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津島氏引退、長男で秘書の淳氏が後継か
21日の解散まであと2日と迫った19日、自民党の津島雄二税制調査会長(79)が青森市内で会見し、次期衆院選で青森1区から出馬せず、引退すると表明した。津島氏は津島派会長で、1976年(昭51)から11期連続当選で勤続33年の超ベテラン議員。同区から出馬予定だったが、麻生自民党への逆風の下、県農業者政治連盟(農政連)が自主投票を決定するなど、情勢が不安定になっていた。後継は党県連が20日にも協議するが、長男で秘書の淳氏(42)も浮上している。
麻生自民党への逆風は、超ベテラン議員をも直撃した。津島氏は地元青森市で会見し、「次の選挙において、私はあえて立候補しない」と、引退を宣言した。不出馬の理由は「わが党の将来や日本の政治を新しい人たちが開いていく必要性を強く感じた」と説明。麻生おろしなどの混乱が続いている現状については「自民党は解党的な出直しをしないといけない」と苦言を残し、無念さもにじんだ。
青森市では4月の市長選で、無所属新人の鹿内博氏(61)が、津島氏に近い無所属現職の佐々木誠造氏(76)を破って初当選。05年以前の旧青森市時代から6期目を目指した佐々木氏への「高齢多選」批判は、津島氏にも当てはまる構図だった。今月には自民党の有力支持団体の県農政連が、衆院選について全国の農政連でも異例の自主投票を決定。津島氏は苦戦が予想されていた。
自民党内では、突然の引退については「党を取り巻く情勢の厳しさの反映」(選対幹部)との受け止めが大勢だ。参院幹部は「自民党の窮状をまともに受けた決断」と分析。「ぶざまな敗北を喫して晩節を汚すよりは自ら身を引く道を選んだのでは」と指摘した。若手は「派閥領袖の解散直前の引退表明だけに議員心理に相当マイナスの影響がある」と話した。津島派の船田元事務総長は「全く寝耳に水」としながら「早急に態勢を整えて選挙に臨む」と強調。額賀福志郎会長代理の昇格が有力だが、選挙後になる可能性もある。
自民党県連は20日に役員会などで、早急に後継候補の決定を急ぐ。津島氏は会見で「私の政治哲学を理解し、実績を引き継いでくれる人に継いでもらいたい」とし、後継指名はしなかった。津島氏には、夫人で作家太宰治の長女である園子さんとの間に長男で秘書の淳氏がいる。淳氏を推す声もあるが、世襲批判を避け、公募とする案も浮上している。青森1区では、民主党の横山北斗氏(45)、保守系無所属で平沼赳夫氏と連携する升田世喜男氏(52)らが立候補を予定している。
[2009年7月20日8時40分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090720-520873.html
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