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http://break.kyo2.jp/e121497.html
掲載されてから少し時間が経ってしまいましたが、以下は「封印された高橋洋一証言」の抜粋です。
現代プレミア×gooニュース
佐藤優「深層レポート」−封印された高橋洋一(元内閣参事官、東洋大学教授)証言 官僚無能論と窃盗事件−
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/life/gooeditor-20090623-01.html
このなかで、官僚がどのようにメディアをコントロールしているか書かれています。以前、佐藤氏は講演で同じ
ようなことを話していました。
(以下、抜粋です)
・弱みの握り方
『外務省ハレンチ物語』に書いた国会議員に対するアテンドについて筆者が説明し、外務官僚がどれほど「怖い
こと」に手を染めているかを話題にしたときのことだ。高橋氏が、ちょっと驚きの証言をした。「実は私にもそ
の種の経験がある」と語ったのだ。その経験とは、海外での「アテンド」。外務省の職員は政治家や他省庁の幹
部などを、海外で接遇する機会が多い。そしてそれは、弱みを握る大いなるチャンスなのである。
***
佐藤 そのアテンドがくせもので、いかがわしい場所に連れて行ったりする。それで翌日、「先生、昨夜はハッ
スルされましたねえ」と意味ありげに微笑むわけです。政治家や他省庁の連中をどこに連れて行ったかという、
A4判の便宜供与報告書があって、大臣官房総務課がそれを一括管理してます。もちろん財務省の役人のもあり
ますよ。
高橋 そうやって情報を「握る」わけね。実は、私も似たような仕事をしていた時期がある。審議会の委員をし
ている学者やメディアの記者を海外に連れて行くと、たいていハメを外して、弱みを握れるんですよ。
佐藤 ハメを外すんじゃなくて、外させるんです、仕事だから。怖いですよぅ(笑)。ところで、財務省はどん
なメディア対策をとっているんですか。
高橋 財務省の連中は、マスコミは全部飼いならせると考えているでしょうね。外交もそうかもしれないけど、
マスコミの人は専門知識がない。そこに付け入る余地があって、コントロールできるという自信がある。
佐藤 つまり、情報をエサにするわけですね。在外公館にいると、ときどき本省から政局動向レポートが回って
くる。これ実は外務省が外務省担当の記者に書かせていて、裏金から30万円ぐらい払っていると聞きました。こ
れを一回やってしまった記者は黒い友情から抜け出せなくなる。財務省と比べると、汚いオペレーションでマス
コミを巻き込むのが外務省です。私がロシア大使館時代にやったのは偽造領収書の作成。大使館のゴム印を押す
んですけど、これは登録されている公印ではなく、悪事に使うためのものなんです。このゴム印を大使館のレタ
ーヘッドが入った領収書に押して、取材でやってきた記者の連中に渡すんです。
高橋 金額が自由に書き込める白紙の領収書ですね。
佐藤 こんな話もあります。あるロシアスクールの先輩が記者と一緒に韓国に行ったとき、女性がニワトリの卵
を産むショーをやっている、かなりいかがわしいクラブに案内した。そこでみんなで記念撮影をする。先輩曰く、
「その写真が役に立つ」と。写真を撮られたことが、記者にとっては弱みになるわけです。やはり外務省はまと
もな組織じゃないですよね。
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