★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK69 > 545.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【郵政民営化での直接の利権享受者のゴールドマンサックスCEO、ヘンリーポールソン、郵政民営化実現の功績を評価されてブッシュ政権の財務長官まで上り詰めた】
西川「2005年7月31日Battle of Okinawa(沖縄戦)って何だ?だんだん、露骨になってくるな〜」
持山「ああ、これね、ブッシュ選対顧問団がいよいよ衆議院選挙の準備を指示した時のミーティングですよ。」
2005年7月31日、夜
東京、大手町、日本経団連ビル、会長応接室
ほんの数日前梅雨明け宣言をした関東は、判で押したように、うだる様な熱帯夜となっていた。
会議用の円卓には、5人の日本人が相手方の登場を待たされていた。
小泉純一郎総理、竹中平蔵郵政担当大臣、飯島勲総理秘書官、奥田硯(ひろし)日本経団連会長、宮内義彦オリックス会長、
5人は、まるで、校則違反がばれて、職員室に呼び出された不良高校生のように憮然とした表情で待っていた。
すると、外の廊下から、英語の雑談と哄笑が響いて、ゼーリック、ポールソン、フェルドマン以下のブッシュ選対顧問団が入ってきた。
日本側を30分以上待たせたことに対する詫びは一切なく、ゼーリックは開口一番
「さあ、今日からいよいよ選挙準備だ!のんびりしている暇はないからな!!」
といつもの威圧的で口火を切った。
小泉「おい!ちょっと待ってくれ!参院での審議は始まったばかりなんだ。今のところ目立った動きはないし、郵政民営化法案は可決されるかもしれないんだぞ!なあ、飯島」
飯島「はい、今のところ目立った造反の動きはありません。」
ゼ「甘いね(笑)」
ゼーリックは鼻先でせせら笑った。
「小泉、お前、去年、何人かの先輩政治家の恨みを買ってるだろ?」
小「恨み?去年?う〜ん・・・ああ、そう言えば、中曽根元総理と宮沢元総理に政界引退してもらったけど、それかな?」
ゼ「もう一つヒントをやろう(笑)郵政民営化に徹底抗戦している亀井静香の元ボスは誰だ?」
小「亀井の元派閥の親分は中曽根元総理だけど・・・もう引退して議席はないんだけどな〜・・・ああ!!わかった、中曽根の息子の参議院議員の中曽根弘文か〜」
ゼ「やっと、わかったか(笑)手間のかかる男だな、お前も。我々が入手した情報では、参院での採決の際に、中曽根弘文(注;現在の麻生内閣の外務大臣)が民営化に反対を表明して、造反組の核となるらしいと言う情報が入っているんだ。衆院で無理強いして、かろうじて5票差で可決させたけど、今その怨念は参院で充満している。誰か一人大臣経験者のベテラン議員が反対を表明すれば、反小泉の怨念は一気にその男を触媒として広がるぞ!!」
中曽根弘文は父の康弘とは違い、どちらかと言えば、寡黙で地味な男であった為、小泉としても全くノーマークであった。
ゼ「おい!飯島!お前この程度の情報も集められないでよく、総理秘書官が務まるな(笑)」
ゼーリックに睨みつけられて、海坊主のような強面の飯島も一瞬顔が強張った。
ゼ「中曽根造反が現実になれば、郵政民営化法案は95%以上の確率で参院で否決される。だから、今日からは衆議院選挙に向けての準備に入るのだ!わかったか!!」
小泉以下、日本側はゼーリックらブッシュ選対顧問団の情報収集能力に舌を巻いた。
7月1日の第一回ミーティング以来、選対顧問団は主を押しのけて、この日本経団連ビルに公然と居座っていた。
その間もゼーリックは、日々体を休める暇もなく、シーファー駐日大使と会って情報交換したり、親米派財界人と会い、情報収集と政局分析に余念がなかった。
しかも、今回の2回目のミーティングの間にも何回もワシントンに帰って、ブッシュに郵政民営化法案の国会での審議の状況を事細かに逐一報告していた。
ゼーリックの自信満々の政局に対する読みは、このような桁違いの情報収集力と、ジャパノロジスト(日本学者)と呼ばれるアメリカの日本学研究学者によるシミュレーションを総動員したものであった。
驚くなかれ、何と、ゼーリックらは参院での票読みすら独自で行っていたのだ。
☆興味を持たれた方は、続きは、下記拙ブログ【伏見顕正の「時を斬る」ブログ】でどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/duque21
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK69掲示板
フォローアップ: