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TENOHASI(てのはし)
http://tenohasi.exblog.jp/11637555/
炊き出しがピンチです!
私たち特定非営利活動法人TENOHASIは、東京都豊島区におけるホームレス状態の方を含む生活困窮者への支援活動および調査広報活動を行っている法人です。
私たちの最も重要な活動が、月2回(第2/第4土曜日)、豊島区立南池袋公園で行ってきた炊き出しです。毎回、豊島区役所公園緑地課から公園の使用許可を受けて、今まで大きなトラブルもなく続けてきたものです。
炊き出しに並ばれる方の数は、昨年からの雇用危機を受けて増加の一途(毎回300人から400人超)をたどっており、その重要性は増すばかりです。
しかし、本年6月17日、豊島区役所公園緑地課との話し合いの場において、私たちは公園緑地課長より「南池袋公園は東京電力の変電所並びに区の駐輪場建設のため本年9月14日をもって閉鎖し5年間の工事に入るために炊き出しができなくなる」こと、また「地元商店会などからの苦情が多いために、今後は他の公園で炊き出しのための使用許可申請を出しても認めない」旨の通告を受けました。
そこで、私たちは炊き出し継続を目指して、7月28日、豊島区役所公園緑地課長をとおし豊島区長あてに「9月14日以降も、池袋駅周辺の公園または学校跡地など適切な場所で炊き出しが継続できるよう取りはからってください」「地元住民の苦情・反対があれば、私たちに伝え、必要に応じて話し合いの場を設けてください」と文書にて申し入れしました。
小中学生を含むスタッフも新聞に窮状を訴えたり、豊島区長あてにFAXを送って
“炊き出し継続へ向けての代替地提供”を訴えていますが、
このままでは問題が区長まで上がる前に「提供できず」と処理されてしまう懸念は拭い去れません。
事は緊急を要します。
回答締切の8月12日までに、区長のもとに確実にこの問題を届け、火急に善処せざるを得ない方向にもっていくため、皆様のお力をお貸しください。
具体的には
●メールやファクスで豊島区長あてに“池袋での炊き出し継続のための代替地提供”を訴えてください。
●マスコミ・報道関係の方は、ぜひ この問題を取り上げ、広く衆目を集めてください。
メールは、豊島区ホームページのフォームで。
「区政へご意見|豊島区」
FAXは 03-3981-1375 豊島区役所広報課へ
どなたがメールやファックスを送ってくださったか把握しておきたいので、
ご協力くださった方は
メール tenohasi@yahoo.co.jp
FAX 03−5934−1146(事務局 清野)
まで、ご連絡ください。できたら送った文も。
自分が入っているメーリスに投稿したりするのも大歓迎です。
念のため、申し入れ書を貼り付けておきます。
どうぞ よろしくお願いいたします。
*************************
2009年7月28日
豊島区長 高野之夫様
炊き出しについての申し入れ書
日頃から区政へのご尽力に敬意を表します。
私たち特定非営利活動法人TENOHASIは、誰もが安心して生活できる社会の実現に寄与することを目的として、豊島区におけるホームレス状態の方を含む生活困窮者への支援活動および調査広報活動を行っている法人です。
ホームレスの自立の支援に関する臨時措置法第12条では「国及び地方公共団体は、ホームレスの自立の支援等に関する施策を実施するに当たっては、ホームレスの自立の支援等について民間団体が果たしている役割の重要性に留意し、これらの団体との緊密な連携の確保に努めるとともに、その能力の積極的な活用を図るものとする。」と定めています。私たちも、ここでいう「民間団体」として、行政と連携しながらホームレス状態の方々の自立の支援を行ってきました。
私たちの最も重要な活動が、月2回(第2/第4土曜日)、豊島区立南池袋公園で行ってきた炊き出しです。この炊き出しは前身団体の頃から10年以上続いているもので、毎回、豊島区役所公園緑地課から公園の使用許可を受けて、今まで大きなトラブルもなく続けてきたものです。
私たちの炊き出しは、そこでただ単に食事を提供するだけでなく、衣類等の生活必需品の配布・医師看護師らによる医療相談・福祉の専門知識のある担当者による生活相談・法律家による法律相談・臨床心理士を中心としたメンタルヘルス向上のための茶話会・鍼灸指圧マッサージ師による鍼灸相談と指圧マッサージ施術など様々な支援活動を行っています。ですから、炊き出しとはいいつつその実態は、ホームレス状態の方の身体的・精神的健康を維持し、さらにホームレス状態から脱するための情報提供と具体的な援助を行う、いわば総合支援の場となっています。ここで出会い、私たちの支援で医療や福祉・就労につながってホームレス状態から脱した方も多数いらっしゃいます。また、炊き出しに並ばれる方の数は、昨年からの雇用
危機を受けて増加の一途(毎回300人から 400人超)をたどっており、その重要性は増すばかりです。
しかし、本年6月17日、豊島区役所公園緑地課との話し合いの場において、私たちは公園緑地課長より「南池袋公園は東京電力の変電所並びに区の駐輪場建設のため本年9月14日をもって閉鎖し5年間の工事に入るために炊き出しができなくなる」こと、また「地元商店会などからの苦情が多いために、今後は他の公園で炊き出しのための使用許可申請を出しても認めない」旨の通告を受けました。
南池袋公園の工事は仕方がないことですが、そのことと炊き出しへの苦情は別問題であるはずです。毎回、公園の使用許可を取り平穏に行ってきたTENOHASIの炊き出しが、この機会に全面的に禁止されるということは承服しかねます。
公園緑地課長のおっしゃるとおり、炊き出しで路上生活者が集まることを不快に思われたり迷惑を被っている方がいることは確かでしょう。公園緑地課としては区民からの苦情に答えることが責務であることは理解できます。しかし、炊き出しの社会的意義も決して軽いものではないと思います。地元の方でも、私たちの活動を理解し応援してくださる方もいらっしゃいます。二者一択ではなくて、両方が成り立つような方策を考えていただけないでしょうか。今後、苦情が来た場合には、私たちに伝えていただければできる限りの対応をし、迷惑のないように、また地元のご理解をいただけるように努めて参ります。私たちと地元の方々が、対立ではなく、ともに歩んでいける道を探していきたいと思います。
しかし、公園緑地課から示されたスケジュールでは、TENOHASIの炊き出しは9月12日が最後となってしまいます。時間がありません。緊急に、以下のことをお願い致します。
1,9月14日以降も、池袋駅周辺の公園または学校跡地など適切な場所で炊き出しが継続できるよう取りはからってください。
2,地元住民の苦情・反対があれば、私たちに伝え、必要に応じて話し合いの場を設けてください。
上記2点について、ぜひとも区長のご英断をお願いします。
お忙しい中誠に申し訳ありませんが、申し入れ2週間後の8月12日までに、ご返答いただくようお願い申し上げます。
また別紙にて、炊き出しの重要性と支援活動の内容を具体的にご説明します。お読みいただければ幸いです。
特定非営利活動法人TENOHASI
代表理事 森川すいめい
久里浜アルコール症センター(精神科)医師
自治医科大学公衆衛生学部門(研究生)
副代表理事・事務局長 清野賢司
東京都杉並区立済美養護学校教諭
理事 坂内孝雄
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