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(回答先: 【農家への戸別所得保障制度導入を】<MA米>1カ月200トン廃棄、カビ発生なら袋ごと(毎日新聞) 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 7 月 20 日 21:19:50)
「1トン当たり約6万〜16万円で、年間約77万トン輸入している」ということは、輸入代金だけを見れば1トン16万円で計算しても1232億円にしかならない。保管費用に同額ぐらいかかるとしても合計で3000億円には行かないので、それを全額使っても、農家の個別所得保障にはあまりに金額が少なすぎると思います。一般には、個別所得保障に1兆円を当てるとされているようです。
ただ、日本に農家は300万世帯ほどあり、その中で販売農家は200万世帯、専業農家は40万世帯ほどとなっているようです。ですから、仮に、専業農家のみに1兆円を均等に配るとしても、一世帯あたり250万円です。ですから、一兆円でも本来予算としてはあまり大きいものではないと思います。
農業は今後かなり技術革新が進む分野であるはずです。逆から言うと、今まであまりに伝統的な経営が行われてきていて、資本の投入が個別の農家ごとにしか行われず、技術革新が促されなかったと言えます。今後、企業の農業参入がもっと認められ、さまざまな意味での生産性の向上が行われれば、農業従事者の所得は飛躍的に伸びると思います。
もっとも、高齢化した農家の状況を考えると個別所得保障はどうしても必要なものになり、そういった政策を取りつつ、農業の構造転換を図ると言うことが今後行われていくのでしょうね。
少なくとも、農家として農産物を生産する方が、個別の農家、または、せいぜい農協単位でまとまった集団でしかないのに、農産物を買い取り消費者に売る側が大手スーパーとして非常に大型化、巨大資本化しているので、取引の公正さがどんどん損なわれてしまっている点が問題です。個別所得保障制度は、そういったアンバランスを一定程度補正する働きがあるのだと思います。本来は、アンバランス自体を無くす必要があり、農産物生産側の大型化、または、巨大資本化がある程度は必要になるはずです。
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