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問題山積みの侭、進められる『初の裁判員裁判』。国家放送など毎時のように報道する中、不備を露呈しないためか、謎の配慮が目立つ。
特に、裁判員質問前に「密室討議」が繰り返されるのはかなり異様。被告人に恨みを買うという裁判員の必然を、
少しでも隠蔽するためだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009080502000101.html
【社会】
裁判員初の質問 『調書と証言に食い違い』 公判2日目
2009年8月5日 朝刊
全国初の裁判員裁判となった東京都足立区の隣人殺人事件で、殺人罪に問われた無職藤井勝吉被告(72)の第二回公判は四日、東京地裁(秋葉康弘裁判長)で続行し、裁判員六人のうち一人が、殺害された女性の長男(37)の証人尋問で、裁判員として初めて質問した。
初質問は、長男が法廷で語った母親の人物像と、長男が捜査段階で述べた母親の人物像との食い違いを確認する内容。ほかの裁判員からの質問はなかった。
事件は今年五月、被告のはす向かいに住む整体師文春子さん=当時(66)=が、被告にサバイバルナイフで刺されて殺害された。長男の証言は被告の情状を左右し、刑の重さに影響する。
裁判員の初質問は、検察官と弁護人がそれぞれ長男への質問を終え、裁判官と裁判員がいったん退廷し、十五分後に法廷に戻った直後だった。
質問したのは、法壇正面に向かって左から数えると、裁判官三人を挟み、四番目の女性裁判員。個人の特定を防ぐため、秋葉裁判長が「それでは裁判員四番さんどうぞ」と促した。
女性裁判員は「えーっと、先ほどの人物像の説明のところで、調書と食い違っているのがひっかかるのですが、調書の確認の仕方は、どのようにしたのですか」と質問した。
◇
長男の証人尋問では、事件につながるトラブルの原因が被害者側にあったと主張する弁護側が、長男が「母親は気が強いし、余計なひと言を言うこともあった。近所の人とも、けんかしていた」と述べた捜査段階の調書を問題にしていた。
長男は法廷で、この調書について「調書をつくった五月一日は、お袋が死んで何時間かの時。それでああいう調書になった」と証言。「近所の人にずけずけ言ったことはないか」と検察官に問われ、「ないです」と答えていた。
調書と証言との被害者の人物像は微妙に異なる。女性裁判員の質問は、長男の話の信用性を見極めようとしたとみられる。
◇
女性裁判員の質問後、秋葉裁判長が「調書の内容の確認の方法を尋ねています」と補足すると、長男は「正直、覚えていない。(調書を)読んでサインして、はんこを押して、流れるようにやっただけ」と答えた。
すると、女性裁判員は「書いたのを自分で読んで、サインしたんですか」と確認。長男は「読んだことも覚えていない」と述べ、女性裁判員は「ありがとうございます」と質問を終えた。
長男の証人尋問後、被告人質問も行われたが、弁護側と検察側の質問を終えたところで審理は打ち切られ、裁判員の質問の機会は五日午前の第三回公判に持ち越された。
今後の主な日程
【5日】
午前10時開廷し、被告人質問。被害者の次男が心情を述べた後、検察側が論告求刑。弁護人の最終弁論や遺族側代理人の意見陳述、被告の最終意見陳述と続き結審する。午後、評議室で裁判員と裁判官が量刑などを話し合う評議をする。
【6日】
再度、評議が行われる可能性があり午後に判決が言い渡される。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009080502000055.html
【社会】
重圧、遠慮…質問は1人 『何でも聞ける雰囲気を』
2009年8月5日 朝刊
全国初の裁判員裁判となった東京都足立区の隣人殺人事件の公判で四日、殺害された被害者の長男らの証人尋問などが行われ、裁判員から初めて質問が出た。だが、質問したのは裁判員六人のうち一人にとどまり、法律のプロから「『こんな質問では』と遠慮したのでは」「裁判員がどう見ているか聞きたかった」と残念がる声が上がった。
午前の公判で、被害者の整体師文春子さん=当時(66)=宅近くに住み、犯行当日にナイフを持った無職藤井勝吉被告(72)を目撃した女性が証人として出廷した。
検察、弁護側双方の質問が終わると、秋葉康弘裁判長が「裁判員、補充裁判員とともに退廷するので、証人は待ってください」と告げ、ほかの裁判官二人、裁判員六人、補充裁判員三人とともに法壇後ろの扉から一時退廷した。
約五分後に法廷に戻った秋葉裁判長らの補充質問後、同裁判長は裁判員らに顔を向けながら「よろしいですか」と尋ねた。裁判員らが首を振るなどのしぐさで質問がない旨を示すと、女性の尋問は終わった。
秋葉裁判長は、検察、弁護側双方の質問が済み、裁判員が質問できる場面になると、決まって休廷を宣言、法廷から姿を消した。この日の公判では同様の場面が三回あった。
秋葉裁判長が、質問したくても、緊張してなかなか踏み切れない裁判員に配慮した措置とみられるが、結果として、質問した裁判員は一人。裁判員の質問機会は、最終日の五日の被告人質問を残すのみとなった。
◇
この日の公判を傍聴した元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は「市民参加による裁判は、裁判員自らが直接被告に質問をぶつけて、事件を理解することに意味があるはずだ」と指摘した。
さらに「裁判員には『こんな質問をしたらばかにみられるかもしれない』と消極的な人もいるかもしれないが、どんな変な質問でも聞いていいんだ、という環境づくりをすることが裁判所の今後の課題だ」と訴えた。
藤井被告の弁護人伊達俊二弁護士は「裁判員の口から直接本当のところを聞きたかった。質問が直接聞ければ、裁判員がどう見ているのかを判断しやすい。一人しか質問が出なかったのは残念だ」。頻繁に休廷した裁判長の訴訟指揮には「その分の時間を証拠調べに使ってほしかった」と不満を述べた。
「プロでも疑問に思う点で、非常に的を射た質問だった」と裁判員の質問を評価したのは、東京地検の青沼隆之特別公判部長。ただ、「質問するのはなかなか勇気がいるのでは。第一号裁判の特殊性かもしれないが、傍聴席に有名人ばかりいる中できついんじゃないかな」と話した。
被告人質問で真剣味増す
三日の初公判の冒頭に認否を述べて以来、藤井被告が法廷中央の証言台に着いた。裁判員らの表情が一層の真剣味を帯びた。
弁護人 被害者は(被害者一家のバイクの置き方を被告に注意されて)気をつけると言いましたか。
被告 言いません。「これは自分の家の道路だ。私の勝手だ」と。「生意気言うんじゃない」ときつい言葉で言われた。
弁護人の質問に沿う形で被害者側に問題があったと主張する被告の態度に、険しい顔つきをする裁判員もいれば、うなずく裁判員も。続いて検察側が質問し、凶器のサバイバルナイフを見せて被告を追及した。
検察官 女性相手に、なぜナイフを持ち出す必要があったんですか。ナイフで脅せば犯罪になることは分かっていたはず。
被告 気がつきませんでした。
時に口ごもる被告の真意を測るように、裁判員らはやりとりを見守る。被害者参加制度に基づき、遺族の代理人弁護士が思いをぶつけた。
弁護士 (被害者が、被告が置いた猫よけのペットボトルを倒したことが)刺して殺す理由になるんですか。
被告 理由にはなりません。
弁護士 遺族は謝罪をひと言も聞いてない。なぜですか。
被告 手紙では謝りきれないし…。
検察官と弁護士の間に座った被害者の長男が、被告に鋭い視線を向ける様子を裁判員らはじっと見つめた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(引用ここまで)
■候補者47人、緊張の日 「外れてホッ」「いい体験」(産経新聞)
http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/629.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 8 月 04 日 09:23:04: twUjz/PjYItws
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