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近年創刊した電子新聞クオリティ埼玉の編集長、磯尚義氏によるブログがある。氏は電子新聞クオリティ埼玉本誌でもエッセイの執筆で活躍されている。氏は、昨今絶滅状態になってしまった、悪社会に立ち向かう反骨のジャーナリストだ。その手心を加えない舌鋒は鋭く痛烈だ。
電子新聞クオリティ埼玉には特別アドバイザーとして、外交評論家で「ブリタニカ国際大百科事典」の初代編集長加瀬英明氏がいる。加瀬氏は日本会議の中央役員で新しい歴史教科書をつくる会顧問http://www.kase-hideaki.co.jp/ryakureki.htmlである。ちなみに日本会議の会長(2006年8月現在)は、元最高裁判所長官の三好達氏http://www.nipponkaigi.org/0100-toha/0140-kaicho.htmlだ。クオリティ埼玉は創刊間もないということもあり、今のところきな臭いところもなく良識を持った論調と言える。それどころか、日本会議が賛美する核武装論者田母上俊雄元空幕長の広島講演http://www.qualitysaitama.com/?p=2823を厳しく批判してさえいる。
加瀬氏が在籍する同誌が、今後どのような誌面になっていくか不明だが、少なくとも磯尚義編集長の論評は政治的問題点を鋭く批判している。
氏は、その論評の「私も昔は馬鹿だった。再びB層選挙の悪夢がよみがえる。」http://qualitysaitama-blog.at.webry.info/200907/article_1.htmlの中で、郵政選挙当時のフリーライター時代を顧みて、仕事の忙殺に明け暮れ、小泉政策を知らず知らず受け入れてしまっていた自身を総括し、「人生の最大の汚点だった」と述懐する。
そのようなともすれば政治の濁流に翻弄されてしまう取材現場をくぐり向けてきたからこそ、政治の欺瞞を暴く今日の磯尚義の姿勢があるのだろう。現場の苦い体験に裏打ちされた、核心を突いたプロの発言の重みは大きい。
1.「綿密な調査による情報」を2.「背景を読み解き鋭い批判を加え」、3.「権力や社会悪の暴走を監視」する。これが真のジャーナリストの姿だ。右から左に情報を垂れ流すだけでは真のジャーナリストとは言えない。
磯尚義氏のようなジャーナリスト魂が、良き日本を取り戻すうえで今ほど強く求められる時代はない。その意味で、彼らジャーナリストが真骨頂を発揮するお膳立てが整っている時代とも言える。
磯尚義氏は言う。
「大手マスメディアは結局、末端の記者にいかに優れた志があろうと電通支配の構造から抜け出すことはできないのでしょう。
私は「大手じゃないからこそできることを」ということで、ある意味、本サイト(クオリティ埼玉)、当ブログなどでゲリラ的に言論活動を行ってきました。
今まではゲリラでしたが、政権交代をきっかけに、全てが白日の下に晒され、大手を振って真実が語られる時が訪れるはず、と信じたい。」
電通支配や再販制度、CIAの買収工作といった構造的なものが、収益優先と恫喝に屈した大手新聞の限界を作り出している。その政治論調には、ここまで日本をダメにした元凶の国家犯罪や売国犯罪を鋭く追求する姿はない。
一方、大手メディアの姿勢に疑問を抱いたフリージャーナリストやネットメディアの中に、ジャーナリスト本来の姿に立ち返ろうとする動きが出始めている。磯尚義氏のようにジャーナリスト魂を捨てず、悪徳権力や守銭奴大資本に立ち向かおうとする、真のジャーナリストは日本各地にまだまだいる事を信じたい。
磯氏の記事は長文記事を含むので次回以降1、2紹介する。
Takeru
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