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http://netallica.yahoo.co.jp/news/87400
老人票はすべて民主に流れた
2009/7/30 10:00
●「老人を働かせろ」「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い」と意味不明の支離滅裂
さすがに、日本中の高齢者が怒り狂ったに違いない。麻生首相が、老人をバカにする発言を連発させた一件だ。この演説で、さらに政権交代は確実になったのではないか。
25日に横浜市内で開かれた日本青年会議所の会合で、首相はこう言い放った。
「日本は20%以上が65歳以上だ。この人たちは皆さんと違って、働くことしか才能がないと思ってほしい」「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い。60歳、80歳を過ぎての手習いは遅い」「元気な高齢者をいかに使うか。彼らが納税者になれば、日本の社会保障はまったく違ったものになる。これが日本が目指すものだ」
これまでも麻生首相は、「朝早く歩いていると、徘徊(はいかい)老人と間違われる」などと、年寄りをバカにする発言を繰り返してきた。どこまで高齢者をコケにすれば気が済むのか。いったい、どういうつもりなのか。
「恐らく、年寄りを『社会のお荷物』としか考えていないのでしょう。70歳だろうが80歳だろうが、とにかく働かせて、税金を払わせようなんて一国のトップの発言とは思えない。だいたい『働くことしか能がない』『60歳を過ぎての手習いは遅い』など、差別発言ですよ。鳩山由紀夫さんの85歳の義母は、韓流スターに会いたいから韓国語の勉強を始めたそうですが、私の周りにも好奇心、向学心が旺盛な高齢者はたくさんいます。なのに、上から目線で『日本の高齢者は……』なんて、冗談じゃありません」(神奈川大名誉教授・清水嘉治氏=経済学)
麻生首相は「高齢者は働くしか能がない」などと言っているが、65歳を過ぎて働いている老人のなかには、生活のために働いている人も多い。月額6万円の国民年金だけじゃ食べていけないからだ。そんなことも分からないのか。
日本全国の高齢者は、絶対に麻生首相の傲慢な態度を許さないだろう。「老人党」を率いる精神科医で作家のなだいなだ氏がこう言う。
「麻生首相は本当にいいタイミングで発言してくれました。年寄りは忘れっぽいから、どんなにヒドい政治をやられても、普段は選挙までに忘れてしまう。でも、今度ばかりは選挙まで1カ月だから、絶対に忘れない。それどころか、後期高齢者医療制度について、思い出した高齢者も多いはず。それにしても、麻生首相はバカですね。もともと、高齢者は自民党支持者が多いのに、今度の総選挙では一斉に『反自民』に回るはずです」
8月30日、麻生首相がどんな吠え面をかくのか楽しみである。
(日刊ゲンダイ2009年7月27日掲載)
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