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(回答先: 古賀選対委員長辞任、解散前夜「麻生丸」から離脱か(保坂展人のどこどこ日記) 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 7 月 14 日 21:56:13)
【衆院解散】古賀氏辞意で自民に波紋 麻生降ろし、沈静化の兆し【産経】
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090714/stt0907142156016-n1.htm
2009.7.14 21:49
東京都議選惨敗と麻生太郎首相の「解散宣言」を受け、自民党の余震は14日も続いた。内閣不信任案否決により、「麻生降ろし」は沈静化の兆しをみせているが、衆院選の司令塔である古賀誠選対委員長の突然の辞意表明の衝撃は大きい。首相はなんとか慰留する考えだが、「日替わりメニュー」と化した内紛劇は、有権者の自民党離れを加速している。
(加納宏幸、水内茂幸)
■衝撃の辞意表明
「地方選挙の敗北の責任は幹事長ではなく、私にある。辞めさせていただく」
14日昼、国会内で開かれた自民党総務会で、古賀誠選対委員長のドスの効いた声が響いた。会場が静まりかえる中、隣に座る細田博之幹事長が「まあ、まあ」と慌てて取りなしたが、古賀氏は無言で退席し、戻ってくることはなかった。
この日の総務会は、開始前から異様な雰囲気に包まれていた。佐藤ゆかり衆院議員ら総務ではない若手5人が続々と集まり、加藤紘一元幹事長が「簡単に衆院解散が決まったことは納得できない」、武部勤元幹事長らが「都議選惨敗の重大な責任は執行部にある」と相次いで執行部を批判。総務会を紛糾させることが狙いなのは間違いなかった。
古賀氏は堪忍袋の緒が切れたのか。それとも自ら首相の防波堤になろうとしたのか。もっと深い狙いがあるのか…。古賀氏は真意を明かしていないが、記者団に落ち着いた様子でこう語った。
「私が辞めるのが当たり前のことだ。だが、条件が一つある。麻生太郎首相が決めた日程に従って選挙をやることだ」
衆院解散が迫る中で、衆院選の司令塔が不在となることへの波紋は大きい。加えて首相と同じ旧宮沢派の流れを組む第3派閥・古賀派の後ろ盾を失うことにもつながる。
細田博之幹事長や菅義偉選対副委員長らが慰留したが、古賀氏は聞く耳を持たず、黙々と選対委員長室で私物の整理を始めた。
首相は14日夜、記者団に「辞表を受理するつもりはない」と断言し、細田氏らに古賀氏の慰留を重ねて指示した。
■反麻生にも冷たい視線
古賀氏の突然の辞任表明は、反麻生勢力の動きを封じる効果はあったようだ。
総務会後に開かれた自民党代議士会。首相は紛糾を覚悟したのか、厳しい表情で会場入りした。
「一連の選挙での自民党への厳しい批判を、われわれは謙虚に受け止め、反省し、総括してきちんとして対応していく。その方法については幹事長に一任している。われわれはいま戦わねばならん。戦う以上はまとまらねばならん。不信任案には粛々と対応し、自民党の力をみなさんと一緒に作り上げていきたい」
反省の弁から始める作戦は奏功したようで、会場から大きな拍手がわいた。
だが、この直後緊張が走った。反麻生勢力のリーダー格である中川秀直元幹事長が挙手したのだ。
「民主党を利するような解散には大いに異論がある。東京都議選の反省の上に立ち、自由民主党の人心一新が必要だ。両院議員総会で議論したい」
首相は中川氏をキッとにらみつけた。ここで中川氏の発言に同調の声が相次げば、首相は一気に追い込まれる。だが、拍手はまばらで「バカ言うんじゃないよ!」「何やってんだ!」とヤジが飛んだ。
退陣要求しながら内閣不信任決議案に反対する行動に理解は広がりにくい。直後に開かれた衆院本会議で、中川氏が青票(反対票)を投じると野党席から「もう麻生降ろしはできないな!」とヤジ。中川氏も苦笑いを浮かべるしかなかった。記者団には「明日から審議拒否する民主党に不信任を出したいという気持ちで最初から否決と思っていた」と釈明した。
■自信示す執行部
自民党執行部は、こうした反麻生勢力の不満に耳を傾けようと、週内にも両院議員総会かそれに代わる集会を開く方針だ。麻生首相も出席して都議選の敗因について説明する意向を示しており、15日朝に党内各派の事務総長が会談して細部を詰める。
こうした「ガス抜き」の場を設けるのは、党執行部の自信の表れともいえる。解散が目前となれば、衆院議員は地元に張り付けとなる。公明党も8月30日の投開票に納得しており、選挙協力を得るためには反執行部的な動きは障害にしかならない。「騒いでも週末が限度じゃないか。それ以上は広がらない」(党幹部)というわけだ。
14日朝の役員連絡会でも武部氏らが「都議選の総括もなく何のための解散か分からない。このまま選挙戦に突っ込んでいいのか」と、執拗に首相の責任を追及したが、大島理森国対委員長が「公明党とも日程を調整した。任期満了まで時間はないのだ」とピシャリと言い渡すと、反発はそれ以上広がらなかった。
「解散直前まで鳩山由紀夫民主党代表の献金虚偽記載問題を追及するぞ」
大島氏は衆院本会議場で同僚議員に耳打ちした。「もはや敵は民主党だけ」というわけだ。
だが、不穏な空気は一時的に沈静化されただけで、党内の路線対立はなお根深く、不満が解消されたわけではない。マグマはなお沸々の煮えたぎっている。次は何を契機に吹き出すのか。
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