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平和への結集第2ブログ
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/124629869.html
私の視点―民主党の「超改憲派」の衆院立候補者たち 彼ら、彼女に1票を投ずることはあまりに危険すぎる!!
「問われているのは 『日本の方向』 総選挙の争点は『政権の選択』 ではない」(丸山重威・関東学院大学教授。NPJ通信、2009年7月23日。http://www.news-pj.net/npj/maruyama-shigetake/20090723.html)という批判があり、その批判は当たっていると思うものの、メディア各紙(局)のさまざまな世論調査の結果は今度の総選挙で民主党政権が誕生する可能性が高いことを予測しており、その意味で、今度の総選挙が多くのメディアが名づけているように国民が自公政権を選択するか民主政権を選択するかの「政権選択選挙」になることは間違いないところです。
政権が選挙によって自公党政権から民主党政権に代わるとすれば、戦前戦後を通じて1924年の総選挙以来の実に85年ぶりの転換ということになります。その政権交代の意義は歴史的にも実質の側面においてもはかりしれないものがあるだろうと思います。
だからといってなにがなんでも政権交代が実現すればよいというものでもありません。上記の丸山教授も指摘するように「問われているのは
『日本の方向』」です。その「日本の方向」を危うくするような政権交代では「政権交代」の名に値しないというべきでしょう。
そうした危機感もあり、このところ筆者だけでなくさまざまな論者の政権奪取後の民主党政権の政権運営の危うさを指摘する記事が相次いでいます。
■やはり民主党は危ない(森永卓郎 マガジン9条 2009年7月29日)
http://www.magazine9.jp/morinaga/dai035/
■民主党の安保政策には要注意 「非核三原則」堅持を(柴田鉄治 マガジン9条 2009年7月29日)
http://www.magazine9.jp/shibata/090729/
■民主党政権時代には共産・社民両党の存在が重要だ ―― 小選挙区で民主党、比例区は社民・共産
の健闘を促す投票を(櫻井智志 JANJAN 2009年7月27日)
http://www.news.janjan.jp/government/0907/0907257739/1.php
■共産党「建設的野党」宣言のインパクト共産党「建設的野党」宣言のインパクト(さとうしゅういち JANJAN 2009年7月23日)
http://www.news.janjan.jp/government/0907/0907207454/1.php
■民主党に1人勝ちさせないことも今後に重要(東本高志 JANJAN 2009年7月24日)
http://www.news.janjan.jp/government/0907/0907237615/1.php
私は上記の記事にさらに次のことをつけくわえたいと思います。それは民主党の総選挙立候補者のうち「超改憲派」とも名づけるべき候補者の一群についてです。
下記にその「超改憲派」立候補者のリストを掲げますが、あらかじめリスト中にある「新憲法制定議員同盟」などの各立候補者の所属する組織の説明をしておきます。私の主観による説明という誤解を避けるため各説明とも『ウィキペディア(Wikipedia)』を引用します(「吉良州司氏」の項目を除く)。
■新憲法制定議員同盟
新憲法制定議員同盟とは改憲を目的とする議員連盟。会長は元国会議員の中曾根康弘氏。2008年3月の総会では新役員の選出が行われ、これまで自民党、国民新党議員で占められていた役員に初めて民主党議員が選出された。(Wiki:「新憲法制定議員同盟」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%86%B2%E6%B3%95%E5%88%B6%E5%AE%9A%E8%AD%B0%E5%93%A1%E5%90%8C%E7%9B%9F
■真実を検証する会
正式名称は慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会。民主党内の保守系議員連盟。2007年3月に設立。アメリカ連邦議会の下院で戦前の慰安婦に対する日本政府の謝罪を求める決議案が議論されていることに対し、強制連行について「旧日本軍・政府の関与はなかった」という立場から、いわゆる河野官房長官談話の見直しを内閣総理大臣に提言する議員連盟として立ち上げられた。(Wiki:「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A8%E5%8D%97%E4%BA%AC%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F%E3%82%92%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BC%9A
■日本会議国会議員懇談会
日本会議国会議員懇談会は日本の保守系の国民運動団体である日本会議会員のうち国会議員で構成される同会議の組織内組織。「憲法の日本の伝統・国柄に基づく改正」「有事法制の整備」「首相の靖国神社参拝の推進」「男女の特性(=ジェンダー)を否定する『男女共同参画基本法』の改正 」などを目標に掲げている。(Wiki:「日本会議」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%93%A1%E6%87%87%E8%AB%87%E4%BC%9A
■吉良州司氏
吉良州司氏は衆院大分県第1区選出の民主党議員。衆院在職2期。小沢一郎グループに所属。これまでの歴史教科書を「自虐史観」に基づく教科書だと否定し、過去の日本の侵略行為を否認・美化する歴史教科書づくりを進める新しい歴史教科書をつくる会の運動と思想に共鳴するとかつて同選挙区在住の筆者に表明したことがある(「『革新』からの視点=なぜ社民・民主共闘は崩れたのか 〜参院・大分選挙区」
(JANJAN 2007年6月10日)参照。http://www.news.janjan.jp/election/0706/0706086933/1.php)。
【衆院立候補予定者・民主党超改憲派リスト】(18人)
北海道第9区 鳩山由紀夫 現 超改憲派 新憲法制定議員同盟
福島県第5区 吉田 泉 現 超改憲派 真実を検証する会
群馬県第2区 石関 貴史 現 超改憲派 真実を検証する会
埼玉県第4区 神風 英男 現 超改憲派 真実を検証する会
埼玉県第7区 小宮山 泰子 現 超改憲派 真実を検証する会
神奈川県第9区 笠 浩史 現 超改憲派 真実を検証する会
東京都第3区 松原 仁 現 超改憲派 日本会議所属議員
東京都第21区 長島 昭久 現 超改憲派 真実を検証する会
新潟県第2区 鷲尾 英一郎 現 超改憲派 真実を検証する会
静岡県第4区 田村 謙治 現 超改憲派 真実を検証する会
静岡県第6区 渡辺 周 現 超改憲派 真実を検証する会
愛知県第4区 牧 義夫 現 超改憲派 真実を検証する会
愛知県第14区 鈴木 克昌 現 超改憲派 真実を検証する会
京都府第2区 前原 誠司 現 超改憲派 日本会議所属議員
京都府第4区 北神 圭朗 現 超改憲派 真実を検証する会
兵庫県第6区 市村 浩一郎 現 超改憲派 真実を検証する会
広島県第5区 三谷 光男 現 超改憲派 真実を検証する会
大分県第1区 吉良 州司 現 超改憲派 小沢グループ
参考:
■私の視点―「次期総選挙 民主党公認候補者《護憲派》《超改憲派》リスト」【選挙区別】(「平和への結集ブログ」 2008年11月9日改訂)
http://kaze.fm/wordpress/?p=242
■続・《護憲派》《改憲派》別民主党公認候補者リスト【分類別】(「平和への結集ブログ」 2008年11月9日改訂)
http://kaze.fm/wordpress/?p=246
たとえ政権交代のためといわれても、またたとえ死票(自・公にも民主党にも投票しない)といわれても、上記に挙げた「超改憲派」の志向を持つ議員グループは私の判断ではこの国の将来を危うくする候補者たちです。彼ら、彼女に1票を投ずることはあまりに危険すぎるように思います。
東本高志
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