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(回答先: 県民も政党もそっぽ 東国原知事地元での「凋落」(J-CASTニュース) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 7 月 17 日 23:06:44)
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?blogid=5&catid=15
社説
知事衆院選断念
2009年07月17日
県民の信頼回復には程遠い
東国原知事は、次期衆院選の自民党からの出馬を断念した。古賀誠選対委員長から要請を受けて以来、同党内の混乱や国政、県政へ少なからず影響を与えた“東国原劇場”は知事続投で収束する。
「今後は知事の立場で地方分権を推進する」と意気込むが、県政に残ることになった知事には「いばらの道」が待っている。
任期半ばでの転身問題で県民には不信感が広がり、県政を軽んじる知事の発言などから県民との間に深い溝も生まれた。
これから知事が失った信頼を取り戻すには、県民の暮らしに寄り添う、地道でも“ぶれ”のない堅実な県政を進めるしかない。
■昨年来機会うかがう■
考えてみれば県民は、昨年秋から知事の国政転身をめぐる言動に振り回され続けてきた。
この間、「知事の任期を全うすべき」などとする意見が大勢を占め、任期途中での転身には反対の声が強く、全国の世論調査でも同様の傾向を示していた。
にもかかわらず、知事はことあるごとに国政への機会をうかがい、知事自身がもっとも重んじていたはずの「県民の意向」に沿わない立場に立ち始めていた。
知事の「地方のため、宮崎のため地方分権を推し進め、国の在り方を変えたい」という理念はもちろん県民も理解できる。ただ、分権推進には国政だけでなく地方からの効果的で、重要なアプローチも当然ある。県民はそれを強く知事に求めていたのだ。
それは2年半前、知事選に立った時の知事の「宮崎をどげんかせんといかん」との熱い言葉に、大きな期待を寄せた県民との約束でもあったのではないか。
■任期全うはなお不明■
今回の“東国原劇場”では失ったものが大きい。
まず自民党は、知事擁立劇が世論の反発を買い、地方選挙で大敗という裏目に出た。しかも党内の混乱は深まり、総選挙間近にもかかわらず、政権選択の対象となる体を成さず、信頼を失った。
何より県政へのマイナスの影響が大である。県民の知事への失望の声が相次ぎ、県職員からは「知事は県庁内部には関心がない」との冷ややかな言葉を聞かされるなど、まさに憂うべき事態だ。
こうした批判に知事はメディアの伝え方を批判、「誤解が誤解を呼んだ」というが、それは筋違いである。昨年来、転身への意思を知事は常に明快に語らなかった。一方で発言への世論の反発に対して、後から微妙に修正を加えるのも知事は得意である。
今回も「県政に全身全霊、邁(まい)進する」と言うが、なおも残り任期を全うするかは明言しない。そうした知事のあいまいな態度から県民の不信感が生まれた。批判は批判であり、誤解ではない。
耳障りな声にも真摯(しんし)に耳を傾ける度量がほしい。そうした姿勢がなければ県民は知事から、県政から遠のくばかりだ。
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