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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090726-523396.html
逆風の麻生太郎首相(68)が、自らまいた種でさらに窮地に追い込まれた。25日午前、横浜市の会合で、高齢化社会に触れた際「高齢者は働くことしか才能がない」「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い」と、高齢者をからかうような発言をした。麻生氏は夕方、仙台市の講演で「誤解を与えた」と釈明したが、選挙戦に影響を与えるのは必至の失言だ。細田博之幹事長(65)も24日、失言を撤回したばかり。選挙戦中とは思えない緊張感のなさに、党内には不信感が広がっている。 麻生氏は25日午前、横浜市で開かれた日本青年会議所の会合であいさつ。高齢化社会の現状に触れ「日本は65歳以上の高齢者が元気。介護を必要としない人は実に8割を超える」と指摘した。しかし、その後が悪かった。「元気のある高齢者をいかに使うか。この人たちは、働くことしか才能がない」。さらに「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い。60歳、80歳を過ぎての手習いは遅い。働ける才能をもっと使えば立派な納税者。彼らが納税者になれば、日本の社会保障は全く違ったものになる」と述べた。 麻生氏は、活力ある社会へ向け、高齢者を労働力に活用する必要性を訴える中、これらのフレーズを使った。過去の街頭演説でも、高齢者に対し冗談めかした内容で笑いを誘うことはあった。しかし、この日の発言は、置かれた環境は1人1人違う高齢者に対する労働の強要や、からかいにとられかねないだけに、有権者の反発は避けられない。 まずいと思ったのか、麻生氏はこの日夕、仙台市の党宮城県連セミナーで講演した際、横浜での発言に言及した。「『高齢者は働くしか才能がない』という部分だけ、切り取られ(報道され)た。活力ある高齢者には社会参加してもらいたい、そういう場をつくるのが活力ある高齢化社会だ、ということを言いたかった」と釈明。「誤解を与えたようなので、ここで話をした」「私の父(太賀吉氏)も最後まで働くことに意欲を持っていた」と理解を求め、火消しに追われた。 この日は21日の衆院解散後、麻生氏にとって初の地方遊説。街頭にこそ立たなかったが、初めて握ったマイクでの失言。劣勢が伝えられる選挙戦で、自ら墓穴を掘った。24日には、細田氏が党の混乱を報じる報道にかみつき「国民の程度かもしれない」と発言、撤回したばかりで、若手議員の1人は「緊張感がない。信じられない」と、憤った。さらに「首相は何のために21日の両院議員懇談会で謝罪したのか。心から反省したようには思えない」(中堅議員)との声が相次いだ。 首相就任後、危ぶまれ続けた麻生氏の失言癖が、政権維持がかかった大事な戦いで飛び出した。野党の攻撃にさらされるのは確実で、党本部が進める麻生氏の地方遊説計画にも、影響を与える可能性がある。 |
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