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9時ごろにNHKの選挙特集サイト見たら自民7:民主41ぐらいになってて何事かと目を剥いたが。
終わってみれば、自公61:民主54の妥当な結果である。
マスコミは自民大敗などと書きたてているが、それは面白おかしくあおっているだけ。
現実的には麻生政権にとっては最小のダメージである。これで当面の麻生おろしは小休止になり、任期満了への道は順調に拓けたというべきであろう。
さて、個別的な選挙結果の内容を。
まず。
「民主党は、他の野党の票を奪ったに過ぎない」
一番割を食ったのが共産党である。現職が軒並み討ち死に。完全に二大政党の間で埋没した形である。
「公明党、鉄壁」
恐るべし公明党。全員当選。
特に民主が躍進して最後の議席を自民党と争う場面では、自民候補に全勝である。なんたる強さ。
「大田区の笑える現実」
今回の選挙の本質が如実に表れているのが大田区である。ここは爆笑出来る結果であるので、ぜひデータをご自分でチェックいただきたい。
トップ当選>民主新人31歳
2位当選>民主新人34歳
落選>民主現職64歳(労組)
落選>民主現職56歳
あまりに分かりやすいwww
要するに、この選挙の本質は「現職は全員連帯責任とって辞めろ」である。
すなわち、民主主義における投票の原則「現状に満足しているなら現職、不満ならそれ以外」に忠実に有権者が行動した結果でもある。
これは一番自然、かつ戦略的に合理的な投票行動である。むしろ政策がどうこう、政党がどうこうで選ぶ方が不自然なのである。
なぜなら、一見魅力的な政策であっても結果としては国益になることもあるし、その逆もたくさんある。有権者が政策を評価などしても、はっきり言えば有害無益である。
有権者が選ぶべき基準はたった一つ。「現状が上手くいっているなら変えない」「不満なら変える」これだけである。(ちなみに、これはゲーム理論における投票行動の最適解である)。
日本の民主主義が成熟しつつある証左でもある。日本始まったな。
ちなみに、ほとんどすべての選挙区で、年齢が若いほど上位で当選しているという傾向が共通して見られる。
この選挙を総括するならば、民主旋風ではなく「若者旋風が吹いた」というべきであろう。
++++++++++++++++
とまあ、前置きはともかく。
中選挙区制というのは、敗北者に優しい制度である。野党を優しく存続させて、議会を平穏に維持するシステムでもある。
これがもし小選挙区のWinnerTakesAllルールであったら、文字通り自民党は壊滅である。圧倒的多数の選挙区で、民主がトップ当選しているのだから。
解散できないね、これじゃ。
来年の参院選まで、自民党って存在しているのかなあ・・・
http://strangequarks.iza.ne.jp/blog/entry/1128575/
ショートコメント:
あれれ、こないだ投稿した投票行動のまんまになったってことかい?
【都議選】都議会民主党は「保革混在」なので注意しよう。【結構、重要】
http://www.asyura2.com/09/senkyo66/msg/1175.html
しかしまあ、なんでまた26才だの30代前半だの・・・・やたらと若い。
若ければいいってワケじゃないが、・・・突如として「若者候補」旋風ですか。
そういう、さいたま市長選とか横須賀市長選とか、ぜんぶ若いのばっかりだな。
(ただし、男性ばっかりで女性がいないのは残念。。)
東京都民は「B層返上」か!?
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