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(回答先: Re: 【売る魔「自民党には捜査は及ばない」ｗ】自民２議員側への献金告発で西松建設元社長を不起訴処分 投稿者 官からアメリカ人へ 日時 2009 年 7 月 18 日 13:10:23)
西松建設献金事件：元社長公判再開 ２０年前から親交、二階氏に情報期待
◇検察冒陳にまゆひそめ
封印されたはずの政界工作が浮かび上がった。１４日、東京地裁で審理が再開した西松建設元社長、国沢幹雄被告（７０）の公判。検察審査会に背中を押され追起訴に踏み切った検察側は「二階（俊博経済産業相）先生と仲良くなれば（官民の工事に関する）情報を得られたり、有力者を紹介してもらえると思った」という国沢被告の供述調書を朗読した。自民側にも拡大した疑惑はどんな影響をもたらすのか。衆院解散を１週間後に控えた永田町にも波紋が広がった。【伊藤一郎、大場弘行】
午前１０時過ぎ、東京地裁。紺色スーツに青いネクタイ姿の国沢被告は被告席に座った。「二階議員との関係を取りざたされるのを避けるためダミー団体名義でパーティー券を買った」。検察側が朗読する冒頭陳述に、時折まゆをひそめた。弁護人や裁判官からの質問に「二階氏とは２０年ほど前に会った。０１年か０２年ごろから献金していた。会社のためだった」と説明した。
「東の小沢、西の二階」。二階氏の地元関係者は西松との関係をこう表現する。岩手４区の小沢一郎・民主党前代表と和歌山３区の二階氏。いずれも優劣をつけがたいほど西松と深い関係にあるという。データもそれを裏付ける。０４〜０６年のダミー２団体による献金・パーティー券購入額でトップは小沢氏側の２４００万円。２番手は二階派の政治団体「新しい波」の８４４万円だ。「小沢氏より二階氏の方が西松に近い」と話す大手ゼネコン元幹部さえいる。
西松関係者によると、関係が始まったのは二階氏が和歌山県議だった８０年前後。当時関西の支店に勤務していた社員（後の会長）が関係を築き、二階氏と中央大の同窓だった国沢被告に引き継いだという。
０３年、二階氏が保守新党から自民党に合流して新しい波をつくると、設立パーティーに多くの西松社員が出席した。西松の和歌山営業所が入居するビルには、二階氏が支部長を務める「自民党和歌山県第３選挙区支部」や関連政治団体が同居する。西松元幹部は「運輸族」として知られる二階氏側に受注を邪魔されないよう献金したと語る。しかし二階氏事務所は４月、毎日新聞の取材に公共工事受注との関係を否定しており真相は闇の中だ。
周辺関係者によると国沢被告は追起訴によっていったん結審したはずの公判の再開が決まった後も、事件について語らず散歩などして過ごす。家族は「いつ裁判が終わるのだろうか」と不安な日々を過ごしているという。
◇２議員分不起訴へ
西松建設のダミー２団体から０４〜０６年、献金やパーティー券購入を受けたのは１４人の与野党の国会議員と自民党の５派閥。西松側を立件する場合、名義を偽った資金提供を罰する政治資金規正法の「第三者名義の寄付禁止」や、政治家個人の資金管理団体への企業献金を禁じた同法の「企業献金の禁止」を適用する。いずれも公訴時効は３年で、既に起訴された小沢氏側と二階氏側を除くと、時効を迎えていないのは４議員側分。
このうち、藤井孝男参院議員（自民）の資金管理団体と、林幹雄国家公安委員長が代表を務める政党支部への寄付については作家、宮崎学さんが刑事告発したが、週内に不起訴とする見通し。古賀誠衆院議員側と渡辺具能衆院議員側（いずれも自民）に支払った分は告発されていない。
一方、議員側を罰する際に主に適用する同法の「虚偽記載」の時効は５年でほぼ全員分が時効にかからない。うち西松が０６〜０７年、社員ら個人名義に仮装して二階俊博・経済産業相が支部長を務める政党支部に献金した計６００万円について、特捜部は二階氏の実弟が実質的に運営する「関西新風会」の事務所費に充てられた疑いがあるとみて捜査したが、資金が複数の団体間を移動し流れが複雑なうえ担当者も多いことなどから、検察当局は総選挙後に立件を見送る方向で検討している。【岩佐淳士、安高晋】
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■解説
◇検察審新制度、公平性欠く懸念も
検察当局はこれまで通常、献金した業者側と献金を受けた政治家側の双方を立件してきた。政治資金規正法が「政治活動を国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため」（１条）と政治家側に力点を置いた法律で「業者側だけ立件するのはバランスを欠く」（特捜部ＯＢ）と考えてきたからだ。
しかし検察当局は今回、２回「起訴相当」と議決すると公判請求されるよう権限が強化された検察審査会の意向を踏まえ、１回目の起訴相当議決後、西松側だけを起訴した。その結果、この日の公判では、従来なら明らかにならない事実が明るみに出た。国沢被告らを告発した市民団体「政治資金オンブズマン」（大阪市）共同代表で神戸学院大法科大学院の上脇博之教授は「市民感覚が生かされた」と、その意義を語る。
ただ問題もある。二階氏側は法廷で反論する機会がない。しかも国沢被告側が争わず異例のスピード結審となったため１７日の判決で検察側の主張がそのまま認められることになり「欠席裁判」との批判を招く可能性がある。
国沢被告側は法廷で「犯罪被害者の泣き寝入りを防止するために検察審査会の制度が変わった。『（自民側も立件し）バランスを保つため』とする今回の検察審査会の議決は政治的であり、制度の趣旨に反している」と強い口調で非難した。国沢被告は別の議員側への資金提供で再度起訴される可能性も残り、不安定な立場が続く。
制度変更の先行例となった公判で明暗両面が浮き彫りになった。今後、同種事件で検察審査会が起訴を求めるケースが増える可能性があり検察は、難しい判断を迫られる。【安高晋】
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◇西松の２政治団体による献金・パーティー券購入と捜査状況（国会議員と派閥）
＜国会議員＞ 総額 （うち献金） 捜査状況（時効完成部分）
小沢一郎（民・衆） ２４００ （２４００） 起訴
藤井孝男（自・参） ５００ （４００） 告発受け捜査中
尾身幸次（自・衆） ４００ （４００） （西松側は時効）
森喜朗（自・衆） ４００ （３００） （西松側は時効）
山岡賢次（民・衆） ２００ （２００） （西松側は時効）
山口俊一（自・衆） ２００ （２００） （西松側は時効）
渡辺秀央（改・参） ２００ （２００） （西松側は時効）
加納時男（自・参） ２００ （０） （西松、議員側とも時効）
川崎二郎（自・衆） １４０ （０） （西松側は時効）
山本公一（自・衆） １１４ （１４） （西松側は時効）
林幹雄（自・衆） １００ （１００） 告発受け捜査中
二階俊博（自・衆） ３０ （０） （西松側は時効）
古賀誠（自・衆） １６ （０）
渡辺具能（自・衆） １４ （０）
＜派閥＞
新しい波（二階派） ※８４４ （０） 起訴
平成研究会（津島派） ９０ （０） （西松側は時効）
志帥会（伊吹派） ７０ （０） （西松側は時効）
新財政研究会（古賀派） ３０ （０） （西松側は時効）
宏池会（古賀派、旧谷垣派） ２８ （０） （西松、議員側とも時効）
＊敬称略。単位・万円。期間は０４〜０６年。金額は政治資金収支報告書による（※は検察側冒頭陳述）。議員が代表を務める政党支部の受領分を含む。自は自民、民は民主、改は改革クラブ。
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二階派パー券：西松元社長を追起訴 検察審議決受け
毎日新聞 2009年7月14日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090714dde041040005000c.html
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- Re: ↑与謝野は職務権限があり献金企業を監督する立場ｗ【売る魔「自民党には捜査は及ばない」ｗ】 官からアメリカ人へ 2009/7/18 13:33:31
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- Re: ↑与謝野は職務権限があり献金企業を監督する立場ｗ【売る魔「自民党には捜査は及ばない」ｗ】 官からアメリカ人へ 2009/7/18 13:33:31
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