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http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-08.html#20090821
朝日、読売の世論調査で民主党300議席、の数字が紙面を踊りました。以前から自民選対の戦略の無さは指摘しています。終盤に民主党の国旗切り刻み問題を持ち出し、保守層に訴えかけていますが、一般人は何が悪いのか、ピンと来ていない人も多いでしょう。それは最近、旗日に日本国旗を立てる家庭も少なくなったように、自民党の長期政権の間に国旗自体の価値に、日本人が鈍感になった面があります。確かに強い保守層は同調できますが、国家に対する信を失った人間も多いように、国旗に対する念は以前と比べても、大分変わってきているのです。
これは景気対策にも言えます。GDPベースでは実質2%程度の成長を達成しましたが、実質的な個人所得はほとんど上昇しませんでした。非正規の拡大等もありますが、10年で100万円所得増を訴えても、明確にアウトバーンが示されないと、中々同調はできません。不満が懐疑となり、不信へと変わる。自民はこれまでを反省し、未来を語る。即ち『出直し』でなければいけなかったのに、他者の攻撃ばかりに集中している。悪く言えば『開き直り』をしているようにしか見えません。
舛添厚労相が「インフルエンザ拡大は個人の怠慢」と、訳の分からない攻撃をしていますが、他人を攻撃して自己を正当化する行為ほど愚かなものはありません。それは誰も評価しないのです。自分がどうしたいのか、どう変わるのかを訴え、この時期から批判に転じても遅くはなかったのでしょう。自民は色々な意味で、敗戦への道を歩んでいるといえるのです。
一方、民主は王道です。時期を図り、田中真紀子氏の入党を公表する。マニフェストの変更も、ブレと揶揄されますが、結果的に民主党への関心を引き続けることになりました。真夏の長期戦で、厭きさせることなく選挙の注目を引くには、上手い戦略だったと云えるでしょう。逆に、こうした選挙戦術はかつての自民党が得意としたものであり、最終的に民主の弱点とされた経済、外交面に一定の記述を載せ、党内を纏め上げることに成功しています。
しかし民主が注目を集め続けたのとは逆に、他の政党は埋没懸念に晒されています。元々、政権交代が主題になると小政党には目が向き難いのですが、マニフェストにも新奇性が少なく、また目新しい材料もないため、中盤戦は完全に置いていかれた形です。王道といえば王道ですが、政権与党を批判する野党的対応では、やはり国民の目はひきつけられないのでしょう。
恐らく、自民党候補はここから泣き落とし、情に縋る戦術が増えるでしょう。それほどこのタイミングで出た世論調査の結果としては、インパクトが大き過ぎます。勝たせ過ぎは良くない、等の責め方も考えられますが、お涙頂戴の悲壮感だけで、国民の不満が解消できるわけではありません。自分たちが何をするのか、明確に国民に伝えて来なかった時点で、やはり戦術が間違っているといえるのでしょうね。
★基本的には勝負あったというところだろう。
それにしても、選挙戦での自民の劣化ぶりはすごい。
まだ政権与党なのに、民主に対して、泡沫候補かネトウヨレベルの誹謗中傷しかできない。
挙げ句の果てには、桝添のように国民に八つ当たりする始末だ。
麻生が全面に登場するTVCMは、不快感しか覚えず(大多数の国民がそうだと思うが)、流すたびに票が減っていくのではないか。
麻生の顔を表に出さなかったマニュフェストと同じようになぜしなかったのか、理解に苦しむ。
いまの自民を見ていると、自業自得、因果応報という言葉くらいしか浮かんでこない。
ここまで酷いことになるとは、誰も想像できなかったのではないか。
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