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昨日は、東京に「自公政権・石原知事」への突風が吹いた。東京都議会議員選挙(定数127議席)で自民党は 38議席と大敗、公明党は23議席と全員当選を果たしたものの民主党は54議席、共産党8議席、東京・生活者ネットワーク2議席と、民主党が都議会第1党を確保し、与党は過半数を割った。社民党は大田区と練馬区で2人の公認候補を擁立したが、残念ながら議席獲得に至らなかった。「政権交代」望む大きな波の中で、「格差是正」や「雇用の平等」などの実現に力を注いできた社民党の役割と存在価値を、しっかり発揮出来るような訴えを続けていきたい。 今回の東京都議会議員選挙は、昨年の9月から「解散・総選挙」をダラダラと先延ばしにして度重なる「補正予算」で延命策を講じてきた自民・公明連立の麻生政権に対して、有権者の間に高密度に蓄積されていた「怒り」が爆発したという側面が強いと思う。同時に、「小泉劇場にだまされた」と感じた人たちが、後期高齢者医療制度に怒り、障害者自立支援法に憤り、また年末年始に「派遣村」が登場するような雇用の不安定化に「堪忍袋の緒が切れている」状態だった。石原都政は、小泉劇場の欠陥を修復する役割を果たさなかった。「弱肉強食・優勝劣敗」の勝ち組オヤジ的な石原慎太郎知事は、医療・介護・福祉でのセーフティーネットの充実という仕事よりも、「新銀行東京」「築地市場移転」「外環道」「オリッピック開発」といった大型開発プロジェクトに重きを置いてきた。昨日の東京都議会議員選挙で問われたのは、長きにわたって「こんな時代」「こんな社会」を形成した国政・都政の与党の政治に対する「NO」―「レッドカード」(退場通告)が示されたのだ。 私たち野党は、衆議院に内閣不信任案を提出し、また参議院で問責決議案を提出することで、「解散・総選挙」の手前で足踏みしている麻生政権に「最後通告」突きつけようと準備の手はずを整えてきた。ところが、内閣不信任案の提出を前に総理官邸で動きがあったというニュースが流れてきた。 麻生総理が来週21日にも衆議院を解散し、8月30日投開票で総選挙を行うと決断して、自民・公明の与党幹部がこれを受け入れたという。「麻生降ろし」の激流が本格化する前に、与党内で忌避される8月上旬総選挙を避けて月末にすることで「解散」の流れを加速させようということだろう。自民党内でさらにゴタゴタする可能性もあるが、9月10日という衆議院議員の任期満了が迫っている以上は、いい加減に観念してもらいたい。だいたい「ずっと政権与党」などという政党は近代民主政治には似合わない。有権者からの審判で政権を失って下野しても存続する政党に脱皮してほしい。社民党も11年前に、橋本連立内閣から政権離脱して野に転じて、苦労しながらコツコツと仕事をしてきた。政権交代は当たり前の話で、これまでになかったこと自体が異常なのだ。 次の総選挙の舞台として戦う予定の杉並区(東京8区)で、私は4人の都議選候補を応援した。田中良候補(民主)が1位、門脇ふみよし候補(民主)が2位、福士よし子候補(無所属)が6位で計3人が当選した。坪井まり候補(生活者ネット・民主党推薦)は次次点で残念ながら当選できなかった。今回の都議会議員選挙での4人の得票を合計すると12万票を超えて、自民・公明の7万6千票をはるかに上回る。もちろん、都議会議員選挙の得票数が、そのまま総選挙にスライドするという単純な話ではない。とは言っても「民意の動向」として大きな指標となるのも、事実である。 内閣不信任案が提出され、国会審議も止まる。いよいよ、待ちにまった解散・総選挙がやってくると思うと厳粛な気持ちになる。国会議員として、質問し、提案し、行動してきたことを全て有権者に伝えるのは難しいが、出来るだけ立体的かつわかりやすく説明する責任は私の方にあると思っている。 さあ、「政権交代」をかけた本格的なたたかいに、出発の時がきた。『どこどこ日記』の読者の皆さんにも、ぜひバックアップをお願いしたい。 |
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