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8月1日8時0分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090801-00000043-sph-soci
北海道11区は、何かと“いわく付き”な2人の争いになっている。あの「もうろう会見」で世界的な批判を浴びた自民党の中川昭一氏(56)。対する民主党の石川知裕氏(36)は小沢一郎氏の元秘書で、西松事件では参考人聴取を受けた。果たして「中川王国」はどうなるのか。全国注目の選挙区だ。
帯広空港から市内に向かう国道236号線。道沿いには民主党陣営のポスターが目立つ。「昔は中川さんの目を気にして自民以外のポスターを張るなんて考えられなかったのに…。『中川王国』が崩壊しつつある象徴です」(帯広市議)。
すべては、あの「もうろう会見」が原因だ。今年2月のG7での、ろれつが回らず酒に酔っているかのような様子は、全世界で放送された。
「ついに国際的にやってしまったか」。中川氏の酔いどれ伝説には慣れっこの地元だが、晴れの舞台での醜態は衝撃的だったようだ。「イケメンの中川さんは主婦層に人気があったが、一気に評判を落とした。公明党の女性部などは相当怒っている」(地元関係者)。
過去の選挙戦では、ほとんど地元に戻ることがなかった中川氏。今回は地元に張り付き、慣れないどぶ板選挙を展開しているが、評判は芳しくない。会合では「腰が痛い」との理由から、まともにお辞儀をすることができず、座っていた支援者に立ってもらい握手をしたこともあったという。
代わりに走り回っているのが、郁子夫人(50)だ。有権者一人ひとりの手を取り、涙ながらに謝罪。今年5月に民主党の岡田克也幹事長が遊説で帯広を訪れたときは、自ら敵陣に乗り込んだ。司会者から「今日は中川夫人もお見えになっています」と揶揄(やゆ)されながらも、体を張った偵察を試みたという。
「もうろう会見」直後は、自宅に殺到したマスコミの前で夫に「日本一!」と声をかけ、物議を醸したこともある。それでも、夫の酒癖を注意できる唯一の人物だ。
2000年の衆院選で圧勝した中川氏は、事務所に酔って登場。だるまに墨を入れたところ、それが流れだし黒い涙のような状態になった。これに夫人が激怒。翌日、中川氏を事務所まで連れて行き、秘書らの前で「何をやってるの、謝りなさい」と、コップの水を頭からぶっかけたという武勇伝も伝わる。
そんな気丈な夫人が髪を振り乱し、どぶ板選挙に徹するほど、中川氏の置かれた状況は厳しい。
父・一郎氏の死に伴い、衆院選に出馬したのは83年。一郎氏の秘書だった鈴木宗男氏との骨肉の争いを制し、トップ当選した。その後は小選挙区制となり、宗男氏が選挙区を移動したため、無敵の「殿様選挙」(帯広市議)で8期連続当選してきた。
今回は接戦を味わっていないことが災いとなっている。永田町では勉強家で政策通と知られるが、地元ではまともに選挙活動を行ったことがない。
7月26日に帯広市内で行われた国政報告会。中川氏は大臣としての実績やマニフェストの話に終始した。「農家の人たちは不満を聞いてほしいのに、理詰めで天下国家の話をする。難し過ぎて伝わりきれていないんです」(後援会関係者)。良くも悪くもプライドの高い中川氏に、後援会も注意できずにいるのが実情だ。
陣営が最近、行った世論調査がある。一部の限られた幹部しか知らないものだ。結果は散々たるもの。比例の復活当選も難しい状況だった。その数字を見て、郁子夫人は泣き崩れたという。
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