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前回の投稿記事（「政権交代」の前哨戦、国境地帯の安全が争点の与那国町長選に注目せよ！）末尾近くで、次のような指摘を行いました。
〜〜〜引用再掲〜〜〜
町職員、それも「国境交流推進特命事務局長」よりわかりやすく言えば
町の「台湾事務所長」というポジションにあった田里千代基が名乗りを上げたのです。
彼の主張は単純明快、
「自衛隊絶対反対」
「台湾との交流拡大」「住民主体の行政の推進」による地域の活性化。
この主張は、
「自衛隊誘致による人口拡大」
「国策への協力見返りによる補助金拡大」を目指す現町長に対して
明確に争点を提示するものであり、
さらに当地の保革一騎打ち総選挙予定候補者は
「議員当選を果たしたら、住民のみなさんの意志に反して軍事押しつけをすることはあり得ない。
党の方針に反映できるように最大限つとめる」ことを確約して下さいました。
民主党内に存在する一部軍事オタクの議員諸君に対しても、
７月２８日告示・８月２日投票の与那国町長選の結果は
大きくその非現実性をあらわにすることになるでしょう。
〜〜〜引用終わり〜〜〜
これに関わる最近のニュース２題。
１）民主党の安保防衛政策転換〜「現実路線」という名の自滅行為
２）それの旗振り役であった浅尾慶一郎ネクスト防衛相の離党〜分裂立候補表明
２）は一応歓迎すべきニュースでしょう。
火事場泥棒的に連係をアピールした（ひと月後にはお二方ともその位置にとどまる保証がないにかかわらず、将来を拘束するような既成事実を作り上げたこと）
浜田防衛相ー外間町長の一連のパフォーマンスに
与那国側が応じた一つの目算が、
浅尾の存在にあったであろうことは間違いないと思います。
「政権交代」しても、軍事化の方向性は堅持される。
このヨミが見事に肩すかしを食ったわけです。
一方で１）の方針転換の持つ意味です。
ネット上での評価はほぼ定まっているでしょうが、
民主党お得意の腰の据わらなさの現れ以外のものであり得ない。
（ガソリン暫定税率然り、「政権担当能力」「現実的対応」の呪文によって
真摯に「政権交代」を臨んできた層に対する裏切りを重ねていることに気付かない）
今回、幾重にも町民を欺き、
ありもしない「将来の果実」に期待して
政権延命に手を貸そうとしている外間守吉現町長に対して
島の自立、町民の安心を守る立場から名乗りを上げた田里千代基の主張は
「軍隊によって人も土地も守られない」
「軍隊が守ろうとするものは自らの存在だけである」
というかつての沖縄戦によって得た教訓をしっかりと受け継ぎ
「ではどうしたら島の安全が守られるのか？」という問いかけに
実践をもって応えようとするものなのです。
今現地に置いては
過去見られなかったほどの激烈な選挙戦が繰り広げられております。
現町長側、自衛隊誘致派は
「大臣のてこいれ」をいただいて負けるわけにはいかないと、
あらゆる手段で田里陣営の切り崩しをはかっています。
是非とも全国の心ある諸君の力強い声援をお願い致します。
前稿に対する拙ブログへのコメントやＢＢＳへの書き込みは、
プリントアウトして現地への激励として届けています。
あさって２８日の告示、
８月２日投開票。
８月２日に判明する与那国町長選の結果が、
あるいは民主党に対して再度の政策見直しを迫る刃となってくれないか
楽観主義者どなんとぅの偽らざる気持ちです。
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