★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK67 > 291.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 自民党大惨敗させよの世論 総選挙巡る本紙記者座談会(長周新聞) 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2009 年 7 月 15 日 09:08:03)
歴史的な、または、国際的な視点が欠けているように思います。
明治維新以来、日本の政治の核は、どう欧米と渡りあって行くかにありました。長い鎖国状態からペリー率いる黒船艦隊の来襲を受けて、どう対応するかとなったとき、時の江戸幕府は徹底的な情報公開をし、国民総出で対応策を考え、その結果が明治維新につながったのです。日露戦争から太平洋戦争敗戦につながる日本の失敗は、ある意味、世界情勢に関する情報を国民に隠していたことが大きな原因です。日本国内では財閥が形成され、財閥による庶民の、特に農村の人々に対する苛烈な収奪が行われていました。しかし、その収奪を正当化するために、財閥の形成が日本の近代化に役立っていて、欧米に負けない国力が形成されていると宣伝したわけです。これが、民意を誤らせ、戦争肯定の世論作りにつながっていった。盧溝橋事件だって、当時満州に進出していた財閥系企業幹部が陸軍にけしかけてやらせたと言う説があります。
この5,6年の日本の政治状況は911の事件からほぼ始まったと言えるアメリカ軍産複合体によるあからさまな世界植民地計画に日本がどう対処していくかという政界内部の争いであったと思います。911テロが起こった当時の首相は小泉純一郎でした。そして、2001年4月、自民党総裁選で小泉純一郎が叫んだ言葉は、「自民党をぶっ潰す」でした。社会の閉塞感に悩んでいた庶民は小泉純一郎なら政治を変えるはずだとこぞって支持したわけです。しかし、彼がやったことの大部分は、自民党をぶっ壊すと言うよりも、日本をあからさまなアメリカの植民地とすることでした。小泉純一郎が仕掛けた郵政選挙で自民党はぶっ壊れるどころか史上空前の多数派となったわけですが、自民党に投票した市民は改革派という単なるイメージに振り回されていただけでした。
今の自民党への逆風、そして民主党支持の動きというのは、ある意味、小泉政権時代の小泉支持旋風に似ていると思います。個々の政治的課題についてどう解決していくのか、その明確な手段が示されていないのにもかかわらず、自民党以外ならどこでもいいという感覚で人々が動いているように感じます。自民党退潮自体が仕組まれたものであり、人々が良かれと思って民主党へ投票することが、実際はより社会を悪くすることにつながっていくのではと危惧します。
日本のもっとも大きな課題は、エネルギー資源をどう得ていくかにあります。新興国の進出に伴い、石油などの資源は今後、また、大幅な値上がりをするはずです。エネルギー自立をどう果たすか、それについての明確な政策を掲げない改革は、単なるごまかしに過ぎないはずです。
太陽光発電にしても、風力発電にしても、コストに比べて出力が低すぎ、また、天候次第で発電量が変わってしまい、民生用にしか使えないのが現状です。工業用に使えるエネルギーとしては、地熱発電しかないのです。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK67掲示板
フォローアップ: