★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK67 > 861.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
7月23日8時3分配信 スポーツ報知
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090723-00000039-sph-soci
路地から路地へ、地を這(は)うような地道な選挙運動…通称「どぶ板」の達人として知られるのは、自民党の平沢勝栄氏(63)。その徹底ぶりは、選挙区内の冠婚葬祭をほとんど網羅するほど。平沢氏が考案した「呼ばれてもいない結婚式で、あいさつする方法」とは−。その平沢氏に東京17区でガチンコ勝負を挑むのは、民主党の早川久美子氏(38)。余裕満々だった平沢陣営の、急転ピリピリムードに確かな手応えを感じているという。
解散直前のある日。午前6時に葛飾区のラジオ体操の大会に出席した平沢氏は、夕方から盆踊り会場に顔を出した。子供たちに「暑いね」と声をかけ、手にしたうちわでパタパタ。路上に座り込むギャルたちを見つけると「よろしくね」と名刺配り。公園内を一周すると、町会長らの晩酌に付き合った。
どぶ板−。もはや平沢氏の代名詞だ。平沢氏の選対委員長・樺山卓司都議(61)は「とにかくエネルギッシュの一言に尽きる。これだけ短期間に強固な組織、地盤を築き上げた人はいない」と語る。
民主の圧倒的優位とされる今回の選挙戦。ほとんどの世論調査で平沢氏には「◎(当確)」がつく。メディア露出が目立つ平沢氏だが、選挙戦の根本にあるのは徹底した地元密着だ。
モットーは「呼ばれていない会にも出なきゃダメ」。その「どぶ板」ぶりを地元関係者の証言をもとに再現してみた。
【葬儀には必ず出る】
平沢氏は常に濃紺の背広に白シャツ。ネクタイを替えれば、いつでも葬式に出ることが可能だからだ。「街で葬式を見ると反射的に香典をわしづかみにして飛び込んでしまう」(関係者)。日頃から事務所スタッフが車で葛飾区中の葬儀店を走り回り、情報収集をしているという。
【呼ばれない結婚式にも出席】
「これは相当な高度なテクニックです」(関係者)。知り合いの結婚情報を入手すると、平沢氏は呼ばれてもいないのに式場に足を運ぶ。そこではトイレに行ってみたり、ロビーでウロウロ、ひたすら機会をうかがう。出席者の中に知り合いを発見するやいなや「偶然だなあ」と一芝居。半ば強引に式に参加してしまうという。「乱入され戸惑いがあるだろうが、あいさつされたほうは感激しますよ」(関係者)
【盆踊りは皆勤?】
盆踊りなどイベントがめじろ押しとなる夏。平沢氏は、7、8月で約300か所の会合に顔を出す。単純計算で、1日5か所。「会合があればほとんど全部に顔を出す」(関係者)という。地元に張り巡らされた後援会組織は100近くに及ぶ。
ただ、これだけやっても、今回の選挙戦にかける平沢陣営には緊張感が漂う。平沢氏の選対関係者は「都議選の結果がすべてを物語っている。過去4回の当選とは別次元。『平沢さんは大丈夫でしょう』といわれるが、その『大丈夫』が一番危険なんです」。
樺山都議も「駅頭に立つ早川氏に『うふっ』とやられ、若いサラリーマンがぐらっときている。それをとても嫌がっている。これまでは演出した危機感でしたが、今回は本物の危機感です」。
これまでの選挙では、目が血走りドタバタ感があった平沢氏。だが、今回は悟りを開いたかのように、落ち着いた顔つきになっているという。
テレビ出演はこれまで通り続けるが、全国から依頼がきている応援演説は、できる限りキャンセルするという。
平沢氏は語る。「今回は過去4回の選挙と空気が違うなとひしひしと感じている。今まで取った票は全部忘れて、ゼロから戦わないと。相手が誰かは関係なく、所属が自民党か民主党かだけ。自民党に吹いているアゲンストの風をもろに受けているんです」
果たして「どぶ板」は激しい逆風を食い止めることができるのだろうか。
◆東京17区(葛飾区、江戸川区北部)立候補予定者
平沢 勝栄(63)自民
早川久美子(38)民主
新井 杉生(50)共産
深尾 一平(28)幸福
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK67掲示板
フォローアップ: