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NHKスペシャル マネー資本主義 第4回「ウォール街の“モンスター”」を見て、一つ疑問点がある。
住宅の値上がりが永遠に続くことはありえない。日本で土地バブルがはじけたとき、アメリカでは収益還元法を使って適正な不動産価格を決めているからバブルは起きないと言われていた。日本であれだけ酷い土地バブルの破裂があったのに、正にその後、アメリカで日本のそれを上回る規模の土地バブル破裂が許容されたこと自体が疑問だ。
番組では、人々の強欲、特に投資家の強欲のため、不動産の値上がりが永遠に続くと言う信仰が生まれたとされていたが、そう説明するだけでは片手落ちだと思う。実際、番組でもCDSを発明した金融工学者が新聞に不動産の値上がりが永遠に続くことはありえないと警告の投書をしたとしている。そして、その警告がみんなの強欲によって無視されてしまったと結論付けている。
しかし、これは、基本的におかしい。それは、政府に金融監督部門があり、彼らも不動産バブルが必ずはじけることを知っていたはずだからだ。
だから、「ウォール街の“モンスター”」は、単に民間部門の人々の強欲によってのみ作り出されたのではない。政府部門の人々の強欲によって、少なくとも作り出されることが黙認され、ほぼ確実に政府部門の人々の強欲を満たすために利用されたはずなのだ。
911のテロと似ていると思う。911のテロはイスラム過激派の仕業とされるが、少なくともブッシュ政権が、イスラム過激派のテロ計画を黙認していたと言われている。自分としては、黙認どころか、911のテロを主導したのがブッシュ政権及びその背後にいるアメリカの軍産複合体だと考えている。つまり、サブプライムローンは、911のテロと同じく、故意に仕組まれたものなのだ。
今後、オバマ政権の下で、同じような政策が取られる可能性が高い。今のところ、そういった政策である可能性があるのが、ブタインフルエンザだ。
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