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ニュースの裏103平成21年7月30日new! MPEG4 Flash 00:09:54
春名幹男 国際言語文化研究科教授 2009/07/31
「米中戦略・経済対話の意義と展望」
7月28日、米中戦略・経済対話が終わった。グローバルなテーマについて「G2」が協議する体制の始動として注目されたが、今回は内容で大きな進展が見られるというよりは連携協調の枠組み作りが始まったことに意義があったという所のようだ。「G2」については以前は、いわゆる経済大国としての米国と日本が構想をもって考えられたこともあったが、現在はおおむね米国と中国ということになっている。そうした中で特に中国の動向が関心の的となっている。世界的な金融危機で米国や西欧諸国が困難な状況にある中で、多くの問題を抱えながらも中国の経済成長は著しく、米国の国債も中国が最大の保有国となっている。のみならず軍事面でも、最近は中国の海軍増強が目立ち、インド洋にも進出の兆しが伺われる。資源の確保が目的となっており、西はアフリカが重要な地域だが、さらには南太平洋からオーストラリア、ニュージーランドなども関係がある。日本としては中国はいわば隣人であり、東アジアの安定を維持するためには重要な関係にある。他方、米国も当然、経済の上でも、安全保障の上でも最重要な同盟国である。そんな中にあって、日本が手をこまねいている訳には行かない。まさに確かな見通しを持って積極的に対処し、新しい形を築いてゆくチャンスにする位の意気込みすら必要である。総選挙の重要なテーマでもある。
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