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次のブログ記事の紹介が複数あったので、そのブログ記事内の重要な誤りを記しておきます。
自公体制のきっかけとなった一本のビデオテープ(ブログ「永田町異聞」)
http://ameblo.jp/aratakyo/day-20090726.html
ブログ「永田町異聞」はけっこう秀逸です。次に指摘する誤りは、筆者が単に何か勘違いをされただけでしょう。
<のちに野中と結んで自公連立のキーマンとなる藤井は、学会本部への右翼・暴力団の街宣車を排除するため、元警視総監の仲介で後藤組長に会ったという。
平野は著書のなかで、「この密会ビデオ問題が新進党で旧公明グループが小沢党首に離反する原因となり、野中氏による新進党解体の種に発展する」と書いている。>(“自公体制のきっかけとなった一本のビデオテープ”永田町異聞より)
誤りというのは「密会ビデオ」のその内容です。次の平野貞夫氏の該当著書『公明党・創価学会の真実』(講談社 2005年06月25日刊)にあるように、池田大作の側近であり公明党常任顧問でもある藤井富雄東京都議(当時)がそのとき後藤組組長に依頼したのは、創価学会に対して批判的な亀井静香自民党代議士(当時)らを黙らせて欲しい、というものでした。この「密会ビデオ」のことは魚住昭氏(元共同通信社記者のジャーナリスト)が『月刊・現代』2004年2月号でも書いています。
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「密会ビデオ」の内容だが、村上さんの側近の証言によれば、「藤井さん(公明代表で都議会議員)は反学会活動をしている亀井さんら四人の名前を挙げ、『この人たちはためにならない』という意味のことをいったという。受け取りようでは、後藤組長に四人への襲撃を依頼したという意味にもとれる。それで亀井さんと村上、警察関係者、弁護士、私も加わって対策会議が開かれたんです」となる。
この対策会議でビデオの実物は出されていない。ただ、二人のビデオでのやりとりを筆記したメモが出されていた。さらに、出席者の中にビデオの映像を見た人物がいたらしく、映像の画質が悪く雑音が混じっていて声が聞き取りにくく、専門家の鑑定をしてもらったところ、登場人物は藤井と後藤にほぼ間違いない、ということまで証言している。
創価学会と後藤組の関係について、多くを述べるつもりはない。一九七〇年代、創価学会の富士宮市での墓苑開発をめぐるトラブルを、後藤組の協力で解決したことをきっかけに、友好・協力関係と緊張・対立関係が繰り返されたといわれている。
…(略)…自民党がビデオの問題で創価学会に揺さぶりをかけたのを知っているか。
「その話も聞いているよ。ヤクザより政治家のほうが汚いね。あとの自公連立は後藤組がきっかけをつくってやったようなもんだ。公明党は与党になってからもう四年になる。それでどれだけ得をしたことか」
魚住さんがインタビューした後藤組の内情をよく知る人物については、いろいろな事情から名前や肩書は明らかにできないようだが、この話は真実に近いと私は思っている。それにしても、「自公運立は後藤組がきっかけをつくってやったようなもんだ」という証言に、今日の自民・公明連立政治のすべてがある。私は日本の政治の奥底に慄然とするものを感じる。
(『公明党・創価学会の真実』平野貞夫著[講談社 2005年06月25日刊]「序章 暴力団が作った自公連立」より)
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参考:
「私は池田大作氏の証人喚問を委員長にお願いをいたしたいと思います」亀井静香自民党衆院議員(当時)
http://www.asyura2.com/07/senkyo37/msg/931.html
投稿者 外野 日時 2007 年 7 月 08 日
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