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北ミサイルの脅威 対応強化 PAC3 全国配備へ 防衛省拡大方針 【J-rcom】
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/488.html
投稿者 きすぐれ真一 日時 2009 年 8 月 20 日 01:58:45: HyQF24IvCTDS6
 


2009.08.16
 北ミサイルの脅威 対応強化 PAC3 全国配備へ 防衛省拡大方針 【J-rcom】 
http://www.kamiura.com/whatsnew/continues_137.html

記事の概要

弾道ミサイルに対処するミサイル防衛で、防衛省は15日、空自のPAC3を全国に拡大配備する方針を固めた。追加の装備取得を平成22年度予算の概算要求に盛り込む。これで空自の高射部隊はすべてPAC3になり、また部隊削減で合理化を図る。

現在、PAC3は18〜19年度に首都圏をカバーする第一高射群(入間)に配備を完了。20〜22年度には名古屋や大阪に展開する第4高射群(岐阜と、九州北部を防護する第2高射群(福岡・春日)に導入。教育用に浜松(静岡)にも配備している。

これで全国に6つある空自高射群の3つに導入を計画していた。

残りの第3高射群(千歳)と、第6高射群(三沢)、第5高射群(那覇)の部隊はPAC2で運用する予定だった。

しかし今年に入って北朝鮮が弾道ミサイルの威嚇を活発化しており、日本全域を射程に収めるノドン200基など7発を発射、また搭載可能な小型核弾頭に成功しているとの分析がある。

これを受け、防衛省はPAC3を全国に広げる必要があると判断。6つの高射群全てをPAC3に転換することにした。

同時に、各高射群に4つずつ分散配備している高射隊について、大半の高射隊をひとつずつ減らす。削減する隊と存続する隊の再配置も、年末の22年度予算決定まで調整する。


コメント

これほどわかりやすく苦渋のFX(次期主力戦闘機)対応で、来年度の概算要求で現有するPAC2を捨ててPAC3に転換する意図を露見させる例も珍しい。

本来ならFXで退役するF4ファントムの後継機で、7機の予算要求が次期中期防衛力整備計画」(2010年より)で行われる予定だった。

しかしついに悲願の22戦闘機の導入は、アメリカ側から断固拒否されてしまった。その予算分を埋めるためにPAC3を導入することを決めたのである。これを「泥縄・・・・」というのではないのか。それにしても知的水準が低すぎる。

今やPAC3が拠点防御用の対弾道迎撃ミサイルで、テポドンなどには対応できないことは誰でも知っている。さらに北朝鮮が崩壊すれば、中国やロシアの弾道ミサイルに日本のMD(ミサイル防衛)が有効に機能できる確証はないことも知られている。

北朝鮮のミサイル危機もアメリカを引き出す交渉カードとして使われているだけだ。

またPAC3とPAC2の運用は明らかに違う。射程が20キロの対弾道ミサイルのPAC3と、敵の航空機や巡航ミサイルなど低空から高空までをカバーする射程100キロ前後のPAC2では、まったく違う運用(作戦)が行われる。

それなのに、ただ防衛予算欲しさに、我が国に防衛上重要なPAC2を捨てて、不要なPAC3を買う下心の下品さに呆れる。

もし民主党が次の総選挙で政権を取れば、このような亡国的な予算要求はキャンセルすべきと思う。まったく国の防衛の重要さがわかっていない予算案だからだ。

防衛費は防衛族という政治家に利権を与え、防衛官僚を天下りさせるためにあるのではない。この案が防衛省から出たのか、あるいは空自から出てきたのか。これほど質の悪い予算案は軍事を知らない防衛官僚が考えたように思える。

もし空自の制服が考えたのなら、そこまで根性が腐っているのかと非難されるだろう。
 

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