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2009/7/28 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/87144
●ノロマ首相に政府内でもブーイング
麻生首相が26日山口県防府市へ視察に出かける。豪雨災害被災地のお見舞いだが、決定までの舞台裏にはやっぱり見苦しいドタバタがあった。
21日に衆院を解散したはいいが、民主党の鳩山代表と違って、選挙応援のお呼びがかからず、遊説日程もつくれないミジメな麻生首相。ヒマでやることがないから、総理自ら22日から日本経団連や農協、各種団体、大企業回りをして選挙協力を要請している。普通は幹事長の仕事だ。
そこで政府内から、こんな声が出ていた。
「総理が財界回りをして選挙資金集めとはみっともない。行くところがないなら、つくればいい。防府市へ視察にすぐ行くべきだ」
防府市が局地的豪雨に見舞われ、老人ホームなどで死者が出たのは、衆院解散があった21日。翌日にでも首相自ら現地を訪れ、カッパを着て陣頭指揮を執れば、少しは見直された。選挙運動にも大きなプラスだ。
ところが官邸の反応は、「総理が行くとなれば、警備などが大変。準備に時間がかかる」と乗り気なし。その間にも、防府市の被害はどんどん拡大した。
「さらに“行くべきだ”の声が強まり、やっと24日になって、26日視察の日程が官邸で固まったのです。政治カンのいい首相なら、不謹慎であっても選挙中の災害はPRに使うものだが、とにかくのろい。解散した日の会見で“安心社会の実現、これを国民に約束する”と言ったのだから、すぐに防府市へ駆けつけて“安心社会”にがんばっている姿を見せないといけない。頭が悪すぎる」(官邸事情通)
この調子だと、防府市の視察先で、また「惜敗を期して」みたいなバカ発言をしちゃうんじゃないか。
(日刊ゲンダイ2009年7月25日掲載)
2009/7/28 10:00 更新
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