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“農業者主権の農政”を作っていく為に必要な「農業者戸別所得補償」
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/115.html
投稿者 シチズン 日時 2009 年 8 月 12 日 03:16:06: 5ciTDWA0eEak2
 

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“国民主権の国政”を取り戻す為の、「政権交代(政権政党交代)」
そして、“農業者主権の農政”を作っていく為に必要な「農業者戸別所得補償」

〜農協が生き残れるかどうかではなく、日本の農業が生き残れるかどうか〜

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前回は、自民党マニフェスト(政権公約)「自民党 政策BANK」にも
「経済連携協定(EPA)や米国との自由貿易協定(FTA)交渉を積極的に行う」書かれていることを指摘しましたが、

http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/1010.html

今回は、それを補足する形で、主に「農業者戸別所得補償」について検証したいと思います。


(1)農業者主権の農政に変える為に


先ず、「農業者戸別所得補償」の真の狙いについて書かれたblogを紹介、
篠原 孝議員が、2008年に取材に答えた際の内容ですが、とてもわかりやすく説明されています。

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/4a9907b64ecef773cff84ec34a9bee8b

下記に一部引用、

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これまで「農業者戸別所得補償」について自民党は“バラマキだ”という批判を繰り返してきましたが、
農業予算の一部、1兆円を組み替えて、
国→自治体→農業者というスムーズなお金の流れをつくることで、
農協・JAバンクの影響力が低下することを、自民党が恐れて批判を繰り返していた実態が浮き彫りになりました。

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自民党農政は、

国→県→市町村→農協→「農業者」
       ↓
        →農業土木者

という風にお金を流していますが、

民主党農政では、

国→県→市町村→農業者 →農協
             ↓
              →農業土木者

という流れに変わります。“農業者主権の農政”に変わることは一目瞭然です。

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―「農業者戸別所得補償制度」は篠原さんの発案だとされていますが?


篠原 孝「私が考えた訳じゃなくて、OECD(経済協力開発機構)の経済学者たちが考えてやり出したんです。
欧州ではとっくの昔からやっています。それを日本にも導入した方がいいんじゃないかと言ったのは私です。

(「農業者戸別所得補償制度」は先進国クラブといわれるOECD加盟国の中で、)未だに導入していないのは日本だけです。

国の農林水産予算の3兆円のうちの1兆円を捻出して、「農業者戸別所得補償」に回しましょう。
だから、農林水産予算の中で財源はあるんです。ようは、お金の流れを変えるんです。

現状はどうかといえば、農家に補助金と言っても、
農家のところになんか全然入っていない。途中の農協、土建屋、資材会社に行っている。

それを農家に直接行くようにして、農家が基盤整備に使っても良いし、田んぼからぶどうに(転作)するのに使っても良い。


―「農業者戸別所得補償法案」の中には、農協という文字が一つも出てきません。何故ですか?

篠原 孝「それは、中間のところを省いて、農家に直接(お金が)行くようにしますから、農協なんかまったく関係ない」


―農協を外すということですか?


篠原 孝「ええ。でも農協にもメリットがあるんですよ。農家が何に使ったっていいんですから。
農家の自由なんですから。農協からどんどん資材を買ったっていいんです。何に使ったっていいんです。
それが、これまでの補助金は、蓋がはめられて、『これじゃないと使っちゃいけない』という補助金だった。
(農業者の自由を高める為の、)地方分権ならぬ農民分権だと考えています」

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若者が農業を始めたり、農家が後継者を育てるには、
今のまま農協が牛耳って中抜きをやったり、締め付けをやっていてはそれは弊害でしかなく、
現状を克服していくことは到底出来ない。

これに関して、アマキリ日記というblogにとてもいい内容が書かれていたので、
下記に一部引用させていただきます。

http://aki-mari.blog.so-net.ne.jp/2009-06-04

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「農家」と「農業経営者」と「農協」


つまり、木内博一さん達は”農協”という組織を介さない道を選んだ。そして、経済的にも成功している。
そういう事なだけではないだろうか?

言い換えれば、農協は農家の人たちの生活水準を上げるのを妨げているのだ。
加えて、生産性を抑えることで、価格を上げ、消費者(=お客さま)のメリットをも奪っている。

農協の存在意義は?そういう疑問を提示しているのだと思う。
先頃の、米の減反政策に関する動きも、根本は同じではないだろうか?
既に、農協は農業の発展、農家の保護という観点からは、その存在理由を失っている、
むしろ、害になっているのではないだろうか?

仮に、米の価格が落ちたら、誰が困るのか?農家は本当に困るのだろうか?
日本で、普通に消費出来ない米の新しい使用法の確立をしなければいけない、ということくらいではないだろうか?

食料自給率が40%を割り、将来の食べ物への不安を感じざるを得ない環境に入ってきているのに、
国は、政治は何をやっているのか?何を考えているのか?

農協を介さないことで、むしろ成功を収めつつある団体が出てきていることが何よりの証明である。
誰の為の農政か、しっかり考えてほしい。

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今の農業の現状を変えていく為に、木内博一さんの活動はとても参考になると思います。
(その為に、国が出来ることはしっかりとサポートしていくべきです。いいように牛耳るのではなく)
下記、木内博一さんの活動に関する資料をいくつか紹介。


http://www.tabetsuku.jp/repo_18.html

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090602/index.html

http://www.farm-biz.co.jp/013manage_column/man020wagou/

http://farmers-ac.naro.affrc.go.jp/keieijirei/kiuchi.html

また、山下一仁さんの連載も大変為になる資料ですので、ご一読をお薦めします。
(連載は、13回にわたっています)

http://www.tkfd.or.jp/research/project.php?id=58

「融資や共済で赤字を埋めるのはもう限界」
http://www.tkfd.or.jp/research/sub1.php?id=218

民主党、農協法改正案を参院に提出、政治的中立求める
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/66a1b7b41160a2b6ea5f142c2022cb89

農家の方のblog「自民党、農水省、農協は三位一体と民主党が言っているのはあたっていると思う」
http://terayama2008.blog17.fc2.com/blog-entry-236.html

→しかし、農協が運営する日本農業新聞では、政治的中立性について、次のような反論が書かれている。

「“中立”という言葉がとかく無関心、無活動の意味にとられやすく、協同組合が発展する為、
政治に対して要求し、事業目標を実現する為の政治的活動をしなければならない」

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/news1/article.php?storyid=865


また、宝島社新書から出ている山下一仁著『農協の大罪』という本にも、
農協の問題が詳しく書かれているようです。その内容に関して、わかりやすい資料をいくつか紹介、

http://saibai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-c42d.html

「農政トライアングルが招く日本の食糧不安」1
http://d.hatena.ne.jp/Fenette/20090521/1243156863

「農政トライアングルが招く日本の食糧不安」2
http://d.hatena.ne.jp/Fenette/20090521/1243156863

「農政トライアングルが招く日本の食糧不安」3
http://d.hatena.ne.jp/Fenette/20090523/1243157665


農作物は向上で作られるものではなく、効率化の中で機械を使ったりはするけれども、
結局は、人が手をかけて作るものです。
ですから、先ずは、人が農業に魅力を感じ、安心して働けるような環境作りをしていかなければならない。
その中で、良いものを作ろう、頑張って農業を良くしていこうという活気が出てくれば良いのです。

下記のサイトにも、「農業者所得保障制度」に関する良い意見がありましたので、引用します。

http://vegenews.net/archives/51340984.html

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(『この国の為に』さんの投稿を引用)

昭和30年代の池田内閣の所得倍増論によってこの国の産業は、2次産業、3次産業に大きく特化していきました。
そのおかげで高度経済成長があり、現在の経済的な日本の地位があるわけですが、その間、1次産業はどうなったでしょうか?

世界中に工業製品を買ってもらいたい為に、ウルグアイラウンド、米の関税引き下げ、食管制度の廃止、WTOなどを経て、
減反を強いられながらも、ミニマムアクセス米を受け入れるなどして、今や農産物自給率は39%です。

1次産業がだめになった為に、若者の都市流失、地方の高齢化、都市の核家族化進み、修復出来ないほど家族の崩壊が進んでいます。
その結果が、今日の日本で起きている悲惨な事件と無縁ではないと思います。
企業はいまや人を物のように扱う時代に、農林業が受け皿にならない限り、この国は良くなりません。
その為にも、この「農業者所得保障制度」は、本当に重要だと思います。

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他にもいくつか目にとまった資料を紹介、

農作物の輸入は自由化するべきか?「農業が発展途上国的産業だというのは偏見」

http://www.nagaitosiya.com/b/agriculture.html

農協は農業に必要なのか?
「農家は小さいが農協は巨大だ。取り扱う農作物は10兆円を超え、貯金も60兆円以上だ。
こんな巨大企業に独占を許していたら、弱い立場の農家は搾取され放題になる」

http://www.nagaitosiya.com/b/coop.html

日本の農業は生き残れるか?
「一般国民の関心は、農協が生き残れるかどうかではなく、日本の農業が生き残れるかどうかという点にあると思います」

http://www.nagaitosiya.com/b/survival.html

22兆円の資金量を誇る農協信用事業に頻発する金融事故
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1084425330/E323737348/index.html


(2)自民党では何も変えられない


先ず、これを見てください。きっと呆れてあいた口が塞がらない方が多いと思いますが・・・

http://www.jimin.jp/sen_syu45/hikaku/06.html

タイトルからして、自虐ネタ?かと思わせるものです。
日本が危なくなったのは、あんたがたの政治が酷かったからじゃないか!と突っ込みを入れずにはいられません。
“うまい話にゃ裏がある”とか“だから自民党”とか、幼稚というか御粗末というか、
こんなものを作っていて恥ずかしくないのでしょうか?どこまで腐りきっているのか?と腹立たしく思います。
政権与党がこんなものを作っているのです。こういう連中に政治を任せてきてしまったのです!!

更に、こちらでは、CMの動画が見られるようになっているのですが、

http://www.jimin.jp/sen_syu45/hikaku/index.html

その中に、「論より実行篇」というものがあります。
あれれ、民主党をいつも財源論で攻撃し、先ずは財源と言っているくせに?
政治家が、議論を後回しにするようでは、それはもはや政治家と呼べるのか?
要するに、「国民に説明する必要はない。俺達が思ったように断行するから黙ってそれに大人しく従え!」ってことなのか?
それじゃ独裁政治じゃないのか?
それに、暮らしの現場を置き去りにして、上からの押し付けで好き放題、人々の生活や雇用を破壊し尽くしてきたのはあんた達だろうが!!

http://www.jimin.jp/sen_syu45/hikaku/pdf/09.pdf

上記のpdfには、民主党はどこの国の政党だとか、民主党は政局を重んじているとか書いてありますが、
それを言うなら、自民党は、GHQに飼われたA級戦犯によってつくられた米国傀儡政党だし、
第一、ここまで解散を先延ばししてきたこと自体、政局を重んじたからだろう?
ここに書かれた内容は、殆どが自虐ネタとしか思えない。本当に賤しくて、お粗末な内容だ。

この民主党に対する誹謗中傷が主だった内容の、自民党のHPと、

http://www.jimin.jp/sen_syu45/hikaku/index.html

民主党の、政策立案をする政党としてごく当り前の姿のHP、

http://www.dpj.or.jp/

この2つのHPを読み比べてみて下さい。
どちらが、ちゃんとしていて真面目か?国民と語り合っているか?その違いは歴然としています。
それよりも先ず、どちらが政権政党にふさわしいとお感じになりますか?
既に与党と野党の立場が逆転しているような内容に見えて仕方がありません。
自民党のこのHPの内容を見て、こんなクズのような連中に好き放題支配されてきたこれまでの政治に対する怒りが
烈火の如くこみ上げてきます。

世界中の人が日本語を読めたなら、このHPを見て「幼稚だ」と言うでしょうし、
「これが日本の政治なら、なんて低俗でレベルが低いんだ」と言うでしょうね。
これまで何とか体裁を取り繕ってきたのは、米国が主だった政策を考え押し付けてきたからです。
更に、それを官僚機構やら天下り団体の既得権益や経団連企業優遇政策(奴隷制など)で上乗せし、
水増し請求してきただけのことです。


農協は行政機関であり、より正確には行政下請け機関である
http://d.hatena.ne.jp/hatakeyama1026/20071216

自民党マニフェスト(政権公約)「自民党 政策BANK」にも、「FTA交渉を積極的に行う」書かれているが?

http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/1010.html

(3)しかし、前原誠司や中田 宏のような連中に任せると、「郵政民営化」の二の舞になるかも?


中田 宏や前原誠司のような連中については、以前に長文を纏めましたが、

http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/884.html

http://www.asyura2.com/09/senkyo66/msg/1045.html

山田 宏や中田 宏、前原誠司など「優性民営化研究会」の連中が民主党の母屋を乗っ取って、
民主党版・清和会として、詐欺師のように立ち回ったなら、
年金問題への取り組みも、農政改革も、年金資金も、農協資金も、
ひょっとしたら、郵政民営化と同じように、都合よく利用されてしまうかもしれません。

「そんな大袈裟な」とか「そんな陰謀論みないな話」で済めばよいですが、郵政民営化が陰謀だったことは、
既に多くの国民が気付いています。
郵政民営化の時に、国民を欺いてしたたかに立ち回った連中が、また同じ手法で、国民を欺いたら・・・?

http://alternativereport1.seesaa.net/article/82926041.html

http://alternativereport1.seesaa.net/article/63487494.html

個人金融資産1400兆円の実態は?(2000年時)
http://www.opticast.co.jp/opt/gcom/analist/fp/fp1107.htm#top

JA共済・・・長期共済の保有契約高」は約340兆円。契約件数も「生命総合共済」約1,410万件。
世界有数の規模を誇る巨大保険機構です。
http://job.mynavi.jp/11/pc/search/corp2669/outline.html

(文章終わり)


 

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