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【国策検察と攻防戦w】【衝撃事件の核心】郵便不正事件村木元局長は拘置所で何を考える?広がる支援 揺るぎない自信の検察
http://www.asyura2.com/09/senkyo67/msg/484.html
投稿者 官からアメリカ人へ 日時 2009 年 7 月 18 日 12:58:16: Dx5sTVjBq/alo
 

【衝撃事件の核心】郵便不正事件村木元局長は拘置所で何を考える?広がる支援 揺るぎない自信の検察 (1/4ページ)
2009.7.18 08:00

4カ月以上にも及ぶ捜査が続いた郵便不正事件は、7月4日に厚生労働省元雇用均等・児童家庭局長、村木厚子被告(53)らの起訴でいったん終結した。厚労省係長らが次々と保釈されるなか、否認を続ける村木被告だけが保釈請求を裁判所に却下され、いまなお大阪拘置所で暮らしている。その村木被告に対する支援の広がりは予想外に大きく、全国の障害者団体を中心に著名人も名を連ねる。13日に接見禁止が解かれて以降、次々と接見に訪れる支援者に、村木被告は第2ラウンドともいえる公判への意欲を語るなど気丈さを見せているという。しかし、大阪地検特捜部はまったく動じる気配はない。厚労省の局長にまで昇りつめた女性キャリアは、塀に囲まれた部屋の中で何を思うのだろうか。


支援者にメッセージ「たくさん勇気もらった」

 「やっと20日間(勾留期間)が終わりました。起訴という結果になりましたが、裁判になって初めて検察側と弁護側、双方が対して公平な闘いになると聞いていたので、がっかりはしていません」

 村木被告が今月14日、家族を通じて支援者らに発信したメッセージだ。その文面からは村木被告の気丈な様子が十分うかがえる。

 そのなかでは勾留中に40通以上の励ましの手紙が届いたことにも触れ、「返事はすぐに出せないと思いますが、たくさん、たくさん元気をもらい勇気をもらったので、心から感謝しています」と女性らしい心配りをみせている。

接見をめぐってはハプニングもあった。関係者によると、接見禁止が解かれた13日、家族が東京から大阪拘置所を訪れたが、先に村木被告の知人が接見してしまったため、接見できなかったという。弁護人以外の接見は1日1組に限定されているためで、家族は急きょ大阪に1泊し、翌14日に無事に会えたという。

 その後は次々と友人や支援者が接見に訪れており、すでに数週間先まで接見の予定が組まれるほどの人気ぶり。接見を済ませた知人女性には「規則正しい生活で逆に健康になったみたい」と冗談を言うほど元気だった。

 また、ロス疑惑で無罪を勝ち取ったことで知られる弘中惇一郎弁護士を弁護人に選任。公判に向け、知人に差し入れてもらった六法全書で法律の勉強をしているという。


「李下に冠を正さず」

 近年の事件では珍しく、村木被告には逮捕直後から、友人や障害者団体関係者らが支援活動を始めた。

 起訴後の9日には、堂本暁子・前千葉県知事や日本テレビ系「行列のできる法律相談所」の出演者で知られる住田裕子弁護士ら8人が早期保釈と事件の解明を求める声明を発表。会見で堂本前知事は「真摯な態度で官僚として血の通った仕事を貫いてきた人。不正などするわけがない」と力を込めた。

 また、障害者団体関係者ら400人以上が集まり、「支援する会」を設立。発起人の社会福祉法人「南高愛隣会」(長崎県)理事長の田島良昭さん(64)は「官僚の中で不正から最も遠いところにいたのが村木さんだ。330円のコーヒー代の支払いも割り勘にするぐらい絶えず自分を律していた」と強調する。


 関係者によると、村木被告が金銭面での“潔癖”を徹底するようになったのは、平成元年にリクルート事件で逮捕された旧労働省時代の先輩だった加藤孝元労働事務次官の一言がきっかけだった。

 「僕はうかつだった。失敗したよ。君は『李下に冠を正さず』(他人に疑われるような行為を避けること)という言葉を忘れずに仕事に励め」。省内で最も尊敬していた先輩官僚の突然の“暗転”を目の当たりにした村木被告。それ以降、飲食を共にした関係者に割り勘への理解を求めるようになったという。


検察は「有罪」へ揺るぎない自信

 「確かに人柄のよさは思い知らされた」。検察幹部は、村木被告への支援の広がりに感心を示す一方で、「それと無罪かはまったく別だ」と立証に関しては揺るぎない自信をのぞかせる。

 「凛の会主要メンバーの倉沢邦夫被告(73)は平成16年2月、低料第三種郵便物の適用に必要な証明書を得るため、以前に秘書をしていた民主党の国会議員に“口利き”を依頼。元同省障害保健福祉部長(57)=退職=から対応を指示された当時の企画課長、村木被告が、係長の上村勉被告被告(39)に「『実体のない団体かもしれないが早く出してあげて』などと指示し、同年6月に偽の証明書を発行した」

 これが、検察側が描き出した事件の構図だが、関係者や共犯者の供述にブレがないことが、検察側の自信の根拠になっている。

 起訴後の会見では、証明書は低料第三種郵便物の認可を受けるために必要不可欠で、社会的に極めて信用性が高いものだった▽必要な一切の審査書類がないまま発行された▽障害者団体として活動実体がない団体と知りながら証明書を与えた−などと指摘し、今回の事件の悪質性を強調した。


 村木被告は逮捕2日前の金曜日の夜、ごく親しい知人女性4人と一緒に酒を飲んだ。村木被告の事件への関与を示す報道が激化する中での会食だったため、当初は重苦しい雰囲気だったが、村木被告は「いろいろ言われているけど、私はまったく身に覚えがないのよ。だからみんな安心して」と明るく振る舞い、自身のことよりも自らが中心になって国会に法案を提出した改正育児・介護休業法のことを心配していたという。“冤罪”であることを確信していたのか、それとも“犯罪”を隠し通す自信があったのか…。

 検察関係者はいう。「事情聴取で凛の会メンバーと接触があったことを認めた上で、理路整然と偽造の意思がなかったことを説明されるとやっかいだった。むしろ『まったく記憶にない』と主張したので逮捕に踏み切れた。それだけ証拠はそろっているということだ」。


http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090718/crm0907180801003-n1.htm
 

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