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2009年7月16日 (木)
総選挙に怖気づく人々の見苦しい悪あがき
7月16日付日経新聞1面記事。「選択09衆院選」3回シリーズの最終回。
見出しは、
「民主、追い風の危うさ」「やまぬバラマキ圧力」
日経新聞は7月13日朝刊1面トップで、キリンとサントリーの経営統合を伝えた。
本来、1面トップは「都議選自民惨敗・民主圧勝」のはずだったが、日経新聞はこのビッグニュースを脇に追いやった。
日経新聞は小泉政権を全面的に支援し、その後は、日経新聞出身の中川秀直氏を支援している。
テレビ朝日は小泉一家を全面支援しているように見える。北野たけし氏は、社命を帯びてその役割を担っているのだろう。北野氏は先日の放送で、自分が二度事故を起こしたがテレビ朝日が自分を使ってくれた。テレビ朝日はプロダクションの社長を怖がったのかも知れないと述べた。
「TVタックル」と「サンデープロジェクト」の偏向ぶりは突出している。
産経新聞の小沢一郎民主党代表叩きは激しかった。私への攻撃も激しい。
日本テレビ系列で辛坊治郎氏が仕切る番組も自民党清和政策研究会に偏向している。かつて私も出演していた読売テレビ番組「ウェークアップ」には、多種多様なコメンテーターが出演し、自由闊達(かったつ)な論議が行なわれたが、小泉政権の時代に番組は全面的に刷新され、自民党御用番組的な色彩を強めた。
NHK日曜討論では、政治部の影山日出夫氏と島田敏男氏があからさまな自民党贔屓(ひいき)の司会進行を行なってきた。
NHK出身の池上彰氏は民主党が鳩山由紀夫氏を新代表に選出した際、フジテレビ番組「サキヨミ」で、「民主党は愚かな選択をした」と言い放った。
全国ネットのテレビ放送局はNHKを含めて6社あるが、その実態が上記の通りである。
時事通信解説委員長の田崎史郎氏も、民主党攻撃の姿勢が鮮明である。
政権交代が実現する際には、偏向報道の総検証と関係者の一掃が急務になる。メディアの民主化、政治からの独立は、民主主義を機能させる上で、極めて重要な要素になる。
自民党の内紛。
昨年9月にお祭り騒ぎの総裁選を実施して、7割の自民党国会議員が麻生太郎氏に投票して、総選挙時点から4人目の自民党総裁、内閣総理大臣を選んだ。それから、1年も経たないうちに、麻生氏を首相から引きずり降ろそうと活動している人々がいる。
安倍晋三氏、福田康夫氏は、政権を放り出して非難の集中砲火を浴びた。
麻生太郎氏は、「決して逃げない。自分の手で解散、総選挙を実行する。」と発言している。政権を無責任に放り出した前任二人とは異なって、「絶対に辞めない」と言っているのに、今度は「絶対に辞めない」と言っている麻生首相を、自民党議員が「絶対に辞めさせる」と躍起になっている。
小泉元首相に対する「偉大なるイエスマン」を自認していた武部勤氏は、次のように発言した。
「麻生首相が一番問われているのは徳がないということだ。人を愛する心、謙虚な心、恥を知る心、それから、正しい判断をする心(が問われている)」
麻生首相も、さすがにこの人にだけは言われたくないと思っているのではないか。2005年9月の郵政民営化選挙。武部氏は堀江貴文氏の応援に入り、「私の息子です」と絶叫した。その後、ライブドアが摘発されても、他人事のように振る舞った。武部氏が「恥を知る」とか「徳」などの言葉を知っていたことがわかり、驚いている人が多いのではないか。
昨年9月に、自民党議員は麻生太郎氏を神輿(みこし)にかついだ。この神輿は、総選挙で戦うための神輿だ。
みんなでかついでいるうちに、雲行きが怪しくなってきた。すると、一人二人、三人四人と、神輿のかつぎ手が神輿から離れ始めた。
この人たちは、神輿にかつぐ人を変えれば、総選挙に勝てると考えているのだろうか。神輿のかつぎ手が減り続ければ、神輿は落下してしまう。自民党の崩壊だ。
昨日付記事
「江戸幕府末期症状の自民党と古賀氏辞意の背景」
に記述したが、都議選における政党得票率は衝撃的な数値である。もう一度掲載しておく。
1996年10月20日総選挙
自民 得票率33% 議席239
新進 得票率28% 議席156
2005年9月11日総選挙
自民 得票率38% 議席296
民主 得票率31% 議席113
(得票率はいずれも比例区のもの)
に対して、本年7月12日の都議選では、
自民 得票率26% 議席54
民主 得票率41% 議席38
だった。都議選は中選挙区制なので、議席数の開きが小さいが、この得票率を総選挙にあてはめれば、衝撃的な議席数が得られることになる。
与謝野氏は都議選結果に衝撃を受けたのだと思われる。
両院議員総会開催を求める署名に与謝野馨氏と石破茂氏の現職閣僚が名前を連ねたことが衝撃を与えていると報道されているが、客観的に見れば、与謝野馨氏が、総選挙での敗北リスクに怖気(おじけ)づいたとしか見えない。
政治家としての覚悟と潔さに欠けている。状況を見定めて、じたばた騒がずに信念を持って進むのが、「徳のある」行動ではないのか。
麻生太郎氏を選んだのは自民党国会議員なのだ。その自民党の政治に対して、主権者である国民が厳しい審判を下しつつある。自民党の責任を直視しようとせず、古賀選対委員長のタレント候補起用や、麻生首相の資質を批判するのは筋違いであると思われる。
民主党を中心とする野党は、主権者である国民の幸福を追求する政治を、責任をもって実現する必要がある。来年夏に参議院選挙がある。参院選までの1年間に、国民が評価できる実績を残せば、参議院選挙に勝利でき、衆議院の任期4年間をフル活用できる。
リスクは慢心にある。これから総選挙当日までが、もっとも気を引き締めなければならない期間である。
次期総選挙に向けての三大戦術
@投票率を最大限高めること
A政権交代推進勢力に投票を集中すること
B「偽装CHANGE新党」が結成されても、決して「偽装CHANGE新党」には投票しないこと
を、しっかり有権者に浸透させ、政権交代を推進する野党連合による勝利を必ず勝ち取らねばならない。
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