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http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2009/08/17-1893.html
政権交代のときが近づいています。 有権者のみなさんの期待の大きさが、連日、ビシビシと感じられます。 しかし、政権交代が本当に実現されるのか、それとも自民党と公明党の麻生政権のままでズルズルいくのかは、みなさんのご決断にかかっています。だれかが、どこかで実現してくれるものではありません。 <政権交代の鍵を握る社民党> ちょうど二年前の参議院選挙以降、社民党、民主党、国民新党の三党は野党協力をすすめてきました。参議院では与野党逆転を果たしていますが、民主党一党だけでは参議院の過半数にはなりません。社民党・国民新党の三党が力を合わせることではじめて可能になるのです。社民党は政権交代の鍵を握る責任の重い役割を務めてきました。 私たち野党三党は、この参議院選挙の結果を、「野党間の違いを乗り越え、力を合わせて自公政権を倒し、新しい政治の扉を開いてほしい」という国民のみなさんのからの声であると受け止め、この二年間、働きに働きました。
<政権交代で何が変わるのか> 政権交代は単にこの国の表紙を取りかえるだけのものではありません。中身、つまり国民の生活がいっしょに変わってこそ、政権交代なのです。その変わりかたをどのようなものにするのか。それが問われる選挙なのです。 政権交代したら何が変わるか。 第一に、税金の使いみちが変わります。 税金の無駄遣いを一から洗い直しできます。小泉政権以降だけで300兆円、トータルで800兆円もの財政赤字を生み出した自民党中心の政権では、何がムダで、どこを削らなければならないのか判断できなくなっています。 みなさんの会社でもどんな組織でも、何十年も同じ人たちが運営してきたら、しがらみもできるし、問題点がわからなくなると思います。日本経営もそんな状態になっているのです。税金の無駄遣いを大胆にカットするには、政権交代しかありません。 第二に、政権交代したら政治の質がかわります。 私たちは、天下りの全面禁止と世襲立候補の制限で、日本の政治を体質改善します。改革、改革と叫んだアノ小泉元総理でさえ天下りは温存したままでした。そして、次に息子さんを世襲で立候補させる有様です。これが自民党政治の実態であり、限界なのです。 自民党は、天下りと持ちつ持たれつ「くされ縁」で、自ら断ち切ることはできません。こんな政治を根本から変えるためには政権交代しかありません。 第三に、政権交代したら間違った政策を改めることができます。 消えた年金問題も野党が追及して明らかになりました。こんな状態なのに自公政権は年金は百年安心と言い続けてきました。百年安心と言い切ってしまった人たちが、間違いを認め、根本から年金制度を改革することは出来ません。 後期高齢者医療制度や障害者自立支援法も小手先の見直しでお茶を濁そうとしています。郵政民営化の問題点も次から次にでています。
インド洋で無料ガソリンスタンドを続けているテロ特措法の見直しもそうです。この給油には莫大な税金が使われ続けています。昨年度だけですでに69億円使っていますが、これだけのお金をかければ、アフガニスタンで500校近い学校が建設できます。教育や医療の支援が何よりも必要です。日本の得意分野である子どもや市民への民生支援で十分な力が発揮できます。 また、和平に向けての政治的仲介の役割を日本は果たせる位置にいます。アメリカやヨーロッパ諸国は戦争当事者なので仲介に踏み出すことが困難なので、日本が和平に向けてのリーダーシップを発揮する時です。 政権交代したら、こんな具体的な対案をいくつも出しながら、アメリカをはじめ他の国々と積極的にアフガニスタン支援を協議していくことができます。 外交・安保政策で野党三党の違いを強調する報道もありますが、連立政権では、その政権の期間で実現することと、そうでないことを明確にします。違う政党で協議して運営する連立政権時代では当たり前のことです。方針の違う政策は、協議をしてまとまれば実現にむけて動きますが、まとまらなければその政権の間は動かさないということなのです。
<「貧乏人」を減らし、「大金持ち」を減らす政治へ> さて、小泉構造改革によってもたらされた格差をいかに解消していくかも大きな課題です。政権交代したら、「貧乏人」を減らし、「大金持ち」を減らす政治へ。いちばんわかりやすい変化でしょう。これまでの自公政権は、「貧乏人」も「大金持ち」もどんどん増やす政治でした。ことに小泉改革以降のひどさは目に余るものでした。史上最高の利益を産業界が何年もあげ続けても、社員の給料を上げるどころか、非正規雇用を増やして人件費削減を容認する政策を政府が取り続けました。これを変えるのです。 こんどの政権交代は、そうした政治と国民のみなさんとの関係の変化をもたらす、日本史上まれに見る転換点をつくるもの、と私は考えます。 もちろん、政権交代さえすれば何もかも自動的にうまく行くものではありません。国会議員の中にもいろんな考えの人がいっぱいいます。与党になることが目的ではなく、本当に私たちのくらしを変える転換点を創れるのかどうか、それが最重要なのです。 政権交代のもとで社民党が政権参加する展開になるとしたら、私はそこを見据え、全力をあげていく決心です。 <辻元清美は、与党時代の立法体験、連立協議の体験を活かして新しい政治を担います> 社民党は、旧社会党時代から「働く者中心の政治」と「戦争だけは絶対あかん」がモットーでした。国内では派遣切りなどで若者たちが職場を失う現実がある一方、国際社会ではオバマ政権がイラクからアメリカ軍撤退させ、あるいは核兵器廃絶を訴えています。二つのモットーを現実政治の中で具体的に形にしていくときなのです。 社民党は小さな党です。しかし、働く人たちと平和のための政権交代に必要なスパイスです。みなさんのお力で大きくしていただいて、さらによく効くスパイスとして働けるようにがんばっていきます。
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