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(※ 浮高亭瓢箪さんが、日本記者クラブの報道責任について正論を述べているので本記事にしました)
【浮高亭瓢箪さん投稿記事】
日本記者クラブ主催の党首討論会を見ていた。腹が立ったことが三つある。
第一に、主催者である「日本記者クラブ」の責任はなぜ問われないのかということだ。
この国を、ここまで貶めて劣化させたのは政治家だけの責任ではない。
一口で「政官業報学の癒着」と言われるような≪腐食の構造≫それ自体が自民党の長期政権を許してきたのだ。 そんなメデイア・マスゴミ世界に巣食っている少数一部の「勝ち組」たちだけが、いまなお生き残ろうとして足掻いているのが、この選挙の実相ではないか。
天木直人のブログ(8.17)
http://www.amakiblog.com/archives/2009/08/17/#001454
「天木ブログ」でも書かれているが、読売の橋本五郎など記者クラブを代表して質問をしていた連中たちこそ、政権政党べったりの利権記者どもだったのだ。 「政権交代」を怖れているのは、「ジャーナリスト」を称するも恥ずかしいお前さんたちなのだね…ということが、よく分かった討論会ではあった。
第二に、共産党さんは≪政権交代がなった≫ような前提で民主党へ質問していたが、≪政権交代≫はまだどうなるか分からないのである。
志位委員長は「この選挙は、自公政権を退場させた後に、それに代わるどういう新しい政治をつくるかが、すでに最大の焦点になっています」などと言っていたが、共産党は「自公政権を退場」させるために、何をどう努力しているというのか。
「自公政権を退場」させるには、自公の候補者を具体的に落選させねばならないのだが、そのために何をしていると言うのか・・・よく考えていってもらいたいものだ。 「政権交代」がそんなに安直にできるものなら、この日本はとっくの昔に変わることが出来たはずなのだ。
いまだ衆議院で100議席しか持っていない、野党である民主党の責任追及をしてどうするというのか!
いま、責任を問われねばならないのは、少なくともこの四年の間に四人も総理総裁を代えてまで政権の座にしがみついて、国民に「格差と貧困」をもたらした「自民党と公明党政権」の責任ではなかったのか。
志位さん、あんたおかしいよ!と言うほかない。
「政権交代」に協力はしないが、「政権交代」の成果やおこぼれは戴きますよというのでは、下心が見えすぎて誰も就いて行かなくなってしまうだろう。 「健全な野党になる」と言うが、ではこれまでは「不健全な野党」だったのか…と言われてしまうではないか。共産党と一緒に政権を担おうとする仲間は永遠に出て来ないに違いない。
第三は公明党の卑怯なポジションどり、スタンスである。
公明党はこの十年間「政権与党」であった。太田昭宏氏はしたり顔で政権与党であった期間の「実績」を語っていたが、誰の目にも明らかな「自公政権の失政」の部分は一切口にすることも、反省の心も見せなかった。 だが、成果もあるのだろうが、責任もあるのである。 あらゆる問題について、公明党さん、あなたも自民党と「共同正犯」、同罪なのだ。結果責任が問われないからと言って、大きな顔をするんじゃない!
あなたの党も自民党と同じように責められるべきなのに、そのような場では素知らぬ顔で「私は手を貸していません」というような顔を見せる。つまりは、≪いいとこ取り≫の≪無責任≫な党という以外に評価の仕様がない。
公明党は自らを「クリーンな政党」だというのだが、それは創価学会との癒着(一体化)をキレイにしてからいうべき言葉ではなかろうか。 「政教分離」を明確にしていただかない限り、宗教政党が国家権力と一体化する危険を問い続けることになる。
今読んでいる本に、「さらば、暴政」(藤原肇著・清流出版)がある。ネットでは、一部話題となっているものだが、なぜか書店に並ぶことがなく、私はアマゾンに注文して購入した。 もっぱら、安倍政権を対象にして書かれたものだが、麻生政権の登場についても触れられていて、「前代未聞のポンコツ政権の醜態と暴政の断末魔」などと書かれている。そこには、泡沫のように生まれては消えていった無能な内閣の話が出てくるのだが、メデイアを始めとして、それを黙認し続けた連中がいたことを忘れてはならないのだ。
実は、この日本記者クラブの党主討論会で、記者クラブ側が最初に問い質さなければならないことは次のようなことだったのである。
「さらば、暴政」p48・・・より。
≪2005年5月14日の小渕首相の不可解な死を契機に、自民党長老の五人組による密室の闇取引により、後継者として森首相が首相に就任して以来、日本の政治は急激に狂乱状態を呈してしまった。 しかも、森と小泉が首相として君臨し続けたことにより、本格的なゾンビ政治が日本列島を覆いつくして、政治が支離滅裂になったことは記憶に新しい。
小泉から安倍にゾンビ政治がバトンタッチされたが、安倍の敵前逃亡によって福田内閣の誕生になり、民意を無視した政権たらい回しが継続し、とどの詰まりが醜悪な麻生政権の出現になった。失政による亡国現象のプロセスには四つの段階がある。
@愚行 A腐敗 B覇権欲 C暴政 の順で並んでおり、小泉ブームを受けた安倍内閣の誕生によって、第三段階から一挙に第四段階に、突入して、副作用のために安倍は「野垂れ死に」している。
日本では、政治家の地位が利権になり果て、世襲代議士や古手官僚によって独占支配されている。 民主主義は主権者の国民が理性的な判断を行い、理想を実現する意志と実力を持つ政治家を選び、指導者として政治運営を委託することだが、現実は調子のいい口約束や利害打算に従い、勝ち馬を選ぶ博打に似たものになっている。≫ ≫
日本語もまともに話せないマンガ首相にまともな質問も出来ず、何が「日本記者クラブだ!」と言いたい討論会ではあった。
投稿: 浮高亭瓢箪 | 2009年8月18日 (火) 15時14分
★「共産党は「自公政権を退場」させるために、何をどう努力しているというのか。」
「公明党はこの十年間「政権与党」であった。太田昭宏氏はしたり顔で政権与党であった期間の「実績」を語っていたが、誰の目にも明らかな「自公政権の失政」の部分は一切口にすることも、反省の心も見せなかった。」
どちらも、本当にその通りで、普通に考えれば簡単にこのような結論にたどり着く。
しかし、テレビや新聞のコメンテーターは決して口にしない。
いや、できない、といったほうが正確なのかも知れない。
マスコミの劣化は、この一点を見ても明らかだ。
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