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2009/8/4 16:56
http://netallica.yahoo.co.jp/news/88035
8・30総選挙まで1カ月を切り、普段は涼やかな「北の大地」が熱く燃えている。北海道といえば、政権交代の追い風を受ける民主党の鳩山由紀夫代表のおひざ元。「北海道初の首相誕生」を合言葉に、民主党は道内12選挙区の全勝を狙う。一方、自民党は最大派閥・町村派の町村信孝会長など、落選危機におびえる大物議員がズラリ。まさに、真夏の死闘が繰り広げられている。
「中央では自民党だ、民主党だと言っているが、(私は)この地で生まれ育った。オホーツク武部党でがんばる」
「反麻生」の急先鋒で、小泉政権時代の幹事長として自称「偉大なイエスマン」だった武部勤氏(北海道12区)は、麻生批判も民主批判も封印し、郷土に根ざした政治家を強調する。
武部氏の足元を脅かすのは、民主党前職の松木謙公氏。加えて、郵政選挙で幹事長時代の武部氏に刺客を送り込まれ、落選の涙をのんだ八代英太元郵政相も新党大地から比例で出馬して、武部氏の8選を阻む決意を示しており、「かなり厳しい選挙」(武部氏周辺)だという。
武部氏の小泉ブランド頼みの体質も影響している。地元政界関係者は「小泉構造改革路線で最も疲弊したのが武部氏の選挙区なのに、いまだに『小泉路線は正しい』と言い続けたり、応援に小泉純一郎元首相を連れてきたりしている。地元の苦しみや空気を読めていない。だから『最初はグー、武部はパー』と揶揄されるんだ」と手厳しい。
衆院解散直前の7月20日、自衛隊の式典。鉢合わせた武部、松木両氏は選挙戦をめぐり火花を散らした。
同席した新党大地の鈴木宗男代表によると、「松木氏が『相手のかかとにしがみついても(当選する)』といえば、武部氏は『しがみついているのは自分の方だ』と、際どいやりとりをしていた」という。
武部氏と並んで、厳しい選挙戦を強いられているのが町村氏(北海道5区)と「もうろう会見」で財務相を辞任した中川昭一氏(同11区)。3人の大物候補は小選挙区導入以来、「無敗の3強」なのだが、今回は「落選危機」に直面する非常事態だ。
「いろいろな反省がありますね、私は。今の時点では私の方が下にいるんだろうと思っている」。中川氏は先月末、民主党前職の石川知裕氏の存在を念頭に、苦戦を認めた。その原因はG8での「もうろう会見」。3月以降、今も支持者らへのおわび行脚に追われる日々だ。
ただ、風向きは簡単には変わらない。「支持者に『100年の夢が覚めた』『今回は自業自得だ』といわれる」(地元関係者)といい、選挙特集などで「会見」の映像が流れるたびに、関係者が頭を抱える状況だ。
地元政界関係者は「落選危機で一時は入院説まで飛び出し、嫁さん擁立話まで出ているほどだ」といい、「政治家生活で初のどぶ板選挙」(陣営幹部)が、どこまで支持者に浸透するかは不透明のようだ。
一方、町村氏の陣営も、追い風に乗る民主党の女性候補がひたひたと迫っている情勢を実感している。小さな夏祭りや集会に顔を出したり、地元商店主らとビールケースを机に車座で焼き鳥を食べながら政治談議をしたりする「初当選以来のどぶ板選挙」(町村氏周辺)を展開している。
大物議員らを直撃する、真夏の冷たい逆風。
「自民党に退場してほしいとの有権者の意識を強く感じる。一度、自民党の大物議員が相次いで落選し頭を下げる、いわば懺悔している場面を見たいのだろう」
自民党関係者は「北海道全滅」の危機的状況をこう吐き捨てた。
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