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(回答先: 渡辺新党と選挙後連携も=鳩山邦氏(時事通信) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 8 月 09 日 09:44:48)
コメント:鳩山邦夫氏の動きと「みんなの党」の動きから目が話せない。「アラかん」ブログに「みんなの党」の記者会見へ出かけた時の感想、意見が書かれている。参考になる。
http://hakusanjin.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/0988-79b0.html
2009年8月 8日 (土)
渡辺喜美、江田憲司両氏の「新党発足」記者会見を聞きに行った〜09年8月8日午後、ホテルニューオータニ
09年8月8日午後3時半から紀尾井町のホテルニューオータニ宴会場入口からすぐの大部屋で渡辺喜美前衆院議員、江田憲司前衆院議員、浅尾慶一郎前衆院議員の3氏が共同世話人(パートナーというのだそうだ)となった新党の結成記者会見が行われた。最近、暇になって何でも見に行く癖がついているので、この記者会見にも行ってみた。一応はテレビカメラが回り、現役政治記者がずらりと座り、という見慣れた風景。ただ、新自由クラブ結成の記者会見とか日本新党の結成の記者会見に見られた熱気がない。
この熱気のなさは日本の現状を表わす最大の特徴なのかもしれない。
たしかにあぶれ者たちの集団で、彼らが総選挙後、政権を担うわけでもないし、政界再編のキーマンとなれるかどうかも怪しい。でも、こういう動きを起こす際には言うにいわれぬ臭いというものを発するものなのだ。権力のギラギラした臭いなのか、理想に燃える若者の臭いなのか、何がしか既存の永田町とは違った臭いを感じるものなのだが、それも感じられなかった。
新党の名前は「みんなの党」。中心は何といっても渡辺喜美氏である。代表である。江田憲司氏が党務担当のパートナー。浅尾慶一郎氏が政策担当のパートナー。
渡辺氏は「覚悟を持った人たちの集まりだ。江田さんは民主党が選挙区に出していないのだから、民主党から出たほうが有利なのに一緒にやってくれるという。昨晩、浅尾慶一郎氏と一致した。こちらも民主党にいれば民主党には強い風が吹いているのに、よくぞ決心してくれた。山内康一氏と広津素子氏も自民党の真ん中にいた人なのに、自民党がぶれて、私たち真ん中にいた人たちが自民党からはみ出してしまった」と話した。
また公認候補13人、推薦候補2人、検討中7人以上で現在22人の候補擁立を検討しており、時間は余りないが公募も考えている、と話した。「みんなの党」というネーミングについては浅尾氏が「みなさんの党」という意味。「your party」です、と言って、分かりやすかった。
質疑応答では司会をしている江田氏が「全員から聞くから焦らずに」と順番にマイクを渡して丁寧に質問を聞き、答えていた。政策的に民主党と近いのに、なぜ民主党でないのか、という質問とか、党本部はどこか、とか、いろいろな質問が出ていたが、面白かったのは渡辺氏がこの党の性格について次のように言い切ったことだった。
「来年の参院選前には必ず政界再編の動きが起きると思う。全国を歩き『自民党は終わったな』という声が多いのに驚いている。私たちは民主党中心の政局に埋没しないで自分たちの旗を立てて戦っていく。我々は覚悟の集団だ。自民党の議員たちは自分たちが沈み行くタイタニック号に乗っていることを知っている人が多い。しかし、タイタニック号のお客様が救命ボートに乗り移る人は少ない。勇気が必要だ。広津、山内の二人は乗り移った。我々の政党は量より質だ。『みんなの党』は政界再編のための起爆剤だ。政界再編を成し遂げて、我々の役目は終わる。いつまでも『みんなの党』が存続するなんてことはない。今度の総選挙にどこの政党が勝っても政界再編は不可避だ。それは2年前の参院選で多数党が入れ替わったのが原因だ。民主党が衆院で過半数をとっても来年の参院選を経ないと参院は変わらない。我々が触媒となって動きを起こせば変えることができる、という見通しの下でやっている」
つまり、政界再編のための起爆剤、接着剤になろうという目的のためだけの政党なのだそうだ。私にはよく分からないが、今後を注目してみよう。
ただ、今回発表された面子を見ただけでは、自民党、民主党からの公認漏れなどをかき集めた印象が強い。昔、中選挙区制の時には、徳州会グループの徳田氏が自由連合とかいう公認漏れの候補者を束ねた集団を作っていたが、何かその二の舞いのような感じがするのだ。残念ながら、インパクトがなかった。渡辺氏や江田氏が悪いのではなく、日本の政治が今そういう変な状況にある、ということなのではないか。
早く言えば「どん詰まり」のような。
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