が読めない、決断力がない麻生さんというリーダーは、自民党政治の衰退、劣化を象徴する存在だった。ようやく政権交代を実現できるチャンスが訪れたのだから、国と国民生活をボロボロにした麻生政権、自民党政治はノーということです」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
05年の郵政選挙で小泉ヒトラーにまんまと騙(だま)された有権者は、その後も選挙で信を問うことなく続いた安倍、福田、麻生3代の無責任政治で、格差拡大、地方疲弊、雇用破壊、医療・年金崩壊、財政破綻とさんざんな目に遭わされ続けてきた。
ようやく選挙民自らの手で、自公デタラメ政権を崩壊させようというところまでたどり着いたのだ。明大教授の井田正道氏(計量政治学)がこう指摘する。
「経済成長路線が終止符を打ち、政治改革が始まった90年代に有権者の意識は、希望から不安へと変わり、政権交代を模索し始めた。ところが、政党が政権交代に堪え得る存在になりきれず、20年近くの期間を経てやっと機が熟したのです。明治以来続いた官主導の政治の流れを、自民党支持者も含めた有権者が変えようという歴史的な転換点といえます。今回の動きはやがてやむ風ではない。大きなトレンドです」
麻生みたいな無能リーダーしか担げない自公政権は完全に時代の潮流からはじき飛ばされてしまった。
「それは茨城県の医師会の反旗や、自民党支持だった経済同友会や青年会議所が民主のマニフェストを同点、あるいは自民以上に判断していることからも明らかです」(井田正道氏=前出)
55年体制の残滓(ざんし)でしかない麻生自公政権は、民主支持層や無党派層ばかりか、身内からも見放されつつあるのだ。
●支持政党なしの無党派層の選挙民が国を変える
無党派層の7割は「反自民」といわれる。彼らが動いて投票率が上がった選挙は、過去にも番狂わせが起きた。その最たるものが都議選だ。投票率は前回より10ポイント増の54%に達し、民主党の圧勝に終わった。
それだけに、NHKが17日発表した世論調査に、自公候補は青ざめている。今月14日からの3日間、全国の男女に投票に行くか聞いたところ(1687人が回答)、「必ず行く」と答えた人が71%に達したのだ。「行くつもりでいる」が20%。合わせて91%だ。ちなみに「必ず行く」は1週間前の調査より4ポイントもハネ上がった。ちょっと例を見ない関心の高さだ。
「政治に対する怒りでしょう。都議選でガス抜きどころか、ヒートアップしている。麻生首相は解散から選挙まで40日間の“冷却期間”を置いたが、裏目に出ているということです。小沢代表代行が直前になって、新潟5区や神奈川8区などの空白区に候補者を擁立したのも、有権者の関心が高まっているから。『うちの選挙区からも候補を出してくれ』という声が民主党支部に殺到し、本部がその要望に応えたのです」(政界事情通)
崖っぷちの麻生自民は、なんとか無党派層を振り向かせようと必死だ。鳩山代表ソックリの男が「バラ色の人生」を吹聴するアニメCMをネット上に公開し、無党派層にアピールしたりしている。
しかし、こちらも効果ゼロだ。共同通信が「支持政党なし」と答えた無党派層69.6%に「あえて支持するとすればどの政党か」と質問したところ、民主党支持は37.9%。自民党支持17.6%のダブルスコアだった。
無党派層の決起がこの国を劇的に変えることになりそうだ。
(日刊ゲンダイ2009年8月18日掲載)
2009/8/21 12:36 更新
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