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<この人の重大発言>
「自民党の解散みたいな(衆院)解散になっちゃうな」 (産経新聞7月16日付)
亀井静香・国民新党代表代行
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衆議院解散からさかのぼる1週間前、国民新党の亀井静香代表代行は、「都議選で自民党が大敗したのは、(これまで)衆院選をすっ飛ばしてきたからだ。(略)逃げれば逃げるほど墓穴を掘る」(MSN産経ニュース)と古巣の自民党の迷走ぶりに苦言を呈し、さらに選挙後を占った。
21日に解散された衆院。公示は8月18日だが、同月30日の投開票に向け事実上の選挙戦に突入した。21日午後開かれた自民党両院議員懇談会では、麻生首相は、「私の『ブレた』といわれる言葉が、国民に政治への不安・不信を与え、結果として自民党の支持率低下につながった。深く反省しております」と詫び、地方選の連敗については、「力不足を申し訳なく思っている」と、涙声で謝罪した。
麻生おろしの風が吹き荒れたあとだけに、懇談会は、反麻生議員からの糾弾も予想されたが、ふたをあけてみると、急先鋒の中川秀直・元幹事長が「今日の首相のあいさつは非常によかった。潔く総理のご決断を受け入れる。(両院議員総会の開催再要求に)署名された全議員を代表して、ここでしっかりと総理と握手する」(朝日新聞7月22日付)と述べるなど、これ以上、国民にゴタゴタを見せるのは得策ではないとの判断が働いたのか、ほとんどの議員が一致結束を強調して幕となった。個々の議員にしてみれば、自民党にとっては最悪の情勢下、このうえ自民党全体の支持率を低下させれば、重複立候する議員は、比例で復活当選する可能性さえ危うくなってしまうからだ。
しかし亀井氏のいうように、逆風をやわらげるにはほど遠く、麻生首相は、21日夕の記者会見で衆議院選の勝敗ラインをしつこく聞かれて、「選挙に負けることを前提にした質問に私が安易に答えるとお思いか。いまから選挙で戦うんですよ。あらん限りの力を振り絞ってやるのが選挙なんです」と気色ばんだほど。
すでに引退を表明した小泉元首相は、「『本降りに なって出て行く 雨宿り、だな』と江戸川柳を引き、『麻生さんは、去年秋に解散しようとしたが、内閣支持率は思ったほど高くなかった。しばらくすれば上がるだろうと見送り続けて時間切れになり、大雨をついて総選挙に打って出た』と解説してみせた」(=村岡彰敏政治部長・読売新聞7月22日付)という。
じっさい、政権交代が成立し、自民党が下野する可能性は限りなく高く、それどころかかりに自民党が惨敗するようなことになれば、分裂も十分起こりうる。自民党の目標は「自公両党で過半数。政権維持」(細田博之幹事長)だが、「180議席がいいところ」(=自民党幹部・読売新聞7月22日付)との見方もあり、公明党の現有議席の31を合わせても211議席と、過半数の241にはほど遠いのが現実だ。
いっぽう民主党は、「現在の野党と協力して、過半数を得る」(鳩山由紀夫代表)のが目標だ。解散前の議席は112議席なので、単独で過半数に達するには、129議席以上を獲得する必要がある。「謙虚に見ても249はいく」(=赤松広隆選対委員長・日本経済新聞7月22日付)と強気だが、参議院では過半数に足りておらず、法案を安定的に通過させるためには、国民新党や社民党などとの連立が必要になる。22日には、国民新党の綿貫代表が「こびへつらって連立に加わる気持ちはない」としながらも、民主党との連立を否定しなかった。
政界再編の可能性がもっとも高くなるのが自民、民主の獲得議席が拮抗した場合だ。自民・公明が過半数割れし、民主党が国民新党や社民党と組んでも過半数を確保できないケースで、自民党と民主党との間で熾烈な引き抜きがおこなわれ、場合によっては新党の誕生を含めた離合集散が起きる可能性がある。同じ22日、平沼赳夫元経産相も、「選挙後に自民民主両党の議員を糾合しながら第三極をつくりたい」と語った。
ちなみに、8月に選挙がおこなわれるのは、戦後初めて。旧憲法下でも、1898年、1902年の2回だけで、お盆休みの間は、選挙を避けようとしたのが、おこなわれなかった理由だといわれる。
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