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自民、今回も「比例は公明」 協力見直し先送り
衆院選で自民党の小選挙区候補者の多くが、公明党の支援を受ける見返りに「比例は公明」と呼び掛ける。自公両党はこの10年、密度の濃い選挙協力を続けてきた。自民党選対は支持基盤の「劣化」を懸念し過度の公明依存を見直すよう指示しているが、厳しい逆風を受ける各候補はますます「公明頼み」を強めているのが実情だ。
公明は比例代表で当選する議員の割合が大きく、今回も小選挙区候補は8人だけ。これ以外の多くの選挙区で自公のバーター協力が行われてきた。だが古賀誠選対本部長代理は昨年12月「自民は自民、公明は公明で頑張って取るという戦略が大事だ」と見直しに言及した。公明との必要以上の接近は、自民の伝統的な支持者や支持団体の離反を招きかねないとの懸念が背景にあった。
これを受け神奈川県連会長を務める菅義偉選対副委員長は「比例は公明」との呼び掛けをやめる代わりに、県内の自民の小選挙区候補17人が、公明の上田勇氏が出馬する神奈川6区に居住する知人をそれぞれ200人紹介する方式に改めた。
7月22日に自民、公明が横浜市で共同開催した国政報告会には自民党員約850人が参加し、上田氏は「こういう機会をつくってくれた自民党の県議会、市議会の先生に厚く御礼を申し上げる」と頭を下げた。菅氏は「党の独自性を尊重した手法」と自賛する。
だが、他の選挙区に見直しの動きはさほど広がっていない。先の東京都議選でも、逆風を乗り越え候補者全員を当選させた公明と支持母体・創価学会の集票力は、自民の各候補にとってこの上なく「魅力的」(幹部)だからだ。
自民は21日の選対委員会で、公明のポスターやビラを配布する程度の協力にとどめることを確認したが、選対幹部は「既に公明に個別撃破されている候補者が多く、徹底は難しい」と半ばあきらめ顔だ。
公明の北側一雄幹事長は23日「何回も地域で選挙協力を経験している。中央の方であれこれ言わなくてもいい」と、自公協力の定着を強調。別の幹部も「衆院選が近づけば『比例は公明』と呼び掛ける地域が増えてくる」と自民の足元を見透かす。
2009/08/01 17:55 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080101000597.html
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