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植草一秀さんが京急事件の直前に訴えていた重要なこと!!(神州の泉)
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/461.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 8 月 19 日 18:39:02: twUjz/PjYItws
 

http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/08/post-e226.html

2009年8月19日 (水)
植草一秀さんが京急事件の直前に訴えていた重要なこと!!


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 植草一秀さんは、京急事件の直前に自公政権の犯罪的ないかがわしさについて、重要なことを語っていた。それはビデオ・ジャーナリストの神保哲生氏主宰の【マル激トーク・オン・ディマンド 第283回(2006年09月01日)】 に登場した時のことだ。そのタイトルは【シリーズ『小泉政治の総決算』その5 小泉内閣は改革政権にあらず ゲスト:植草一秀氏(名古屋商大大学院教授】である。

植草さんのこのビデオ・トークは、あの運命の京急事件(2006年9月13日)の12日前である。時期は小泉政権が安倍政権に交代する直前であった。植草さんはここでも痛烈な小泉政権批判を行っている。以下はこの時の植草さんの話をビデオ・ジャーナリストの神保哲生氏が語っているが、それを参照して書く。(※神保氏と一部重複する表現がある)

 かいつまんでその内容を言うと、小泉政権の五年間の痛烈な総括である。小泉政権は、あたかも構造改革によって日本経済を復活させたかのように、一般的な評価を受けているが、植草さんは言下に「笑止千万」だと、これを全面否定。「通信簿で言うなら、一旦「オール1」までさがった後に、ちょっと成績が上がった」ため、大多数の国民があたかも改革が成功したかの錯覚に陥っていると酷評する。

 小泉政権は緊縮財政と不良債権処理を推進することで、退出すべき企業は退出させる方針を明確に打ち出したが、この政策によって日本経済は金融恐慌寸前の状態に陥り、政権発足2年後の03年の4月末には株価が政権発足時の約半分の7000円台にまで暴落した。ここで、小泉政権の悪の本質を象徴する変節的な出来事が起こる。

 それは小泉政権は、この局面で自ら掲げた改革路線を180度転換させ、退出すべき企業も救済すると同時に、緊縮財政廬論もかなぐり捨て、国債発行30兆円枠も自ら放棄したのだ。それが03年5月のりそな銀行の救済だったと植草氏は言う。本来破綻処理されるべきりそなを、監査法人による不透明な自己資本比率の査定によって救済対象とした上で2兆円の公的資金を注入、りそな銀行を存続させた(この詳細は、植草さんの赤い本「知られざる真実ー勾留地にてー」を読んでもらいたい)。

 この時「退出すべき企業は退出させる」という小泉構造改革路線の「政策的自己同一性」は完全に放擲(ほうてき=投げ捨てること)された。自己責任原則を放棄して、小泉政権が忌避していた典型的な「大きな政府」政策に転じたのである。すると、それまで結果自己責任で倒産し、あるいはやっていけなくなって自殺した多くの不幸はいったい何だったのかということになる。

 しかし株式市場はその安堵感から急速に上昇に転じ、その夏を機に日本経済は回復に向かった。だが、それは小泉政権が「改革」のメインの方針を放棄したからであって、改革の成果であると言うのは、とんでもない嘘八百であると、植草さんは主張した。つまり、りそな破綻処理後の景気上昇という推移は、政策的効果ではなく、それまでの悪の政策方針を従来のケインズ的計画が混じった修正資本主義の手法に、一時的に切り替えたからである。

 しかし構造改革路線そのものは、国民に不利益を及ぼす形で規制緩和が実施され、累進課税体系は大幅に逆進的方向に規制緩和されていく。

 小泉改革が残した負の遺産は非常に深刻だった。植草さんによると、小泉政権前期の「改革」により、日本経済は極度の劣化を起こしてしまい、失業や倒産が増加、多くの中小企業経営が路頭に迷ったり、自殺に追い込まれたりした。しかもその間、生活保護や老人医療費、健康保険の給付、身体障害者の支援などは一貫して減額されており、小泉政権の5年間で低所得者や過疎地域の「少数弱者」の切り捨てが徹底して進んだと指摘した。

 この後、小泉構造改革の本質を語る上で、植草さんは途轍もなく重要なことを述べている。小泉政治にはより大きな罪があり、それは、「構造改革」の名のもとに行った様々な制度改革はその内実をよく見てみると、これまで日本政治を支配してきた旧田中派の建設・運輸関連と郵政関連の利権を破壊し、それを小泉氏自身の出身母体となっている財務・金融利権へと塗り替えただけでのものに過ぎないと語ったのだ。そこには国民の生活をよりよくするなどの「国民の側に立った視点」は皆無だった。それこそが小泉・竹中構造改革路線の本質なのであった。

 政官業癒着から出る利権の消滅どころか、小泉政権はその既得権益の新たなる付け替えであったと断言しているのだ。これは悪徳ペンタゴンの逆鱗に触れる発言だったことは間違いない。国民新党の綿貫さんが言うように、小泉構造改革の本丸である郵政民営化は国民生活の破壊をもたらした。小泉・竹中構造改革路線が既得権益の付け替えであったばかりか、改革の本質が国民利益とは真逆の絶対利権獲得システムの構築だったからだ。この利権移動はアメリカのバックアップで行われた。

 この詐術性を初期から見抜いていた植草一秀さんが狙われることはごく当然の成り行きだった。

 しかも、既得権益を死守し、米国との密約である郵政利権の実現を近い将来に控えた今、悪徳ペンタゴン、及び偽装CHANGE勢力は、政権交代をどうしても阻止する必要があった。そのために総選挙を控えた今、植草さんの口封じをするために、急遽彼を獄中に収監したのである。これを裁定した近藤崇晴(こんどう たかはる)判事も悪徳ペンタゴンの一味である。

 総選挙投票日を間近にして、野党などは2005年以降の四年間、自公政権が何をやったかについて総括しろと言っている。それはもちろん重要なのだが、本当は植草さんが指摘した上述のこと、つまり小泉政権初期から現在までの九年間をしっかりと見るべきなのだ。りそなインサイダー取引の悪の構図をきちんと総括せずして、小泉政権、及び継承政権の真の実体は見えてこない。

 神保氏は言う。上述したストーリー(りそなインサイダー疑惑のこと)が現実に展開されたとなると、国家ぐるみの「風説の流布」、「株価操縦」、「インサイダー取引」の疑いが生じてくるのだ。徹底的な再検証が必要であると。管理人もそのことを強く繰り返して言ってきた。小泉政権の犯罪的実態を浮き彫りにしてそれを検証しない限り、新しい出発はできないのだ。

 植草さんはこのビデオトークの後、2006年9月6日に、宮崎学氏の「直言」で『小泉政治の総決算』その6を書いている。その一週間後の9月13日に京急事件は偽装され国策逮捕を受けている。救国救民の最も良心的な人物が、こういうむごい目に会うような政治は終わらせねばならない。民主党は不完全で危ういが、殺人や国策捜査を連発し、国家を翼賛体制にした中で利益を貪る悪魔の某政権よりは千倍も希望がある。政権交代の真の意義は、悪徳ペンタゴンの鉄壁構造の一角を打ち壊すことにある。その後は国民のために動く政権政党を樹立させることである。


 

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